【感想・ネタバレ】風雲児たち 16巻のレビュー

真の完結まであと20年はかかると豪語する著者は、無名の偉人たちを丁寧に取り上げながら、幕末に向かうエネルギーを読者にぶつけてきます。「幕末」と言いながら、原因になった「関ヶ原」まで遡ったため、登場人物が膨大になり、30年以上の連載になってしまったのです。
印象的なエピソードは数えきれませんが、その後、歴史小説として話題になった
・関ヶ原での島津の正面突破による退却
・恐妻家(妻はお江~大河ドラマでは上野樹里!)だった二代将軍・秀忠の浮気で生まれた保科正之が家光への忠誠が認められて会津の藩祖になるが、それが幕末の悲劇につながる
など、私は歴史をこのマンガに学んだと言っても過言ではない!質量ともに文句なしの傑作です!

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Posted by ブクログ 2021年09月26日

政治は幕府というかやはり人間が行うもの。いつの時代もこんなことは起きているのだ。江戸時代は良かったなんていう人もいるが、表面的に見てはいけない。今も変わらない世の中だが、昔よりは良い時代と思いたい。

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Posted by ブクログ 2014年09月06日

アヘン戦争からはじまり、遠山の金さん就任、矢部定謙の憤死と天保の改革周辺の出来事が熱く綴られる16巻。無実の罪で幽閉された矢部の「人間が本当に怒れば、食事など通らなくなるのだ」の台詞は壮絶の一言。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

16巻の表紙は金さんですね。とにかくどんなところにもギャグを入れなくては気がすまないのでしょうか、一コマも油断できません。(ちらっと空を飛んでた烏とかも・・)しかし、要所要所をしっかり押さえてあるので歴史漫画として読み応えのあるものになっています。

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