渡部典子のレビュー一覧

  • ネット・プロモーター経営―顧客ロイヤルティ指標 NPS で「利益ある成長」を実現する

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     良き利益は、劇的なまでに異なる性質を持つ。悪しき利益が顧客を犠牲にして得られるとすれば、良き利益は顧客の熱心な支持によってもたらされる。顧客が心から喜び、もっと買おうと積極的に利用してくれる場合に、さらにはその企業と取引するように友人や同僚に薦めてくれる場合に、企業は良き利益を獲得する。満足した顧客は実質的にその企業のマーケティング部門の一員となり、自分自プロモーター身の購入量を増やすだけでなく、熱心に紹介してくれる「推奨者」となる。悪しき利益への依存症を断ち切りたいと思う企業にとって正しい目標とは、推奨者を生み出し、良き利益につながり、成長を促進するような、高品質の顧客リレーションシップを

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    2022年09月17日
  • 両利きの経営(増補改訂版)―「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く

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    本書のエッセンスを一言にまとめると…探索と深化を両立させる「両利きの経営」がイノベーションを起こすには必要であり、トップのリーダーシップが重要、といったところか。某経営学の先生はクリステンセン氏のイノベーション理論を越えたと評している。確かにイノベーションのジレンマに対する処方箋ではあるのだろうけど、リーダーシップという属人性の強い要素に帰結しているので、誰にでもというわけにはいかないなというのが正直な感想。読み物としてはクリステンセン氏の本の方が面白いと思う。

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    2022年08月12日
  • 両利きの経営(増補改訂版)―「二兎を追う」戦略が未来を切り拓く

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    久しぶりのザ・経営書。
    イノベーションと言えば、クリステンセンさん世代(?)な私。有名な「イノベーションのジレンマ」を越えるには、クリステンセンさんの言うように新規事業担当を別組織にするだけじゃ既存の経営資源使えないじゃん?という問題意識から書かれている。
    しかし、結局は別組織にして、上が仕組みや文化でしっかり繋いでねというように読める。
    この手の経営書、以前は随分読み漁ったが、結局経営者次第じゃんと思えてしまって、しばらく遠ざかっていた。この本は訳が良いのか翻訳本にしては読みやすいし、事例も豊富で面白いんだが、やっぱり当時の感想を思い出した。学者さんが大企業を一括りにして語っている感が、マネ

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    2022年07月18日
  • トレイルブレイザー―企業が本気で社会を変える10の思考

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    Sales forceの創業者マーク・ベニオフの考えがよくわかる。イノベーションをコアバリューとするために職位を問わず全従業員に新しいアイデアを求め、その結果、顧客が企業に望んでいることと実際に実現可能なことのギャップが急速に解消されつつある。
    アイデアを柔軟に受け入れ、今を意識しながら、過去から学び未来を予測する。おかしいことにはおかしいと言え、正すための行動をおこせる。なかなか日本の企業からは出てこない有能なリーダーであると思う。

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    2022年05月28日
  • トレイルブレイザー―企業が本気で社会を変える10の思考

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    CRMで知られるセールスフォースCEO、マーク・ベニオフ氏の著書。

    移民の祖先を持ち、祖父や父をロールモデルとした成功より善行を良しとする考えは、白州次郎氏のノブレス・オブリージュに相通ずるものがある。

    偽善という人もいると思うが、何もしないより絶対いい。

    アメリカのさまざまな問題に逃げずに立ち向かう勇敢なCEOが経営する会社を、みんな応援したくなるはずだ。

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    2022年04月19日
  • NOKIA 復活の軌跡

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    海外の、特にNOKIAの近年の動向について全く知らない状態で読み始めたので、出来事の時系列などを理解するのに苦労した。古い慣習や成功体験に基づいた体制が時代にそぐわなくなり、変革を求められるということはNOKIAに限られたことではないと思うが、そこから淘汰されてしまうか生き残ることができるかは紙一重なのだなと感じた。話の規模が大きくマネジメントの層も非常に高い領域での話だったので、自分に生かせる部分はなかなか見つけられなかったが、世の中は盛者必衰であることを念頭に物事に対処しなければならないなと漠然と感じることはできた。

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    2022年04月11日
  • トレイルブレイザー―企業が本気で社会を変える10の思考

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    Salesforceの創業者マーク・ベニオフによる自伝、およびSalesforceが重視するコアバリューに関する主張。GAFAMやその他のIT企業とSalesforceの違いはまさにこの本の主張にあると思う。社会の中にあって利益を追求することを重視し、利益至上主義にならないように行動している。カリフォルニア、サンフランシスコ出身という出自の影響が大きいのかもしれないけれど、Salesforceの利用者が増えるとともにこの会社の理念も一緒に広まってくれたら、それは真にSalesforceという会社のビジョンを実現したことになるだろう。

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    2022年03月13日
  • トレイルブレイザー―企業が本気で社会を変える10の思考

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    セールスフォースドットコムの会長兼CEOのマーク・ベニオフさんの考えがよく分かる本。テクニカルな話よりもフィランソロピーが根本にあり、よりよい社会のために必要なマーク・ベニオフさんの考えがつらつらと書かれてある。salesfoceの考えがよくわかる一冊です。

