あらすじ
シリーズ累計80万部突破、会計学習の「定番教科書」を再改訂。取引ごとに財務3表をつくる「会計ドリル」はそのままに、初学者を意識して会計の基本から読み解き方まで基礎重視の構成に再編成。読みやすさもアップ、全ビジネスパーソン必読!
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Posted by ブクログ
基本的な財務知識を身につけたく読んだ。他の基本をおさえるような書籍も何冊か読んだが、こちは特に分かりやすく、非常におすすめ。
この後分析編でも勉強予定。
Posted by ブクログ
簿記の学習を何度も決意しては挫折してきた経験がある。本書についても同様に敬遠していたが、あまりにも評判が良いため、ついに手に取るに至った。
まず、3表を同時に考えていくことに驚かされる。今までの簿記学習からは仕訳の細かいルールを学んだ上で、横断的に知識をつなげていく方式が一般的だと(勝手に)思っているが、本書から与えられる視点は、全体を先に見渡すことができ、幾度も薄く色を塗り重ねてひとつの絵を完成させるような達成感を何度も味わえる。簿記の細かい論点が分かっていなくとも会計に詳しくなれる、とモチベーションを保って最後まで読みきることができた。
噂に違わぬ名著であり、会計に興味を抱かせてくれる傑作といいたい。
Posted by ブクログ
簿記3級を取得後に読んだ
今まで簿記の会計でやるここの作業の見通しみたいなのがなく、単に作業としてやっていたが本書を読んで目的がわかった。
会計だけでなく財務に関しても詳しくなりたいと思ったので、分析法も読む。
Posted by ブクログ
全ての会社は1お金を借りる2何かに投資する3利益を上げる仕組み。PLとBSは必ずしも現金の動きを表すものではないことの頭が必要。PLは当期の利益を計算する仕組み、BSは財産の残高を表す仕組みである。PLとBSは繋がっており、当期純利益がBSの繰越利益剰余金に入る。
Posted by ブクログ
財務の知識が全くない状態で読みましたが、
P/L.B/S.C/Sの全体像を掴むことができて、
もっと深く知りたい。と思えるようになりました。
お金を集める→投資する→利益を上げる
の流れを意識することで、
背景も理解できました。
まだ語れるほどではないため、
実際に手も動かしながら理解を深めていきつつ、
発展編や分析編も読んでいきたい。
Posted by ブクログ
会計の考え方がざっくり分かる良書。
日商簿記にチャレンジする前に一読すると理解しやすいのかなって感じた。
管理会計も読んでみよっかな、このシリーズ好きだわ。
Posted by ブクログ
社会人になって10年以上経つが、会計について何も知らなかった。
苦手意識があり、表に書いてある数字を見てもちんぷんかんでした。
この本はそのような苦手意識を持つ人に対してすごく丁寧にわかりやすく教えてくれる本です。
実際に自分が経営する視点で、実際の表や数字を使って説明されるので、わかりやすい。
私のようなとりあえず会計というものがなんなのか、わかっていない初心者にもおすすめです。
Posted by ブクログ
学び直しということで以前、簿記3級を勉強して受験しに行ったのだが電卓を忘れてあえなく玉砕をくらったことで、「ま、いっか!」としばらく会計とか財務を放置していた。今考えてもアホだ、アホすぎる(笑)。一応ビジネススクールに通ったハシクレとして学び直しをしてみよう、ということで手に取ったのがこの本。いずれはファイナンスも学び直したいところではある。
早速読んでみると、すごくわかりやすい。なぜこれほどまでに分かりやすいかというと、筆者と一緒にハンズオンの形式で、考えるプロセスを一つ一つ追いながら読んで理解を進めていけるからだ。ここにこの本の魅力があると感じる。私自身、損益計算書とバランスシートはそれなりに両者間の関連を理解していたのだけど、キャッシュフロー計算書との関連についてはあまり理解ができてない状態だった。そこを見事に解決してくれた。それと起業をしたい人にも、大企業や中小企業のような会計(いわゆる企業会計)よりももっと基礎的な会計の考え方が把握できるという点もとてもいいと思う。詳細の細かい点を忘れたら見返せばいいので古本屋へ売りに行かずにしばらく持っておこう。年始早々なかなかいい勉強だった。
Posted by ブクログ
会計の基礎として財務三表の理解。わかりやすい。
損益計算書Profit Loss Statement
貸借対照表 Balance Sheet
キャッシュフロー計算書 Cash Flow Statement
Posted by ブクログ
昔簿記2級取ったくせして何も教えられなくなっていて勉強し直そうと思ったのがきっかけで読みました
