あらすじ
慶長五年九月十五日、天下分け目の戦いは東軍・福島正則、西軍・宇喜多秀家の間で最初の戦闘が始まった。
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真の完結まであと20年はかかると豪語する著者は、無名の偉人たちを丁寧に取り上げながら、幕末に向かうエネルギーを読者にぶつけてきます。「幕末」と言いながら、原因になった「関ヶ原」まで遡ったため、登場人物が膨大になり、30年以上の連載になってしまったのです。
印象的なエピソードは数えきれませんが、その後、歴史小説として話題になった
・関ヶ原での島津の正面突破による退却
・恐妻家(妻はお江~大河ドラマでは上野樹里!)だった二代将軍・秀忠の浮気で生まれた保科正之が家光への忠誠が認められて会津の藩祖になるが、それが幕末の悲劇につながる
など、私は歴史をこのマンガに学んだと言っても過言ではない!質量ともに文句なしの傑作です!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
前半3分の1は3巻から続く、宝暦治水伝。薩摩藩の財政つぶしのために幕府が命じた濃尾平野の治水工事の手伝い。薩摩藩にこんな悲劇があったとは知らなかった。しかも工事終了後、関係者には一切の他言が禁じられ工事の詳細は闇に葬られていたと
は。
次は長崎を去る前野良沢。中川淳庵と杉田玄白と共に取り組む解体新書翻訳の苦労が描かれる。腑分け(解剖)。
高山彦九郎登場。
p160~平賀源内について。いかに才能豊かであったか。
高山彦九郎と林子平にフォーカス。生い立ちなど。子平は仙台藩に建白書を提出するも相手にされず。
鈴木春信(錦絵)の弟子、春重が西洋画と出会う。
薩摩義士
平田靱負は最後は悲しかったなぁ。
濃尾平野の千本松原は是非見にいきたいと思いました。
ついに、前野・杉田が出てきました!!
これから幾多の苦労があると思いますが、ストーリーには期待です!!
解体新書、感動
解体新書作成のドラマを描いた感動的な巻。前野良沢、杉田玄白、その他おおくの人間たちの絡み合う糸によって織り込まれた奇跡の結果とも言える解体新書。偶然の出会いがなければなかったであろう感動のストーリー。泣ける。