みなもと太郎のレビュー一覧
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ネタバレ幕末漫画といいながら、関ヶ原の戦いから始まり
結局、坂本龍馬も西郷どんも勝海舟も
もちろん吉田松陰も活躍する前に終わってしまった
でも、ぜ〜んぜん知らなかった歴史人物や事柄がわかり
すっごく面白かった
だって、わたし遠山の金さんて実在したなんて知りませんでした
江戸時代の封鎖された社会の中で、己の信念をつらぬいて
無惨な最後を迎えた人が多くて、悔しくて泣きたくなるよぉ
でも、結構長生きされた方も多いことに実はびっくり
わたし、江戸時代の人って短命なのかなと勝手に思っていたので・・・
一番分かったことは、自分がどんなに無知かということかしら -
Posted by ブクログ
この巻では安政の大獄が進行するが、この巻まるまる一巻使っても大獄は終わらない(汗)。その間、イネとシーボルトの対面などが描かれる。
いよいよ歴史の歯車は大きく動き出し、追い詰められていくギリギリの状況の中で(弾圧する側される側問わず)人間のもつ美しさが発露される……が、いつものギャグまじりで描かれることで逆にクスリとしつつも、心に染み入ってくるのがうれしい。
吉田寅次郎は確信犯的に幕府に対し正面から論戦を挑んもうとする。それを諌めようとする長井雅楽は寅次郎からは悪人呼ばわりだが、読者には平時の善人が有事には愚者になるという性格悲劇と映る。
志士たちを弾圧する長野主膳も同じく、仕えるべき主 -
Posted by ブクログ
学研でお世話になったみなもと 太郎先生の大河歴史ドラマ。連載実に30年!
幕末を描くのに、関が原からはじめちゃったもんだからさあ大変、はしょるハズの元禄時代が膨らみに膨らんでいつまでたっても幕末にいけない幕末マンガ。最近ようやっと幕末編に突入したのですが、またこれがなかなか先に進まない。。
でも面白いです。とくに大黒屋光太夫漂流記は圧巻。
『光太夫立ち寄り手を取りて、今別れて再び会うべきともおぼへず、よくよく互いの面(おもて)をも見おくべしと、ねんごろに離情を述べ、思ひきりてかけいだせば、庄蔵は叶はぬ足にて立ち上がりこけまろび、大声をあげ、小児の如くなきさけび悶へこがれける。道のほどしば -
Posted by ブクログ
もう35年くらい「幕末の風雲児たち」を描くために描かれ続けている漫画の、ガイドブック的存在。
その連載で生き様を焼き付けたわずか30人をピックアップしてちょっとだけまとめ。
明治維新辺りはごちゃごちゃしてるし、授業では飛ばされるし、あんまり興味は無かったんだけど、この漫画のおかげで、「なんでこうなったのか」の、とりあえずは前提部分だけが描かれて、非常に良く分かってきた、気がする。
やっぱ生きたキャラクターが紡いできたドラマ、と考えると、流れもよくわかるし、理解出来るし、しかしながら理解出来ないキャラクターも居たりする。
これはまさに、命そのものかも知れない。
20年掛かる、と言われましたが、