これから勉強する人は方向性やゴールをつかめるから途方もない感じから抜け出せていいだろうなと思うし、私みたいに思い出したい人にもさっくり分かって良い本
読み物としてもおもろいと思う 会計の勉強に限らず読んでもおもしろそう
Posted by ブクログ
財務3表一体理解法は、損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)、キャッシュフロー計算書(CS)の3つの財務諸表を、具体的な事業活動と関連付けて同時に理解する手法です。この方法では、PLで「一定期間の利益」を、BSで「特定時点の財政状態」を、そしてCSで「お金の出入り」を、それぞれのつながりを意識しながら把握します。
財務3表一体理解法の要点
1. 3つの財務諸表の役割
損益計算書(PL): 一定期間の企業の「利益(もうけ)」を示すものです。収益と費用を対比して利益を計算します。
貸借対照表(BS): 特定の時点(決算末日など)での企業の財政状態を示すものです。「資産」「負債」「純資産」のバランスを表します。
キャッシュフロー計算書(CS): 一定期間の「お金の出入り」を示すものです。営業活動、投資活動、財務活動の3つの活動による現金の増減を記録します。
2. 3つの財務諸表のつながり
会計処理が、PL、BS、CSのどこにどのように影響するかを関連付けて理解することが重要です。
例えば、「商品を売った」という取引は、PLの売上と利益に影響するだけでなく、BSの「売掛金」や「現金」にも影響を与え、CSの「営業活動によるキャッシュフロー」を増やします。
3. 理解を深めるポイント
具体的な取引で理解する: 会社設立、商品仕入れ、固定資産の購入、販売、借入など、具体的な取引を例に、3つの表がどう変化するかを追跡します。
「5つのつながり」を把握する: 財務3表間には、具体的には5つのつながりがあるとされます。
会計の全体像を把握する: 3つの表を一体で理解することで、会計の仕組み全体の流れが掴めるようになり、会計に対するイメージが大きく変わります。
Posted by ブクログ
財務3表の数字が連動していることを理解することが大切。きちんと学んだ事がなかったが、理解できた・・気がする。自社の3表を見てみよう。
財務3表は事業活動の次の3つの活動を表す。
・お金を集める
・投資する
・利益をあげる
・損益計算書 PL
その期の正しい利益を計算する
・貸借対照表 BS
財産残高一覧表
・キャッシュフロー計算書 CS
現金の出入りを表す
Posted by ブクログ
会計の知識がほぼ0の状態だったが、PL,BS,CSがそれぞれ何を表していて、どういうつながりがあるのか理解出来た。
要所要所で何度も読み返したい。
・会社に共通の3つの活動
お金を集める→投資する→利益をあげる
・損益計算書PL:5つの種類の利益がある
・貸借対照表BS:会社の正味財産を計算
・キャッシュフロー計算書CS:会社の家計簿
Posted by ブクログ
とても分かりやすく説明されていると感じました。簿記の教養がない方でも不便なく読めると思いますが、簿記3級レベルの知識をつけた方がより深く理解できると思います。
Posted by ブクログ
PL,BS,CFの財務三表が会社のお金の流れをどう記録していくのか、どうつながっているのか解説。
社会人はこの本の基本のところだけ読んでおけばなんとかなる。この著者のシリーズを読み進めることにした。
Posted by ブクログ
簿記2級の復習がてら読みました。わかりやすい。
ページを行ったり来たりするのが少し大変でしたが、まあ仕方ないのかな。
他の書籍も読んでみたいけど、やっぱり実務で実践しないと読んでるだけでは身にならないなと感じました。
Posted by ブクログ
面白い本というわけではないが、会計知識を学ぶために読んだ本としては抜群におすすめです。簿記の勉強をしたことがあって、財務3表[損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)、キャッシュフロー計算書(CS)]のつながりなどがイマイチ分からず、モヤモヤしている人は絶対に読んだ方が良い一冊です。
わたしは簿記3級を10年くらい前に取得していますが、それこそ取得したはいいものの、上記のようなモヤモヤを感じ、果たして意味があったのかな〜と思った記憶があります。その長年のモヤモヤを大分スッキリと解決してくれる一冊でした。
本書の特徴としては、PL、BS、CSを同時に書いていくことでそれぞれの表同士のつながりを理解することができます。また、一つのお金の動きをより立体的に見ることができます。
