あらすじ
桜田門外の変で国内が揺れる時、幕府の遣米使節団一行は大歓迎を受けていた。いよいよ帰国の時が…歴史大河ギャグ最新刊!
徳川幕府が諸外国の圧力により開国。同時に大老・井伊直弼は攘夷勢力に対し強権を発動、弾圧を開始。いわゆる<安政の大獄>の始まりであった。これにより、大老・井伊直弼に対する不満が膨れ上がり、ついに水戸、薩摩藩の浪人たちが決起し、桜田門外の変が勃発。国内がこの事件で大揺れになっていた時、徳川幕府の遣米使節は太平洋を越えた米国本土で異国の文化に触れ、産業の発達ぶりを見聞、さらに米国民から大歓迎を受けていた。いよいよ帰国の途に就いた遣米使節であったが…幕末も風雲急を告げ、新展開へ!
感情タグBEST3
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米国使節団長の木村喜毅をちゃんと描いてくれて嬉しい。また江川太郎左衛門ファンには嬉しい、江川塾(縄武館?)に大鳥圭介が! 別場面では榎本武揚と中島三郎助。
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為 が「Tommy」に空耳し、その美少年tommyが、全米で大フィーヴァーをかます。
さらに、トミーの関係の人が一応杞憂に身をもみ、トミーと他は問題を興さず、トミーの口から御政道の批判が。
空耳アワーのレトリック、空耳のいろいろを、きちんとやってる作者のリテラシーに脱帽する。
寅衛門さんはあの藝やるときはあくまで大山さんの声だったんか。
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長らく政治の話が続いていたため、本巻あたりはまさしく『風雲児たち』の活躍するエピソードで楽しかった。やはり風雲児たちが、幕府という旧体制と対立する姿が、実に勇気を与えてくれるのです。
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シリーズ23巻目。
遣米使節団の米国での活躍と咸臨丸帰国後の顛末が中心です。
特に正使たちのエピソードは多くは知らないので、面白かったです。
咸臨丸組は自伝(勝海舟や福沢諭吉など)で語りまくっているので、新鮮味はないものの、ギャグにしちゃうとまた面白いですね。
Posted by ブクログ
使節団が日本に帰ってくるまでと、その後をちょっとだけの23巻。
日米の文化や価値観の違いを特に感じさせてくれる1冊ですね。
小判のエピソードも印象的で、この頃から日本職人の技術力が凄かったんだなと。(((( ;°Д°))))