渡部典子のレビュー一覧
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・プラットフォームの全体的な目的は、ユーザー間でマッチングを行い、製品やサービス、社会的通貨を交換しやすくし、あらゆる参加者が「価値創造」できるようにすることである
・プラットフォーム・ビジネスは、自らが所有やコントロールをしていない資源を用いて価値を創造するので、従来の企業よりもはるかに急成長を遂げることができる
・ネットワークの成長の為に、片方のサイドの集客にお金をかけることもある(バーの女性無料は男性を引き込む効果がある)
・サイド交代:プラットフォームの片方にいるユーザがもう一方のサイドにいくことでプラットフォームが成長する(エアビーのゲストがホストを行う)
・プラットフォーム上で相互に関わり合うことは、生産者と消費者の間で「情報」「製品やサービス」何らかの形の「通貨」という3つのものを交換する。
・成功しているプラットフォームでは、組織化されていない市場を集約することでも、あらたな効率性を生み出している。市場の集約とは、プラットフォームが中央集権的な市場を提供し、広く分散した個人や組織にサービスを行うプロセスをいう。これまで場当たり的に取引を行っていたユーザーに、プラットフォームを用いて情報や権限を提供するのだ(たとえばインドのバス会社の情報をキュレーションして提供するなど)
・プラットフォームビジネスにとって、ユーザの登録や購入ではなく、ユーザの参加や積極的利用が顧客獲得の真の指標になる。ユーザをインタラクションに有機的に結びつける為に、プラットフォーム上で可能になるようなインセンティブが必要になる(マスよりもクーポン)
・プラットフォームは事後分析の支援も行い、フィードバック価値をもたらすことで、サービス品質の向上を支援できる
・オープン性にレベルで差別化する。ウィンドウズはSDKを無料で後悔し、多くの開発者を惹きつけて魅力にした
・エコシステムの優れた3つのガバナンス
1)ターゲットとする消費者の為の価値を常に創造する
2)自社に有利なルールへと力づくで変更してはいけない
3)公正な富の配分を超えて獲得してはいけない
・プラットフォームは、自分たちのリスクを最少化することよりも、むしろリスクのプール化や保険のような市場メカニズムを用いて参加者のリスクを軽減し、それによって全体的な価値創造の最大化を図らなければならない。優れたガバナンスとは、エコシステムのパートナーの健全性に配慮することを意味するのだ。(エアビーやウーバーの保証の例)
・片方のサイドの参加者が多くなりすぎないようにコントロールすることで(キャンペーンなどによって)、参加者の離脱を防ぐことができるため、参加者の比率には注意する必要がある
・最重要指標は至ってシンプルだーネットワークの全サイドの顧客のうち、正の価値を創出するインタラクションに何度も参加し、その頻度が増しており、満足している人がどれくらいイルカである。
・プラットフォーム企業は競争のルールをひっくり返し、経営の影響が企業の境界線の中から外へと移っている。このため、企業はもはや単独ですべての新しい機会をつかむ必要はない。エコシステムのパートナーがほかの機会をつかむのを手伝い、共同で生み出す価値をパートナー全員と共有することができる
・政府の規制機関の役割は、市場へのアクセスの原則を確立することよりも、事後の透明性の要件を確立し、実施することだ
・過度に情報の非対称性があった市場はプラットフォーム企業に機が熟している
・パイプライン型とプラットフォーム型の組み合わせ。パイプライン型(例えばパッケージツアーのような付加価値性の高い旅行商品)を集めたプラットフォームをつくる。事業の目的により、パイプラインのどこを切り取ったプラットフォームになるかが異なる -
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新幹線内で飛ばし飛ばし読み終えた。
リバース・イノベーションという名前に惑わされていたのだが、リバースに力点があるのではなく、新興国でのイノベーションにポイントがあるのだということが理解できた。いかに真剣に、ゼロから新興国対応に取り組むか、それにかかっている、というのが第一のポイントで、それを富裕国に活かすのは、その次。
扱う製品や事業を言い訳にしたくはないが、適する製品、適さない事業があるのではないかと思ってしまった。だからイノベーションが起きないんだな。