本書のシリーズとして
☑︎ 財務3表一体理解法(本書)
☑︎ 財務3表一体理解法 発展編
☑︎ 財務3表図解分析法
などがありますが、順番としては、最初に読むのは本書が良いと思います。
Posted by ブクログ
本書を読んで簿記の勉強では個々の方法を学んだだけであって、流れやつながりは理解できていなかったと感じた。
本書はP/L、B/S、C/Sの見方と、どこの数字がどこに繋がるのか、などを視覚的かつ簡潔に記述している。
また練習問題として、ある会社の起業、仕入、売上、決算までを例題として細かく説明しており、初めての人でも理解しやすくなっている。
経理を仕事にする人ではなくて、管理職や営業の人などに見てもらいたい1冊。
Posted by ブクログ
仕事で必要になり、手っ取り早く財務諸表の読み方の復習になる本はないかな…できれば安く買える本で…と新書コーナーをウロウロして見つけた本。
結構当たりだ、これは。すごくわかりやすかった、なんなら、以前一生懸命暗記した漢字ばかりの単語なんてすっ飛ばして、会計や財務諸表はそもそもこんなコンセプトのものです、こういうふうに見てください、という本質が過去1頭に入った。財務諸表アレルギーを克服したい人はここから始めるのでいい気がする。
Posted by ブクログ
たまには真面目な本を。
簿記や伝票から理解するのが王道というのは分かりつつ、なるべくそのプロセスを省いて財務諸表を説明しようと努める良書。
ビジネスマンとして完璧には理解できなくても、多少は理解する努力をしたいものです。
匿名
わかりやすい本
今までざっくばらんにしかわからなかった財務諸表が、この本読むことで理解が深まった。
これは「つながり」がすごくわかる。
銀行員にはとてもおすすめ。
Posted by ブクログ
会計を学び始める時、まずこれを手に取ってみて欲しいと推せるレベルの分かりやすさ。一方、数字が多くて図表を何度も見返させるのであれば、新書の形式は無理があるのでは。座右に置いてメモ用紙で計算する時、本が閉じないようにするのも含めて、ハードカバー版の方が使い勝手が良さそう。
Posted by ブクログ
財務三表についての理解が非常にわかりやすい、3表のつながりを抑えながら進めることで理解につながる、初めての人にもおすすめと言える。
財務分析や、基本的な勘定科目以外の専門的なことはあまり書かれていない(別の書籍が紹介されている)
財務三表をバラバラに暗記して完成形だけ見ても会計の仕組みはわからない、財務三表のロジックを理解してどのように作られているかがわかれば会計の仕組みは理解できる。
その他学びメモ
・株主資本等変動計算書でB/SとP/Lのつながりがわかり、純資産の詳細の項目の理解につながった、これも併せた4つの表がセットである。
Posted by ブクログ
今年(2025)の3月頃、毎年の年賀状で「今年こそ会えるといいね」というやりとりが続いていたグループからディナーのお誘いがあり参加しました。とある士業の集まりですが、その仲間が財務諸表についての解説書を出版していてベストセラーになっているとの話を聞いて、早速購入しました。いわゆる財務三表のデータがどのように関連しているかを、実際の取引を例に挙げてわかりやすく解説してあります。
財務管理を勉強している人には大変ためになる本だと思います。私も今年独立したので簡単な財務諸表を作る必要がありますが、最近は便利なソフトがあって全部やってくれますが、出来上がった表を理解する上でもこの本は役に立つなと思いました。
以下は気になったポイントです。
・例えば、資本金1000万円という取引は、PL・BS・CS(損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書)のどこに、その数字が記入されるのかを解説する(p25)
・BSが左右に分かれているのは、BSの右側にその会社が「これまでにどうやってお金を集めてきたか」が表されていて、左側には「集めてきたお金を何に投資したか」が表されている、PLでは、1事業年度にどうやって利益を上げたかが表されている(p31)BSの中の、資産:流動資産(現金、商品)、固定資産(有形・無形固定資産、投資その他の資産)、負債:流動負債(短期借入金)、固定負債(長期借入金)、純資産(資本金、利益剰余金)に分かれている(p44)
・CSが分かれているのは、お金を集める活動が「財務活動CF」に、投資する活動が「投資活動によるCF)そして利益を上げる活動が「営業活動によるCF)に表されるから、お金を集める→投資する→利益を上げる、という3つの活動を現金の動きという観点から整理しているのがCSである(p33)
