あらすじ
全国的な大飢饉で難民続出。人々の不満は老中・田沼意次、意知親子に向けられた。さて、この時、白河藩主・松平定信は・・・・・各界から絶賛の声が届く歴史大河ギャグ、第8弾!!
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真の完結まであと20年はかかると豪語する著者は、無名の偉人たちを丁寧に取り上げながら、幕末に向かうエネルギーを読者にぶつけてきます。「幕末」と言いながら、原因になった「関ヶ原」まで遡ったため、登場人物が膨大になり、30年以上の連載になってしまったのです。
印象的なエピソードは数えきれませんが、その後、歴史小説として話題になった
・関ヶ原での島津の正面突破による退却
・恐妻家(妻はお江~大河ドラマでは上野樹里!)だった二代将軍・秀忠の浮気で生まれた保科正之が家光への忠誠が認められて会津の藩祖になるが、それが幕末の悲劇につながる
など、私は歴史をこのマンガに学んだと言っても過言ではない!質量ともに文句なしの傑作です!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大黒屋光太夫らの漂流話の続きは出てこない。
山城守 田沼意知の衝撃的な刃傷沙汰で始まる。佐野善三左衛門が佐野家の下にあった田沼家に憎しみを募らせたのだ。
その後、佐野が悪を征伐した、田沼に天罰がくだったと世間は盛り上がり、佐野大明神やら黄表紙、芝居などがブームとなる(ひどい話…)。
印旛沼工事は進む。
高山彦九郎と頼春水が江戸にて再会。
高山彦九郎は東北に旅をし、飢饉を目の当たりにする。松平定信の治める白河藩は飢饉を免れる。
幕府は蝦夷地調査を開始。
p116~第五章・六章は蝦夷史・前編後編。これは勉強になる!
林子平「三国通覧図説」「海国兵談」