あらすじ
会計の仕組みが「理解」できたら次は「分析」。細部に立ち入った勉強は今回も一切不要。膨大な決算書の数字から大切な数字だけを抜き出して「一体分析」オリジナル図を作成。この手法なら会社の経営状況をイメージで把握できる。ベストセラー『財務3表一体理解法』の著者が満を持して贈る新・会計勉強法第2弾。トヨタ、パナソニック…20を越す企業の決算書が登場。ホワイトカラー必読!
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Posted by ブクログ
2015.9.14
会社がどうやって資金を用意し、これがレバレッジ
資金をどう投資するか、これが、総資産売上率
利益を上げるか、これが、利益率
トータルでROE
これが基本ですね。
Posted by ブクログ
理解法に続いて一気読み!少し前の本だが分析手法は普遍的。前著でわかったつもりになったメソッドを、有名企業を使ったケーススタディを通じて実践に落とし込めた。ここまでお膳立てしてもらったのだから、あとは自分で手を動かすのみ。
Posted by ブクログ
「〜一体理解法」の続編のようなもの。
前のは教科書的な説明でどうしてもテクニカルタームが多くなってしまいわかりにくいところがあった。
でも、今回はケーススタディというスタイルだったので出てくる単語も必要最低限というかんじで、とても読みやすかった。
図や具体例を多く使っているので、素人にもかなりわかりやすく説明してくれている本だと思う。
実際、すんなり頭に入ったと思う。
あとは、この本で学んだことを実践したいね。
Posted by ブクログ
『理解法』に引き続き初学者に最適。タイトル通り「分析」に焦点を当て、実際のデータをもとに経年比較や企業比較をしていく。
分析の手法や視点を分かりやすく説明してくれるのでサクサク読める。それだけでなく、「財務3表だけでは、ここまでは読み取れない」「このデータだからといって、必ずしもこうとは限らない」といったポイントもちゃんと押さえてくれている。
本書を読んだ後は、実際に財務指標の意味をある程度理解し、分析するだけの力がつくと思う。
Posted by ブクログ
マツダvs三菱自動車vs日産vsトヨタや、パナソニックvsシャープ、ドコモvsソフトバンクという対比で、PL/BS/CSの見方、考え方を解説する。非常に分かりやすく、しかも内容もしっかりしている。ただし、BSが左右バランスしていないもの(三菱自動車)に対する詳細な説明がないのが、残念。どういう会計処理をしたらこうなるのか知りたい。
Posted by ブクログ
財務3表の分析方法が初心者でも分かりやすいように
丁寧に説明されていた。前作でもある『理解法』と
続けて読むとより理解度が増すと思われる。
後は、実際の有価証券報告書を読んで実践を
積み重ねるだけ。
本書には、Ecxelでの分析方法まで解説があったので
本当に親切。
しかし、本書の最後で怒濤のように表れる財務指標が
覚えられず、まだまだ初心者の域まですら
達していないことを実感するのだった。
まずは、財務3表の全体像を実践でつかむべく。
Posted by ブクログ
同著者による「財務3表一体理解法」の続編。
具体的な企業の財務諸表を取り上げ、「・・理解法」の内容を踏まえてその分析法を分かりやすく解説している。
同内容の他の本と比べても分かりやすく、続編にありがちな全編の単なる焼き回しみたいなところもなくおすすめ。
ただ全編の出来が個人的にはとてもよく期待しすぎたために、若干の物足りなさ感がのこった。
以上
Posted by ブクログ
前作品は財務3表の読み方という基礎編だったが、今回はそれを用いてどう分析するのか(会社間、年度間、事業間)という応用編。お金をどう集めて、それをどのように投資して、どのように効率的に売り上げに繋げて、どのように効率的に利益を産み出しているのか、事業全体のプロセスとしてどのようにお金が回っているのか、というのが分析の基本。イメージで把握できるよう解説されており、そんなに難しくない。読むだけで財務リテラシーが向上しそうな一冊。
Posted by ブクログ
うーん、これもいい。
続編も単なる二番煎じではなく、イケテル本を書くってすばらしいなー
有報とかに、図の表示をマストにしてほしいぐらい。絶対そのほうが投資家とかから見てもみやすいよね!
