國貞克則のレビュー一覧
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今まで読んだマネジメント、リーダー論の本のなかで一番しっくりきた。
組織には3つの役割、4つの機能がある。
◆3つの役割
1. 目的と使命を果たす
2. 生産性をあげる
3. 社会的責任を果たす
◆4つの機能
1. マーケティング機能
2. イノベーション機能
3. 経営管理的機能
4. 利益の機能(成果測定機能)
マネジメントに必要な5つの要素は
1. 目的・目標・価値観の共有
2. 個々の責任とコミュニケーションを基盤とした組織と一体化
3. 強みを活かす(何ができるか)
4. 成長(教育・訓練・学習・自己啓発)
5. 成長の評価
仕事をする上での目標設定、仕事の動機や意義づけ、 -
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ドラッカー経営学の実践事例にフォーカスした良解説書。
仕事のバイブルと出会えました。
ドラッカー経営学によりV字回復したA社を事例に、よりビジネスサイドに近い視点からドラッカー経営学を学べる一冊。
ドラッカーの言葉は知識労働の時代において、原則といえる言葉しかない。
それを國貞先生のフィルターを通じて、より我々に近い目線で学ぶことができる。
7つの習慣、好きなようにしてくださいと並ぶ良本に出会えて感謝。
自分をいい状態に保つために、読書の有用性を感じられたひと時であった。
【厳選word】
⚫︎水を飲むために生きている人間はいないが、水は生きるために必要不可欠。企業にとっての利益も同じ -
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財務3表(損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書)の動きや処理について、具体的な事例を挙げながら学んでいく。
『理解法』『分析法』では大局的な見方についての解説が中心であったが、この本では具体例や細部の例についての記載が多く、全体像を掴む→細部を理解するというシリーズのコンセプトに沿ったものになっている。『理解法』『分析法』の要点は本書でもおさらいしてくれるが、上2冊を一通り読んでから読み始めるのをおすすめする。
「後で解説します」と言っていた部分も、フラグ回収をきちんとしてくれる。最初の1冊目(厳密には3冊だが)にこのシリーズを選んでよかったと思える。 -
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ドラッカー入門の最適新書
本書を知ったきっかけは國貞さんの代表作
「財務三表一体理解法」
自他共に認める國貞さんの物事を構造化して、
全体像(森と木)を分かりやすく伝える力が最大限に集約されていた。
ドラッカーの言葉はなにより共感性が高い点が魅力だと初めて学べた。
その原点にあるのがドラッカーの最大の興味である「人間の幸せ」である。
ドラッカーの言葉は以下2点のように本質を突く。
・論理的に整理された本質
・論理では分からないがだれもが納得する本質
社会や企業を生き物として見る前提を持っていた先見には圧倒された。
企業の目的は顧客を創造すること。
基本機能は
マーケティングとイノベ -
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BS, PL, CS の基本的な要素、それぞれの表のつながり、会社と資本主義について、専門知識がまったくない状態でも読んで理解できる構成になっている。
ストーリーの記述は(とくに読み始めは)冗長とも感じるが、それだけ丁寧に説明されているということでもあり、本書の中で触れられる概念はすべて容易に理解できる。
本書は5部構成になっている。第4部まではストーリー形式で書かれていて、ストーリーでは会社の設立から1年後の決済と配当を考えるところまでが書かれている。最後の第5部では、第4部まででは説明が仕切れていなかった実際の財務3表の要素について書かれている。
内容はかなり優しく、3種類の数字の -
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ネタバレ2020年6月14日記述
財務3表実践活用法
國貞克則氏による著作。
2012年7月30日第1刷発行。
著者である國貞克則氏の略歴は
生年月日
1961年1月20日
出身地
岡山県備前市吉永町
学歴
1979年 岡山県立和気閑谷高等学校卒業
1983年 東北大学工学部機械工学科卒業
1996年 米国ピーター・ドラッカー経営大学院にてMBA取得
英語力TOEIC 870点
職歴
1983年 (株)神戸製鋼所入社 プラント輸出、人事、企画、海外事業企画を経て、
2001年 ボナ・ヴィータ コーポレーション設立して独立。
財務3表一体理解法シリーズの3つ目となる。
この巻だけ改訂はされていな -
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ネタバレ3表の互いに連関する構造をきちんと理解することを目的に書かれた本。
全体を理解する上での鍵概念は以下のとおり。
・すべての会社は、「お金を集めてきて」、「そのお金を何かに投資し」、「利益を上げる」という三つの活動をしています。「利益を上げる」には、「費用とかけて」、それ以上の「売上(収益)を上げる」必要がある。
・三つの表が、それぞれに「つながっている」ことこそが、会計の「仕組み」にほかならない。例えば、
ー売り上げが増え、売掛金と在庫が増えると、商売が拡大しているのに現金が足りなくなる
ー利益が出ていても現金がなくて、税金さえ払えないような状況になることがある
ー単年度の利益が利益剰余金