[more]
(目次)
【第1部】 リバース・イノベーションへの旅
第1章 未来は自国から遠く離れた所にある
第2章 リバース・イノベーションの5つの道
第3章 マインドセットを転換する
第4章 マネジメント・モデルを変えよ
【第2部】 リバース・イノベーションの挑戦者たち
第5章 中国で小さな敵に翻弄されたロジテック
第6章 P&Gらしからぬ方法で新興国市場を攻略する
第7章 EMCのリバース・イノベーター育成戦略
第8章 ディアのプライドを捨てた雪辱戦
第9章 ハーマンが挑んだ技術重視の企業文化の壁
第10章 インドで生まれて世界に広がったGEヘルスケアの携帯型心電計
第11章 新製品提案の固定観念を変えたペプシコ
第12章 先進国に一石を投じるパートナーズ・イン・ヘルスの医療モデル
終章 必要なのは行動すること
付録 リバース・イノベーションの実践ツール
ネクスト・プラクティスを求めて -
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「途上国で最初に生まれたイノベーションを先進国に逆流させる」
リバース・イノベーションの定義を本書ではこう綴っている。
ただし、これはあくまでも最終的な理想形であると考える。
多くの日本企業においては、途上国の需要(特に低価格による低所得者層の囲い込み)に、
ローカライズさせることに成功している企業は少ない。
まずは、このローカライズの実現に向けて、改めるべき日本企業の常識を学ぶ意味でも、
本書は大変意義深い内容になっている。
いくつもの事例が紹介されており、勝てば官軍の印象はあるものの、
このローカライズさせる考えはどれも同じ。
自身の今の仕事にもいろいろ当てはまる内容ばかりであり、良い勉強になった。
理想形である逆輸入を目指す位の勢い・考えがないときっと成功しないのだと思う。 -
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リバース・イノベーションとは、途上国で最初に採用されたイノベーションのこと。
このリバースイノベーションを興すための施策と戦略について、前半、分かりやすく語られています。
戦略は全部で9つ!
後半はその9つの戦略ポイントが活用されたリバースイノベーションの実際の事例をこれでもかというぐらい紹介してくれます。
ロジテック、P&G、EMC、ディア、ハーマン、GEヘルスケア、ペプシコ、パートナーズ・イン・ヘルス。
全体として、日本語訳も分かりやすく、かつ事例も分かりやすいので理解が進みます。
まず、リバースイノベーションについてです。
私たちが通常、考えている新興国対応については、グローカリゼーションとして定義されます。60ページに分かりやすく表としてまとめられています。
ぶっちぇけで言えば、先進国で投入した商品をダウングレードし価格下げして、新興国に投入してもうまくいかない。
新興国には価格だけでなく、新興国の独特のニーズや独自の環境があるため、それにマッチした商材の投入が必要という事。それを引き起こすイノベーションが必要という事になります。
普通に考えてみればそりゃそうですよね。
顧客のニーズが違うのに、いつかは新興国は先進国のニーズに追いつくだろうから、これ使っておけって言っている様な物ですものね。
そして、新興国で生まれたリバースイノベーションが逆流して、グローバル企業を脅かしていく。
これは、イノベーションのジレンマに似ていると思いました。
本書で解説している、グローバル企業がリバースイノベーションを引き起こすために必要な事については、以前に読んだ「ストラテジックイノベーション」で説明されていた内容に近いと思いました。
「ストラテジックイノベーション」では、大企業の中でどうやって新規事業を興すのかを具体的に記載されています。
その際にはニューコという新たな組織で、今まで経営資源をうまく活用しながら、今までの評価方法とは別の評価基準で事業を進めていく手段が具体的に解説されています。
本書でもグローバル企業が新興国で新たなイノベーションを興すために、LGT(ローカルグロースチーム)という別組織で、今までの経営資源基盤を活用し、グローバルとは別の独自の損益計算書を作り、事業を進めていく事が解説されています。
そして、これで成功した企業が今のグローバルを脅かす!
それに対する備えも企業は考えていかないといけません。
ジレンマとか言っている場合じゃないでしょうね。深い...
