みなもと太郎のレビュー一覧
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英語に堪能なジョン万次郎を幕閣は招集したが、水戸斉昭の反対で登城さえ許されず、ペリー横浜会談の通訳は和語↔オランダ語↔英語というまだるこしく誤訳の危険をはらんだ方法で行われた。表紙の江川太郎左衛門は、万次郎に西洋の常識を学び同僚とともに帝国主義への危機感を強めた/一方、宇和島藩に招かれた村田蔵六は、藩主伊達宗城に会い蘭学伝授と産業・兵法の近代化を依頼され、嘉蔵という天才職人と長崎に向かった。
シーボルトの下種イネは女児を産み、なお産科医を志望し蔵六に私淑しようとする。
ペリーとの横浜会談、通商条約は先延ばし和親条約の締結、小笠原諸島の領土確定 -
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シーボルトが遊女に産ませた子イネは岡山の蘭医・石井宗謙のもとで6年修行して母のいる長崎に戻りスーパー産婆=女産科医と思ったら、ただ一度の経験で妊娠していた/話替わって徳川御三家のうち水戸家は、将軍を出せない密約があって格だけ高く天下の副将軍と名乗り、光圀は大日本史を完成させ楠木正成の銅像を現地に建立して諸葛孔明に勝る偉人と宣揚し「水戸学」は尊皇攘夷でやがて倒幕のバックボーンとなった。幕末の水戸斉昭は黒船の強硬外交に「夜間に乗り込んで焼き払え」とまで主張した。明治に廃仏毀釈で政治の脱仏教を果たした。著者が、明治には廃仏毀釈で政治の脱仏教を果たした排外思想「大和魂」が昭和の侵略につながったとまでい
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江戸幕府開祖・徳川家康は支配が永続のため米本位で武士は金銭を卑しむ風潮主導、軍事力の移動が困難なように木曽川、富士川などの大河に橋を作らせず大船の建造を禁じ、外国貿易も禁じた。
貨幣経済が発達するまでは人が何かをするのは『主従関係』で、例外的に『恩義』があらわれる。しかし貨幣は便利だから独立経営の各藩がそれに移行していくのは必然で、嘉兵衛が船の運用に長けていたのは漁船経験があったからであった。漁業は、隣近所の横並び人間関係維持が最重要課題の農業と違い、探究心・冒険心と危険共有の仲間意識が網を引く全員に平等に分ける『当たり前』という言葉にも表れている。
商品生産が行われない大消費地江戸に供 -
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ネタバレ幕末大河ギャグマンガの34巻目(通算64巻目)
本巻では、流れがわかりにくくなったのか、天誅の残酷な話で筆が進まないのか、最初の数十ページを使って討幕の変遷を振り返ったりしています。
本編としては、文久二年8月の榎本釜次郎らのオランダ留学に始まり、12月のイギリス公邸焼き討ち事件直前までが描かれています。
その間には、勝と龍馬の有名な出会いがあったり、幕府の鎖国攘夷方針決定があったり、三条と姉小路の勅使がきたりするのですが、久々に人がほとんど死なず、ギャグ炸裂してますし、相変わらず貴重なうんちく話も満載です。
ギャグにしても新旧取り混ぜていて、最後の章なんかは新型コロナネタを早速使ったりして -
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ネタバレ幕末大河ギャグマンガの33巻目(通算63巻目)。
物語は久二年で4月から9月の石部宿の惨劇までです。
しかしながら、31巻、32巻で8月の生麦事件とその周辺事情を描いていたので、生麦事件以外の物語としては30巻からの続きになります。
一回目は繋がりがよくわからなかったので、30巻をもう一度読み返してから再読しました。
史実についてもそうですが、時代考証についても詳しい説明があって、大変勉強にはなります。
ただ、物語のつながりが分かりにくくなるリスクもありますね。
ともかく、自分が知らなかった石部宿の惨劇、作者によるとドラマでも映画の「人斬り」(1969年)ぐらいしか取り上げられていないとのこ -
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井伊直弼は狼狽し、水戸家は震撼し、プチャーチンは自身と同じ古い人間としての川路聖謨と旧交を温め、そして福沢諭吉は井伊直弼の詭弁によって出島扱ひされた横浜で、「いんぐりっしゅ」と遭遇する。
欧州の言語なんてシンタックスなんだから別に。でも非オランダ圏での書物の蘭語への訳書がぽんぽん出るかっつうと、うーんと思ってゐると、さう言ふ「大丈夫」を振り回しカニ文字は蘭語以外は学ばぬと諭吉へいふ村田蔵六があの。
坂本龍馬と武市半平太の忠誠の関係と他が書かれる。長曾我部一族を恨む武市半平太と、「関が原を持ちだすんなら山内の殿さん」を恨む坂本龍馬、伏線張られまくってるから理解がし易くてまう。
あと安政の