Posted by ブクログ
前作より本作のほうがわかりやすい。会計初心者にとってはやや難解ながら初級者~中級者の間を念頭においた内容は、財務分析の目的や手法をクリアに説明するうえで非常に良かったと思える。会計は実際出稽古みたいなもので場数を踏んでナンボ。ROEのデュポンシステムを主軸に、実例を用いて理解しやすいよう工夫されている。
ある程度の会計素地は必要だが「財務三表の概要はぼんやりわかるけど財務分析って具体的にどうやればいいの?」という方におすすめしたい。
Posted by ブクログ
財務諸表の読み方を会計の知識を前提とせずに解説してある.自分は簿記を多少勉強しているので断定はできないが,会計の知識は確かにそれほど必要としないであろうと思われる.
レバレッジ比率,総資本回転率,当期純利益,ROEを中心に財務諸表から業種の特徴や経営の方針を読み解いている.電機メーカー,銀行,商社などなど業種ごとの財務諸表の特徴に触れており,事例が豊富なので納得しながら読み進められる.一般に「この○○という指標は△△%以上が望ましい」などといった評価方法も業種や経営方針が違えばかなり異なるということがよく分かる.本書のウリである(と考えられる)財務諸表のグラフ化は視覚的に非常に分かり易い良い手法だと思う.Excelを用いて自身でグラフを作成する方法も解説されている.
とても読み易い良書だと思うが,惜しいのは財務諸表のデータを提示するページと解説するページとが離れており,両方を見比べながら読むのに不便な構成であるところ.しかしそれを考慮しても内容は平易ながらしっかりしており,一読の価値は十分にある.
Posted by ブクログ
財務諸表の読み方を、事例や図表を取り入れながら丁寧に説明してくれる本。体系的に会計の勉強をせずに経理の実務から入った自分としては、とてもためになる内容だった。メーカー、商社、銀行の財務諸表の違いや、好調な企業と経営再建中の企業での財務諸表の比較など、なるほどとスッキリ腑に落ちる解説をしてくれている。
Posted by ブクログ
理解法に続いて読んでみましたが、期間比較や競合比較などを通して、財務諸表の業種ごとの財務傾向や分析のポイントが分かりやすく解説されていて、非常に理解が深まったと思います。財務諸表の見るべきポイントがおおよそ理解できたと思うので、これからは実践として訪問するお客様会社の財務諸表の事前チェックやお客様が財務上重視している点としてアニュアルレポートの財務ハイライト(サマリー)部分は抑えていきたいと思いました。
Posted by ブクログ
國貞さんの財務3表シリーズです。「理解法」→「分析法」→「実践活用法」のうち「分析法」編です。実際の企業の財務諸表を使ってさまざまな視点での分析を紹介しています。
Posted by ブクログ
難解な決算書を簡単に読むポイントが分かります。決算書を同業他社と比較することで、その企業がいい会社なのかどうか読み取ることができます。
前著の財務3表一体理解法では、損益計算書(PL)と貸借対照表(BS)とキャッシュフロー計算書(CS)がどのようにつながっているかを分かりやすく説明してくれていました。著書では、第2段として、財務3表を使って実際に企業の財務分析をしてみようと試みています。
財務分析を行なっていく上で、次の5ステップに分けられると説明しています。
①どのようにお金を集めてきているか
②それを何に投資しているか
③その投資した資産を、いかに効率良く活用して売上高を作っているか
④その売上高をどのように利益に変えているか
⑤以上の事業全体のプロセスの中で現金がどのように動いているか
この5ステップは、財務3表をひとまとまとりして考えて読み取ることができます。そして、同業他社と比較することで、財務分析の対象の企業の全体像を把握することができます。著書ではさらに、時系列で比較することもオススメしています。時系列で追うことで、過去から現在に至るまで、どのような変化を経ているのかが分かります。その企業の将来図も予測できるかもしれません。
著書では、参考例として様々な業種の企業を取り上げています。自動車、電機、百貨店、銀行、IT業界等、業種が違うと財務3表の形も全く変わってくることが分かります。さらに同業種でも、財務の良い企業とそうでない企業では、中身が大きく異なります。
著書を読んでの感想です。財務3表を理解し、それを企業の財務分析に活用すれば、著書の知識を自分のツールとして使うことができると思います。ツールとして使うことで、さらに理解が深まり自分のものになっていくと思います。