・仮にあなたの会社の粗利益(=粗利➗売上高x100)が10%のビジネスを行っているとしたら、例えば3万円の研修受講料を賄うためには、30万円の売り上げを稼ぎ出さなければならない、つまり3万円の研修費用は、実は売上30万円に匹敵する(p42)
・資本金とは、会社が株式を発行して株主に資本金として注入してもらったもの、株主は株式を持っている。会社が上場している会社であれば、株主は自分の持っている株式を株式市場で売却し、その売却時点の株価にあった現金を受け取るということが起こるだけである。株主が他の人に代わる(p47)
・会社がお金を集めてくる方法は3つある、1)他人から借りる、2)資本家から資本金として入れてもらう、3)自分の会社が稼ぎ出す(p49)
・複式簿記の複式とは「2つ」という意味、一つの取引を必ず2つの視点から眺めて記帳するという意味での2つ、会社のすべての取引を必ず2つの視点から眺めて、それを「資産・負債・純資産・費用・収益」の5つに分類して記帳していくのが複式簿記である(p65)PLとBSの数字を使って、間接的に現金の動きを計算するという方法が、間接法のCSである(p80)
・PLに現れる時には「当期純利益」BSに現れる時は「利益剰余金」になる(p70)
・基本的に1年間で使い切るようなものは、最初からBSに計上せず、すべてPLに計上する処理が一般的(p106)長期にわたって使用するものの費用の計上には「減価償却」という考え方を使う(p109)外注費は費用としてPLに計上する(p114)
・繰延資産として計上できる費用として、1)創立費、2)開業費(=会社設立後営業開始までに支出した開業準備費用)、3)開発費、4)社債発行費、5)株式交付費がある(p119)
・買い掛けで商品を仕入れる取引は、代金支払い時点ではなく、仕入れ時点で記帳される、この場合、仕入れた時にPLの売上原価の「当期商品仕入高」に加わる(p147)
・PLの利益が5000万円あるのは、現金があるわけではない、PLの利益が現金の額を表していない理由として、1)PLはその期の正しい営業活動を説明するために、売掛や買掛の商売のように、現金の動きのない売上高や仕入高が計上される、2)PLには会社がお金を集めてくる借入金、資本金といった現金の動きは一切現れない、投資についても同じく現れない(p163)
・2007年4月以降に購入してものについては、法定耐用年数が経たものは、全額償却=残存価値1円としてできるようになった(p195)
・法人関連の税には、法人税・法人住民税・法人事業税の3つがある、全部の税額は課税所得の30%程度(p201
2025年7月18日読破
2025年7月21日作成
Posted by ブクログ
図表とともに財務三表の解説がされていて分かりやすかった。簿記2級の勉強で知識としてインプットされているものを、実務の手前レベルの思考に結びつけるのを手伝ってくれた。業種的に直接実務をやるわけではないけど、株主視点での財務三表の読み方についても知識を深めることができたのでトータルでいい取り組みになっていると内省できた。
なぜこの段階の利益を出すのか、なぜ表現するのか、というWhyの部分への回答を自分なりに持てるようになったことが何よりの収穫。
財務三表の作成は目的ではなく手段であり、これをもとに経営判断や投資判断に役立ててもらうことが目的。そのために正しい数値をルールに則って算出する必要がある。例え算出はできていても、ルールに則っていないとその数値を正しく評価できないから。だからこそ上場企業は四半期決算短信で市場に自社の状況を開示する。なぜか。それは自社への投資判断を下してもらうため。求められた数値を市場に晒し、評価してもらう。その上で投資をしてもらい、利益の創出に繋がる活動をする。
Posted by ブクログ
要 点
①財務諸表を作成する大きな目的は「会社の外の関係者にその会社の事業実態を正しく説明すること」
②すべての会社に共通する3つの活動は「お金を集める→投資する→利益をあげる」
③会計はロジカルで美しい
感 想
YouTuber、マコなり社長が勧めていて気になっていた本。
新書サイズで、ページ数も多くなく、図が豊富でとにかく読みやすい。
それでも、架空の取引をベースに具体的に会計の知識を勉強できる。
本書で著者が述べていたが、本書は会計の基礎、流れをざっくり掴むことに特化している。
会社に勤めている以上、会計は避けて通れないものだけど、経理の方以外では、教えてもらえる機会は少ない。
しかし、これからは転職や独立することが今まで以上に起こり得るので、会計のことを知っておくのはとても価値がある。
転職や独立をしないにしても、会社のお金の流れを分かっていれば、日々の仕事でも活きてくるはず。
これからも読み返して、血肉にしていきたい。