渡部典子のレビュー一覧
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著者はドイツ人の経営学者で、専門が日本企業の企業戦略だという。
これだけでも非常にユニーク。
なぜ日本企業を選択したのだろうかと思ってしまう。
それだけに視点が面白いし、我々日本人には気が付かない良い面悪い面が指摘され、読後は視野が広がった感じもした。
他の国家は分からないが、今の日本は閉塞感に満ちている。
大きなポイントは、少子化・高齢化・急激な人口減少だと思う。
今まで経済大国の地位を確立できていたのは、人口が多かったことが大きな要因であるのは間違いない。
それも内需を前提とした経済活動だったために、人口が減れば、当然経済は停滞する。
人口減については後戻りできない点をとっくに過ぎており、 -
Posted by ブクログ
既存組織の中で新しいソリューションを開発・提供している自分にとって、どう振る舞うべきかのヒントが多い一冊だった。
成功事例は幹部の行動に焦点が当たるものが多く、中間管理職の立場では実行が難しいと感じる部分もあったが、だからこそ自分の影響範囲で何をするかを考えさせられた。
会社全体のありたい姿と、自分が取り組む事業の戦略的意図を重ねること。決裁者や幹部に必要な情報を渡し、部分的にでも仲間に引き入れること。自組織内では、探索事業に必要な価値基準を訴え続け、文化として根づかせること。戦略的意図から外れない範囲で、役割から少しはみ出して挑戦していきたい。 -
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縦割り組織の終わり、水平組織の始まり
2020年に書かれたとは思えないほど、今の状況を言い当てている本書。
本書はデータ統合に重点が置かれているが、今はAIをマジでビジネスの主役にするにはどうすればいい?っていう一歩進んだ論点になっている感じはする。詳しくは『強いAIによるAIファーストカンパニー』を参照のこと。
AIファーストカンパニーとは、データを中央集権的なプラットフォームで管理することによって、指数関数的な世界の変化に対応できるようになった組織のこと。具体例が、コロナ禍で爆速でワクチン開発した「モデルナ」。納得感ある事例だけど、その後モデルナどうなってるんだろう、、、
従来の縦 -
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旧態のJapan Tranditional Company型(JTC)に対し、昨今の一部日本企業の革新と跳躍をResolute JAPAN型(RJ:毅然とした日本)として整理・分析し、日本企業復活の源泉を探る。
元々海外書籍を日本版として出版しており、少し前に流行った手前味噌的「日本すごい!」系と違って、海外からどう見られどう賞賛されているのかを客観的に知ることが出来、日本人としては嬉しい。
事例研究としては興味深いのだが、RJ型の定義がバチっとしておらず、JTCvsRJは都度あるがvs米中印の比較がボヤっとしており、特定企業の一部分を取り上げて著者らの視点で「これがRJ型だ!」と謳っている面 -
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「『停滞する日本』ではなく、『変貌を遂げて再浮上する日本』に目を向け」ていて、日本人は悲観的すぎるのでは?と語りかけています。
どんな点で希望が持てるのか
なぜ日本は変化が遅いのか
いかに変革を進めるか
日本型イノベーションシステムへ
確かにいろいろ希望的な点をあげていて、そうなのかもと思うところもあるけれど、何しろ今の日本は変化のスピードが遅くて、希望的な変化な芽がでてきても、枯れてしまいそうでやっぱり悲観的になってしまいます。
他国の変化に遅れをとっているようで焦りがある中、
文化や価値観の違うアメリカのイノベーションスタイルを真似するのでなく、日本の文化や価値観にあったイノベーション -
Posted by ブクログ
ネタバレ内容の濃さとボリューム、翻訳された日本語という読みづらさで骨が折れた、、が勉強になった。
解説された方の講演を聴いたのをきっかけに読んだ本。
両利きの経営=探索と深化について、特に意識しないと進化だけになるのでとにかく価値を出すのは探索、総論的にはよく言われることだけど、それをかなり詳しく書いてある内容。
そして、成功させるためには企業内での団結、方向性を統一することが必要で、心に訴えかける抱負の浸透が重要というのは、「宗教的に理念の統一がされた組織は強い」と言われていることとの共通項を感じた。
終盤の具体的な成功事例は複雑で、経営幹部との関わりが希薄な立場からすると難しい内容だった。
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Posted by ブクログ
日本語版への序文
はじめに
謝辞
第1章 〈イントロダクション〉ビジネス再興
第2章 〈前提条件〉タイトな文化における企業刷新
第3章 〈背景〉日本の経済発展ー終身雇用を通じた安定
第4章 〈新・日本企業の戦略〉集合ニッチ戦略
第5章 〈インパクト〉グローバル・ビジネスにおける日本の影響力
第6章 〈マネジメントの変革〉ガバナンス・スチュワードシップ、役員報酬
第7章 〈ファイナンス市場〉プライベート・エクイティとM&A
第8章 〈ビジネス再興の実行〉行動様式の変革
第9章 〈雇用とイノベーション〉カイシャの再興
第10章 〈前に進む日本〉DXに向けにビジネス再興
解説 -
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