自分の場合、これまでは決算短信の売上高と純利益だけを見て、その企業が良いのかどうかを判断しがちでした。企業をより深く知るためには、財務3表を読み取ることが必要と思います。しかし通常の財務3表は膨大な項目が並んでおり、素人では理解困難です。その難解な財務3表を因数分解して、重要なポイントをピックアップする方法を教えてくれる著書は貴重だと思います。
著書を読んだだけでは自分のものになりません。自分のツールとして落とし込むためにも、著書の知識を実際に企業研究に使って活用することが必要だと思います。自分の勤めている会社と同業他社の比較であったり、自分の株式投資している会社と同業他社の比較であったり、活用の場面はいろいろあると思います。著書で学んだ知識を実践してみようと思います。
目次
第1章 財務分析の基本ポイントを知ろう
第2章 まず会社の状況をザックリつかもう 基礎編
第3章 多くの財務3表を見てセンスを磨こう ドリル編
第4章 実際に図表を作ってみよう 作図マニュアル編
第5章 より理解を深めるための補足
Posted by ブクログ
再読。今アカウンティングの勉強を再びしているので、有価証券報告書を用いた財務分析のエッセンスを復習。オーソドックスにROAやROEを用いた分析法から、キャッシュフロー計算書や事業セグメントを見る分析手法まで一通り理解できる。特に、楽天とライブドアの分析は、事業セグメントをチェックすることの重要性を理解できるので、必読かと。巻末にはより細かい会計ルールについての補足があるが、子会社と関連会社の違い、連結ベースの財務諸表の作成方法の部分は非常にわかりにくい点を丁寧に解説してくれており、現時点で読み返しても有意義だった。
Posted by ブクログ
前著「財務3表一体理解法」を読んで会計の仕組みが分かると、次のステップしてやりたくなるのが、実際に活動している企業の財務3表の分析だ。本書はこの衝動に十分応えられる内容となっている。著者も前著と同じ。電機、百貨店、飲食、携帯電話、商社、金融など代表的企業の財務諸表がずらり並ぶ。業界によってそれぞれ特徴があり、企業の一つ一つに、無借金経営型、本業成長型、M&A拡大型、投資家型、金融進出型など、独自の方針がある。小さく驚いた。加えて本書の良いのは、単なる財務諸表の解説にとどまらず全編に著者の温かな血が通っている。企業紹介の中でマツダと三菱を比較しているが、財務諸表上は何から何までマツダがイイ。ところが著者は言う。業績の良い会社は勿論よい。しかし、三菱自動車のように死に物狂いで経営再建に向けて努力している会社もイイ。なぜなら再建途上の会社には必ず本気で仕事に取り組んでいる人がおり、本気で仕事に取り組んでいる人や組織からは多くの学びがあるからだ。また、これから就職しようとしている人なら、若いうちから苦労もできる。いいことづくめだ。三菱自動車さんが苦境を乗り越えて大きく発展していくことを心から祈念したい。この件を目にして何だか何故か涙腺が刺激された。
Posted by ブクログ
財務3表(損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書)の見方に付いて詳しく述べられている本。
法改正後の本で、わかりやすい。
身に着けるには実践あるのみだけど。
Posted by ブクログ
財務諸表をエクセルで図示化しておおまかに把握するのは、確かに有効だが実際にEDINETから拾ってきて作るのは、それ専門で仕事をしているのでもない限り結構面倒で時間がかかりそうだ。
Posted by ブクログ
財務諸表の読み方を解説する本は世に溢れているが、ここまでポイントを絞っているのは珍しい。いわゆる教科書的な解説だと、結局何が重要だったのかわからないことが多いが本書は違った。特にBSとPLを同じ縮尺で並べて絵にするのは非常に総資本回転率などをイメージしやすい。
気になったのは氏の過去の著書をことある毎に参照しているのがうっとうしかった。
Posted by ブクログ
財務諸表は、株式会社の基本的行動である調達・投資・回収を、満遍なく見ることのできる書類だ。
調達はB/Sの右側から、投資はB/Sの左側から、回収はP/Lから。
そして、安全性分析や経営分析により、各要素をより詳細に調べることができる。
分析のきっかけとなるのが、FS分析のいいところだろう。
Posted by ブクログ
財務3表を使って実際に会社を分析している。
ROE、総資本と売上高の比率、レバレッジ比率、利益率、キャッシュフローを中心に解説が書かれていてわかりやすい。
うまくいっていない会社の財務諸表も分析してくれているのがありがたい。