國貞克則のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ドラッカー入門書として高く評価します。
・マネジメント理論を貫くドラッカーの人間観、思想、哲学を丁重に扱っている
・マネジメント理論が体系的・統合的・正確に解説されている
・言葉は平易で、文章の組み立ても読みやすく仕上がっている
・ドラッカーを深く知りたい人にむけて、読むべき書籍を順番にオススメしている
ドラッカーへの敬意と読者への配慮が感じられる良書でした。
特にドラッカーの理論をたとえ話や解説で交えつつ、元の意味を崩さないように正確さを保とうとする姿勢に好感を持てます。
後書きでも少し触れられていますが、昨今のドラッカー本の氾濫に対する危惧と歯がゆさから、そうした姿勢を取られているのかもしれません。
また、著者はドラッカーの授業を実際に受けていらっしゃるので、その小話も必見です。 -
Posted by ブクログ
■マネジメント
1.企業の目的は利益を増やすことではなく、社会のニーズを満たしたり、社会の問題を解決すること。つまり社会に貢献すること。企業にとっての利益とは、目的ではなく条件である。ただ、条件の方が目的よりきつい。
2.変化への抵抗の底にあるのは無知である。未知への不安である。しかし、変化は機会と見なすべきものである。変化を機会として捉えたとき、初めて不安は消える。
3.私達は未来を予測できない。私達にできることは既に起こっている未来の兆しに気づくことである。
4.企業の目的は「顧客満足」で足りず、「顧客創造」こそが企業の真の目的である。
5.これが弊社の商品ですではなく、これがあなたが必要としている商品ですと言えなければならない。
6.価格は価値の本質ではなく、副次的な制約要因でしかない。
7.成果をあげる上限:1.何に自分の時間がとられているかをしる。2.貢献に焦点をあてる。3.強みを基準に据える4.集中する。5.成果をあげる意思決定を行う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ少し前に簿記を勉強していて(結局出張のために未受験)、会計の概要を掴むために手に取った本。マンガなのですぐに読めるし、ストーリも面白い。導入として読むには非常に良い本であると思います。
・全ての会社は「お金を集める」、「投資をする」、「利益を上げる」この3つの活動をしている。これらの活動を数字で表したのが財務3表。
・「複式簿記」を一定の決まりに従って帳簿に記帳したものが「試算表」
・財務3表の5つのつながり。
①PLの「当期純利益」がBSの「利益余剰金」とつながっている。
②BSの右と左は一致する。
③BSの「現金及び預金」とCSの「現金の残高」は一致する。
④PLの「税引前当期純利益」をCS(間接法)に。
⑤直接法と間接法のCF計は一致する。
・商品はPLに費用として計上する方法、BSに在庫として計上する方法の2つがある。
・会計の基本事項(5つ)
1.企業が行っている基本活動は、お金を集める→投資をする→利益を上げるの3つであること。
2.この3つの基本活動をPL、BS、CSという3つの表を使って表していること。
3.PLは正しい利益を計算するための表であり、正しい利益を計算するために売掛金や減価償却費といった新しい概念が作り出されたこと。したがって、PLの利益と現金は一致しない。この売掛金や減価償却費などの現金の動きを伴わない取引が分かればPLは理解できること。
4.BSは「どうやってお金を集めてきたか」と「そのお金を何に投資したか」を表すと同時に、組織の正味財産を計算する表であること。
5.財務3表を一体にして、企業のそれぞれの取引が財務3表上にどのように記載されるかがわかれば会計の全体像が理解できること。 -
Posted by ブクログ
すごい!!!マンガだと思ってあなどってました
株式投資で、財務諸表を読む勉強をしています。
ふと手に取った本書に、「えーーーっ」と声を上げそうになりました。
分かりやすいです。
でも、内容は専門的な本に見劣りしない程、大事な所を網羅しています。
会計の勉強をし始めて、一番始めにつまずくのは、普段の生活でやっている事と、
財務諸表の数字を良くする事が一致しないことなんですよね。
全体のバランスや、税金の事や、処理する分類の選び方等を全部考えないといけない。
でも、このマンガのようなコンサルタントがいたら、鬼に金棒!と思えます。
ストーリーも面白いし、絵も綺麗だし、マンガとして楽しめて、なおかつ会計の知識もつくという良いとこ取りの本。
「会計ってよく分からない」という友人用に2冊まとめ買いしました。