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    2022年02月12日
  • トレイルブレイザー―企業が本気で社会を変える10の思考

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    セールスフォース・ドットコムのバリューは、信頼、カスタマーサクセス、イノベーション、平等。
    ステークホルダーの幸せを考えた経営を純粋に追求する姿勢が印象的。

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    2022年01月01日
  • トレイルブレイザー―企業が本気で社会を変える10の思考

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    これからの時代の企業はこうなのかと。
    確かなイデオロギーをもち社会問題の解決に真摯に取組む姿勢。
    政治、国、メディアが腐敗していく中、人間の善意はグローバル企業に宿ろうとしているのかもしれない。

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    2021年08月01日
  • トレイルブレイザー―企業が本気で社会を変える10の思考

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    明るい豊かな社会の実現
    片手間ではなく本気で向き合う経営者
    こうした流れになってきているように感じます

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    2021年07月21日
  • リバース・イノベーション

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    第一部でリバースイノベーションの概念を簡潔に説明し、続く第二部で事例を次々と説明することで概念の理解を促すという構成が良かった。とても読みやすい。

    途上国のニーズは先進国のニーズとはかけ離れていることや、途上国では超割安価格でそこそこ良い性能を持つ製品が求められていることなどは、本書から学んだ重要なことの一部である。そして、これらの主張から「ファクトフルネス」の内容を思い出した。世界の中心は欧米からアジア、アフリカに移っていくという同書の主張はリバースイノベーションの重要性を支持すると思う。一方で、同書は世界の大半が極度の貧困から既に抜け出しているとも書いている。本書が書かれた時代や、本書が

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    2021年05月20日
  • Personal MBA ― 学び続けるプロフェッショナルの必携書

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    カテゴリーごとに、キーワードが並んでいて、その解説が
    続くといった印象を受けました。相互の関連性とか、図解など、表現方法に工夫があれば、もっと良かったかと。

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    2021年04月02日
  • リバース・イノベーション

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    得るものが多かったというよりは思考が整理されて、自分の目の前の事象と対比して考えさせられることが多かった。

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    2021年03月31日
  • トレイルブレイザー―企業が本気で社会を変える10の思考

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    米国の巨大企業「セールスフォース」の創業者が、その企業理念について語った本。GAFAをはじめ、米国にはいくつもの新興巨大企業が存在するが、その創業者には型破りに個性的な人が多い。そのような人たちが、どのように会社を大きくしていったかの物語は、どれも興味深く勉強になる。失敗を繰り返しながらも、「社会貢献」を前面に出し、多くの人たちを納得させていくのがセールスフォース社の方針だが、大会社の創業者に共通するのは、へこたれない忍耐力と熱意だと思う。興味深い。

    「「第4次産業革命」が始まった過去10年間で、人工知能(AI)、量子コンピューティング、遺伝子工学、ロボット工学、第5世代移動通信システム(5

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    2021年03月15日
  • トレイルブレイザー―企業が本気で社会を変える10の思考

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    マークベニオフの、ひいてはSalesforceの思考と志向が良く分かる。
    しかし一貫性に欠け、統一性がない為分かりにくい。
    V2MOMのフレームワークは分かりやすい。

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    2021年03月06日
  • リバース・イノベーション

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    ネタバレ

    イノベーションとは、決して富裕国から途上国への一方通行ではなく、昨今は途上国から富裕国へのリバースイノベーションが当たり前のように起こっているという点を、当該理由(途上国と富裕国のニーズのギャップ)、マインドセット、ビジネスモデルの3つの視点で記載されています。
    全体的な印象としては、クリステンセンの繁栄のパラドクスの無消費経済に対するイノベーションに違い文脈という印象でした。

    ①富裕国と途上国でのニーズのギャップ
    「性能」「インフラ」「持続可能性」「規制」「好み」に必ずギャップが生まれるという論点がありました。途上国には、富裕国の製品の廉価版を提供しておけばOKという考えでは絶対に成功せず

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    2021年02月15日
  • トレイルブレイザー―企業が本気で社会を変える10の思考

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    20年前にはCSRとかメセナとかフィランソロフィーとか言っていたけど、こんな企業が出てきたのかと改めて驚いた。

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    2021年01月15日
  • トレイルブレイザー―企業が本気で社会を変える10の思考

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    著者はSalesforce.comの創業者であるマークベニオフ。

    ありがちなサクセスストーリーではなく、むしろ事業として成功した後に企業として果たすべき役割や、本当に大事にしなくてはいけないもの(コアバリュー)は何か?といった内容がテーマ。

    今後の企業は平等(宗教、性的嗜好、所得、etc...)やサスティナブルなど、社会的責任を果たすことが求められていて、それができなければ淘汰されていくという話。

    前に読んだムハマドユヌス「貧困のない世界を創る」と着地というか主張が近いなと感じた。面白かった。

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    2021年01月11日
  • NOKIA 復活の軌跡

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    ノキアのトランスフォーメーション実現にあたって、 最も重要な役割を果たしたのは、
    「起業家的リーダーシップ」
    「パラノイア楽観主義」
    「シナリオプランニング」

    事例が具体的でわかりやすく、臨場感をもって上記の重要性を理解する事が出来た。

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    2021年01月05日