お勧め! -
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ネタバレ先進国のテクノロジーを新興国に浸透させるグローカリゼーションではなく、新興国でイノベーションを起こして、先進国に反映させるというリバースイノベーションの名著。
<メモ>
・富裕国と途上国の間にあるニーズのギャップ①性能のギャップ ②インフラのギャップ ③持続可能性のギャップ ④規制のギャップ ⑤好みのギャップ
・新しいソリューションは白紙の状態から始めるイノベーション
・リバースイノベーションは川上へ向かって逆流する。
・リバースイノベーション戦略の9つの重要ポイント
①単なる輸出ではなくイノベーションに取り組まねばならない
②機会を活用して、新興国イノベーションを他の貧困国、富裕層の取り残された市場、そして最終的に富裕国の主流市場へと移転させる
③新興国の巨人を自社のレーダーで捕捉し続ける。
④人材・権限・資金を成長している場所である途上国に移す
⑤リバースイノベーションマインドセットを全社的に養う。
⑥途上国ではグローバルとは別の独自の損益計算書をつくり、成長性に関する指標を重視した業績を別途設ける
⑦ローカルグロースチームは白紙の状態でニーズの評価を行う、ソリューションを開発する、組織を設計する。
⑧LGTが自社のグローバルな経営資源の基盤を活用できるようにする
⑨迅速かつ経済的に重要な未知の事柄の解明に注力し、リバースイノベーションの取り組みを統制のとれた実験として管理する。 -
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ネタバレビジネススクールに通わなくてもMBAで学べる内容を学ぶことはできる、と説く。一方で、この本を読んだらそれだけでビジネススクールに多額のお金と時間をかけて通う価値を得られるわけではないと釘も刺す。そりゃそうだ。
勿論ケーススタディなどは扱わないが、今後どんな分野をどう深めていこうかという指針にはなる。まさによりよい問いを立てるのに役立つ本。
でも、本が重たくて持って読むのが大変だった。
誰かのレビューにあったように財務と会計がすっぽり抜けているのはいかがなものか。
〈学びたいこと〉
①自分が今後すべきこと
②課題解決のための独習法
③幼少期からできること
①・CIAsとMEVO、フックを考える、CTA
・価格設定
・KPIをはっきりさせる
②下記の中にヒント
③
第2章 価値創造
〈反復のステップ〉
1、見る 2、観念化 3、推量 4、どれか 5、行動 6、測定→1に戻る
〈フィードバックの価値を最大化〉
1、友人や家族ではなく、実際の潜在顧客からフィードバックをもらう
2、自由解答形式の質問をする
3、心を落ち着けて、冷静さを保つ
4、話を割り引いて受け止める
5、潜在顧客に先行予約の機会を与える
〈人が考慮する経済的価値〉
1、効能 2、スピード 3、信頼性 4、使いやすさ 5、柔軟性 6、ステータス 7、美的な魅力 8、感情 9、犠牲
第3章 マーケティング
・一節や一文で提供するものの主要な便益を説明する「フック」
・一つの単純で明白な行動を取るよう顧客を導く「CTA(行動の喚起)」
第4章 販売
〈価値あるものの価格を裏づける方法〉
1、取替コスト 2、市場比較 3、ディスカウント・キャッシュフローと賞味現在価値 4、価値比較
〈購入障壁〉
1、コストがかかりすぎる
2、効果がない
3、自分には効果がない
4、また今度にしよう
5、難しすぎる
第5章 価値提供
・期待効果:品質=パフォーマンス−期待
第6章 ファイナンス
〈事業収入を増やす方法〉
1、顧客数を増やす
2、平均取引規模を拡大させる
3、各顧客の取引頻度を高める
4、価格を上げる
第9章 他の人々とうまく協業する
〈怒りや防御を誘発せずコミュニケーションを取る〉
1、事実を共有する
2、自分の言い分を放す
3、他の人々のやり方について尋ねる
4、暫定的なものとして話す
5、試してみることを奨励する
第11章 システムを分析する
〈KPIを確認する質問〉
・価値創造
どのくらい早く、そのシステムは価値を生み出しているか?現在の流入レベルはどのくらいか?
・マーケティング
提供品に注意を向けている人はどのくらいいるか?どれくらいの潜在顧客が詳細な情報の提供に対して許可を与えているか?
