太田垣康男のレビュー一覧
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南洋同盟支配域に侵入したスパルタン。おもてなしは案の定、実力をもってでした。ドダイ・グフを中心とした飛行部隊。その指揮官が、サンダーボルトで戦死したと思われていたクローディア。イオの同胞でかつての恋人。
彼女が、どうして南洋同盟に組しているのか?を問いただすべく飛び出すイオ。彼女自身の意志なのか?洗脳されてしまったのか?
戦闘は、南洋同盟の特攻から、白兵戦へ。目的はスパルタン撃退でなく、艦内への侵入と通達。
その通達を受けたのはモニカ参謀。届けたのは南洋同盟レヴァン・フウ僧正。
モニカ参謀が軍の研究施設で、育て捨てたかつての教え子。
南洋同盟の指導者として君臨しているニュータイプ。
さぁ、登場人物それぞれの過去・現在、そして未来へのしがらみが出そろいだしたかな。
過去に囚われている現在を解き放ち、新たな未来を指し示すのがニュータイプ。ダイクンが唱えたのがそうであるならば、一年戦争で受けた後悔や衝撃・慙愧から逃れるために、南洋同盟へ加入する人々が多いのでしょう。クローディアのように。
宗教の形をとったのは、ニュータイプという新たな理念を広げ、集団を組織化するのに都合よかったからか。レヴァン・フウ自身の死生観もあってだろうけど。 -
Posted by ブクログ
アトラスガンダムお披露目の6巻。5巻でカミカゼコムサイを両断して登場したアトラス。今回、お披露目の舞台となったのは、南極。ジオン残党軍の水陸MSと水中用MAです。
ということは、当然相手はグラブロ。水中の格闘戦は、アムロなの?クローに片脚もがれるとことか。オマージュってやつか。
ジオン残党軍撃退後の、モニカ博士の言葉がぞっとさせる。
「信仰は…国を越えて拡散するものよ。」
その言葉通りに、ジオン残党軍のカウフマンは南洋同盟の信徒。そして、スパルタンにも戦死者に祈りを捧げるシルエットから、南洋同盟の信徒であろう存在がいます。
理不尽で凄惨な戦場から、生き延び逃げ延びた人々。彼らが普通の生活に戻るためには、すがるべきものが必要で、それが南洋同盟という宗教だったのかもしれないなぁ。
あ、MSにレールガン装備させちゃあいけないと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレどのエピソードもガンダムらしさが出ていて一年戦争モノの外伝としては出色の出来であるが、特に第12話「さよなら月曜日」が本書の白眉であろう。
日常と戦争をシームレスにつなぐこの良き父のエピソードは、本編で宇宙に煌く無数の爆発としてしか描かれない、名も知れぬ兵士たちにも大切な日常があったことを思い出させてくれる。
エースパイロット同士の己の正義をかけた戦いもガンダム作品の魅力であるが、現実に起きた二度の大戦に通じるこの一編は、ガンダムという枠を飛び越えた説得力を持っている。
「さよなら」を描いて「ただいま」までは描かないところが、往年の名監督の映画を観終わったときのような深い余韻と言い知れぬ不安を残す。特にジオンの行く末を思うとあまりにも切ない。
珠玉の傑作がここに誕生した。 -
購入済み
かっこいい
極限定的な戦域でのエースパイロット同士の戦い。
熱いです。
ただ、電子版の3巻が一向に出ません。
こういうところが電子書籍の欠点ですね。
今後、電子書籍を普及するには紙の本と同タイミングでのリリースは必須だと思います。
待ちきれないので紙の本で買い直そうと思っています。
作品としてはそれくらい面白いです。