持病の腱鞘炎が悪化したため、家族やスタッフとも相談して出した結論が
「今の手が動く範囲で描く」という選択だったそうです。
で、肝心の作画は完全に"下書きっぽい"感じでHUNTER×HUNTERの
冨樫氏がやっちゃった時の「アレ」と言えば分かりやすいでしょうか。
まぁ、病気自体については残
...続きを読む念かつ仕方がないと思えますが、私の中で
とある疑問が生まれています。
人物やモビルスーツのフィニッシュもそうですが、背景から何もかもが
雑なのです。発端は以前目にしたインタビューで「スタジオ・トア」の
作画作業について太田垣氏本人が語っている記事でした。
氏はそこで「サンボルの作画についてはデジタルを取り入れることにした」
と言っています。
・メカ全般の3Dモデル起こしはスタッフもしくは外注にお願いしている
・上述データをサーバーで共有、各々の分担作業を経て原稿に仕上げている
・モビルスーツに関しては完全に手書きで「顔」の修正だけ太田垣氏が担当
※ボディはスタッフが担当している(本宮プロ的なアレですね)
各巻末を見るとスタッフさんの担当したパートが毎回記載されています。
「作画担当」「3DCG担当」「背景美術担当」、、、きちんと分業制で
お仕事されているのが分かります。各々のパートについては巻によって
微妙に変わっていますが平均して10人程度で作業してるようです。
※協力会社・ゲスト等除く
私が疑問に感じたのは上述の「作業法」であるのなら入稿頻度の軽減と
社員の頑張り次第で作画の質を落とさず続けていけるのではないか??
という所でした。この疑問が確信となったのは13巻のクレジットです。
太田垣氏を除いて毎回8、9人いた面子が3人になっていました。しかも
クレジット記載が始まった初期の頃より在籍していたベテランスタッフ
の名前がない。
あくまでも私見ですがこれらの事柄から推察すると「社員の大量離脱に
よる質の低下を腱鞘炎問題にすり替えている」としか思えないのです。
そうなるとこの「下書き風」の作画を許容できなくなり、私のサンボル
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