あらすじ
ベストセラー『財務3表一体理解法』を送り、企業経営に精通した著者が経営知識を凝縮!
<目次>
第1章 企業の目的は利益をあげることか?
売上や利益を目的にしているからダメなのだ
V字回復した第一の理由(売上至上主義から顧客起点主義へ)
なぜ「顧客の創造」なのか
V字回復した第二の理由(徹底的な数値管理)
第2章 あなたの会社に明確な特徴はあるか?
すべての顧客を相手にしようとするからダメなのだ
V字回復した第三の理由(「すべての顧客」から「明確な特徴」へ)
集中化と市場での立ち位置についての意思決定
V字回復した第四の理由(独自の強みを活かした)
第3章 顧客の価値を創造するために資源が使われているか?
仕事の目的を考えることから始めないからダメなのだ
「売上と利益」よりも「投資とリターン」
V字回復した第五の理由(顧客価値を生まないものを捨てた)
第4章 人が活き活きと働き成果に結びついているか?
管理することがマネジメントだと思っているからダメなのだ
V字回復した第六の理由(やらされ感から主体性へ)
V字回復した第七の理由(責任の組織化、ツリー構造)
第5章 「人」という資源は活かされているか?
人を単なる労働力とみなしているからダメなのだ
V字回復した第八の理由(仕事への厳しさ)
第6章 あなたの会社は大きな変化の時代に生き残れるか?
変化に対応できないからダメなのだ
変化の中にイノベーションの機会がある
V字回復した第九の理由(イノベーションを事業経営の中心に据えた)
第7章 ドラッカー経営学をどのように理解し実践すればいいのか?
第8章 公的機関でドラッカー経営学を活用するポイントはどこか?
第9章 ドラッカー経営学に関して付け加えておきたいこと
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ドラッカー経営学の実践事例にフォーカスした良解説書。
仕事のバイブルと出会えました。
ドラッカー経営学によりV字回復したA社を事例に、よりビジネスサイドに近い視点からドラッカー経営学を学べる一冊。
ドラッカーの言葉は知識労働の時代において、原則といえる言葉しかない。
それを國貞先生のフィルターを通じて、より我々に近い目線で学ぶことができる。
7つの習慣、好きなようにしてくださいと並ぶ良本に出会えて感謝。
自分をいい状態に保つために、読書の有用性を感じられたひと時であった。
【厳選word】
⚫︎水を飲むために生きている人間はいないが、水は生きるために必要不可欠。企業にとっての利益も同じと言える。
⚫︎ビジネスの鉄則、投資対象の見極め。人間にとっては時間が最も重要。
⚫︎必要なのは人格を変えることではない。持てるものを使って成果をあげさせること。すなわち、強みを活かすこと。
⚫︎人材育成とは主体性の育成に尽きる。
⚫︎木と森の両方を見ること、本質を見る力が大切。
リベラルアーツたる所以である。
⚫︎強みを活かして自己実現させることがマネジメントの真髄。
⚫︎新しいことは捨てることから始まる。いつかやろうはいつまでもやらないのと同じ。
⚫︎経営、成功への道、自ら未来を作ることには必ずリスクが伴う。
Posted by ブクログ
ドラッカー入門本。
実際に著者がコンサルティングした会社の実例を記載してある。その会社は売上至上主義で赤字に低迷していた時代から、ドラッカー理論を実践しV字回復に至った経緯を記載している。
企業の目的は利益を得ることを目的にしてはいけない。利益は人間にとっての空気や水と同じもので、なくてはならないが、それ自体は目的にならない。
などなど
Posted by ブクログ
ドラッカーが何を言いたかったのか、それを企業でどう実践するか、という観点で様々なフレーズを引用しつつ事例と共に解説してくれている。著者の考えを支持する箇所をチェリーピッキングしているかもしれないが、有益かつ実務的なよい書籍だと感じました。
Posted by ブクログ
ドラッカーの経営学がどのようなものか知りたいと思い購入。
「企業における利益は、人における水のようなもの。
それ自体を得ることは目的ではない。しかし、存続するために必要不可欠であるという点で意識下に置くべきだ。」
企業の目的は社会貢献であるとよく言われるが、では利益はどういう位置づけなの?と思っていた。この説明で、利益」というもののしっくりとした位置づけができた。
人、または人の精神を中心に考えているという点でトヨタ生産方式と通ずるものがあった。
野球やってたし、もしドラ読もっかなぁ
Posted by ブクログ
ドラッカー経営学を分かりやすく、実践を交えて解説。著者は「財務3表一体理解法」の著者ですが、このようなドラッカー関連の本を書いていることをはじめて知りました。
ドラッカーの大切なのは「イノベーション」と「マーケティング」だという。お客様第一主義やお客様の幸せが一番何て言うと何となく胡散臭く感じるけど、お客様が本当に欲しいものに耳を傾けることが本質で、お客様のいうことを何でも聞くことではない。
会社にとって大切なのは社会からの信用であり、会社の存在意義。当たり前と言えば当たり前だけど、実践しようと思うとなかなか難しい。ひとは霞を食べて生きている訳ではないので。
哲学的なドラッカーの言葉だけど、自分ひとりでは挫けそうだけど、同じような考え方を持った人がまわりにいる本書に登場する会社が気になりました。
Posted by ブクログ
ドラッカーの 言葉を実際の会社で活用 した事例を豊富に盛り込んでいます。
ドラッカーの言葉だけだと分かりづらい内容も多々あるので事例を持って 理解が深まるのはとても助かります。