・売上高
どれくらいの潜在顧客が、実際の顧客になっているか?平均的な顧客の障害価値はどのくらいか?
・価値の配送
どれくらい速く個々の顧客に対応できるか?現在の返品状況や不満足度はどのくらいか?
・財務
利益率はどのくらいか?購買力はどのくらいあるか?財政的に十分な状態か? -
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◼︎定義:
・UQ:この会社を友人や同僚に薦める可能性はどのくらいありますか。
・優れた価値を提供しているか(理性)、良いリレーションがあるか(感情)
・推奨者−批判者
・推奨者を増やし批判者を減らす、それが正しい行いであるという想い
・単なる市場調査ではなくPDCサイクルのCでなければならない
・自らが他人に求めることを他人に行えリーダーは去る時に置き土産を残していくもので、それによってリーダーとしての軽重が計られる。
・悪しき利益:短しがんてき、顧客とのリレーションを犠牲にして稼ぐ利益。→批判者を増やすことにつながる、批判者は企業の成長を阻害する。
・感動を与えるためにより踏み込んだ工夫が必要
・成果報酬サービスにおけるNPSの経済性
・NPSを計測する目的→行動が5DNAに則っているかを確認する
・ロイヤリティの高い従業員がロイヤリティの高い顧客を作る
・顧客とのクローズドループを日々のリズムに組み込む(顧客からのFBへの対応スピードが重要) -
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新興国のイノベーションに着目した本書。とてつもなく可能性に秘めており、今後重要となる概念の一つになる本です。海外マーケット市場に参入する企業は必読だと思われます。
本書の前半はリバースイノベーションの概念の説明で残りが実際のグローバル企業の事例です。クリステンセンのイノベーションのジレンマに通じる刺激的な本で、挑戦的な本です。
実際にこのリバースイノベーションを実践するためにも、組織のコンセンサスが必要であるのと、このイノベーションを興すプロジェクトチームが必要となるという記載まで書いてあり、海外だけでなく、自社の組織内にも着目してるところが良い点だと思います。
苦労している日本企業の海外マーケットへの進出への一つの必要な戦力になるのではないでしょうか。 -
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リバースイノベーションとは、途上国向けに開発された簡易モデルが先進国でも採用され、既存の商品を駆逐していくような状態を指すのだと理解していたが、解釈がかなり違っていた。起業家や支援者、研究者など、イノベーションに関る人は必ず読むべき本だと思う。この本では「途上国」を対象にした事例をたくさんとりあげているが、自分の解釈では強烈なニーズが顕在化しつつあり、かつ購買力(=市場)があるエリアと考えた。先進国はいろいろな商品やサービスが溢れ、たいていのものは揃っており、イノベーションにつながるような商品開発は行いにくいのではないか。やはり 強い"Pain"に引っ張られて発明や開発、事業化が行われたほうが大きなインパクトにつながる気がする。そうすると、先進国ではそのようなイノベーションは起こりにくいのではないか。一方、先進国には当然日本も含まれるが、日本のなかでも「地方」では状況が違うかもしれない。これはよく考える必要があるので関連書籍を大人買い。
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【まっとうな自己啓発の「リファレンス」?】
「PersonalMBA」という、いろいろ可能性を感じるタイトルの本。
MBAホルダーや関連ビジネスに関わる方には、少し評価は低いようだ。
また、自己啓発意識の高い方には、ネタとして、いろいろなヒントがありそう。
実際に読んでみると、これは通読する本ではなく、リファレンスであり、
この中かた必要と思うテーマ詳細に関して、本やセミナーなどで補填していくのが一番いい使い方のように思う。
構成は、イントロの1章、既存のMBAや既存ビジネスの中にいる方には、納得の内容の2~4章(価値創造、マーケティング、販売、価値提供、ファイナンス)、メンタルモデル中心の7~9章(人の心を理解する自分と上手に付き合う、他の人々とうまく協業する)、システム思考中心の10~12章(システムを理解する、システムを分析する、システムを改善する)からなる。
この3ブロックで、どこが自分にとって必要か?もしくは、、3ブロックにわたって、どの項目が必要かを見定め、次にどんな本やセミナーなどのインプットをするか。読む人の“その後”のアクションによって、価値の分かれる本である。