あらすじ
新しい日本型リーダーたちが企業文化を変え、再び世界を席巻する!
ローソン、リクルート、ソニー、パナソニック、良品計画、旭化成、ANA、ロイヤル、AGC、オムロン、中外製薬、豊田通商、カインズ、横河電機、Zホールディングス、ルネサス エレクトロニクス、モノタロウ、日立製作所……
日米の気鋭の研究者が105社のトップに直接インタビューを実施。その理念と実践から、日本に胎動する新たなリーダーシップと着実に進む経営革新の深層を分析。復権へと躍動する日本企業の実像を描き出した話題書の日本語版。
本書を通じて提示する視点は、以下の通り。
◆日本の新しいリーダーシップモデルがもたらす優れたパフォーマンスとは。
◆そのモデルを特徴づける核となる原則と、それがいかに実践されているか、また、古いモデルとどのように異なるのか。
◆新しいモデルにより、株主価値と社会的責任、短期的な成果と長期的な成長、機敏性と安定性など、多くの場合に相反する複数の目標・課題のバランスをいかに取ることができるのか。
◆新しいモデルが、急速に変化するグローバルの環境においてどのようにイノベーション、レジリエンス、競争力を生み出していくのか。
◆マクロ経済停滞という環境下でも、なぜ個々の企業はこの新しいモデルを通じ、持続可能な発展を達成できるのか。
◆新しいモデルは、同様の課題や局面に直面する欧米他の地域のビジネスリーダーたちにどのような情報を提供し、インスピレーションを与えるのか。
◆日本の経営者、ビジネスパーソンは、改めて何を学ぶことができるのか。
原書名 RESOLUTE JAPAN:The Leaders Forging a Corporate Resurgence
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Posted by ブクログ
旧態のJapan Tranditional Company型(JTC)に対し、昨今の一部日本企業の革新と跳躍をResolute JAPAN型(RJ:毅然とした日本)として整理・分析し、日本企業復活の源泉を探る。
元々海外書籍を日本版として出版しており、少し前に流行った手前味噌的「日本すごい!」系と違って、海外からどう見られどう賞賛されているのかを客観的に知ることが出来、日本人としては嬉しい。
事例研究としては興味深いのだが、RJ型の定義がバチっとしておらず、JTCvsRJは都度あるがvs米中印の比較がボヤっとしており、特定企業の一部分を取り上げて著者らの視点で「これがRJ型だ!」と謳っている面があるので再現性の乏しさは否めない。
帰納的事柄を更に抽象化・一般化し強さの構成要素を特定できればより有益な内容になりそうだ。
Posted by ブクログ
とても良い本。個人的にはこういう学問があるのかという気もするが、池上先生なので間違いはない。真に長期的な経営というのは、これから求められるだろう。良書。
Posted by ブクログ
海外向けに書かれた日本企業の強さの秘訣。当たり前のことが多い。以下気になった点。
・営業利益は2012から2022で2倍
・リゾリュートジャパン 毅然とした
・現場ウォーク
・同族企業 韓国50 東南アジア70日本10
・外部CEO アメリカ20欧州25日本3
・リーダーシップとは矛盾をマネジメントすること
・感謝称賛を上から下、使命感を下から上
・新任CEO 米国54欧州41日本60
・150年前の明治維新の頃、日本の人口の90%は農村部に住み80%以上が農業に従事していた。大多数の国民が強い横のつながりと地主との縦のつながりを特徴とする地域社会で暮らしていた。その結果、この2つの特徴が文化的要素となり、外部に対する団結と上意下達と言う企業カルチャーにつながっていったと言われている。
・最も重要なリーダーシップは将来のトレンドや発展を俯瞰し変化への感度を高めること
・内向きな思考を取り除く
・トレンドを理解し、変化を予測し、ビジョンを策定する
・いや、しかし、でもといった言葉を使わないことを社員に求めた
・ソニー平井、インサイドアウトからアウトサイドイン
・取締役会の最大の意思決定は経営者の選任
・歴史的な視点を持つ
・上司の人間的な魅力 人間力
・自分の子供を働かせたいか
・日本の大手企業の80%が中計 米国は7% 2015
・価値観のアップデート 安い方が良いからの変化
インバウンドへの対応
・多くの企業では、ゲートウェイプロセスと事業創造の方法論が混同されている。ブルーオーシャン戦略は適切に活用すれば、一定の確率で新市場を創造できる方法論だが、日本国内では必ずしも正しく理解されていない。
・信じたい情報ばかり探す確証バイアスや、たいした事はないと思い込む正常性バイアスが作用しやすく、想定外のリスクを予見することが難しくなる。想定しきれないことが存在することを自覚することにある。