太田垣康男のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
正直、ガンプラとのコラボレーションはいらないんじゃないか、という気持ちが出てしまったので、各話のストーリーが入ってこずに初読は微妙でした。あ、フルカラーは良いですよ。
それを気にせず読めば、主人公だけでない戦場の一兵士たち、いわゆるモブとして扱われる兵士たちにスポットあてた物語で、とても楽しい。
ありふれてるけど、誰もが主人公なんだ、と再確認再発見。Rescue meが好き。
主義主張なんて、俺らの知らないところでオエライサンが叫んでるだけさ。
目の前の出来事一つ一つをクリアしていくのが、しがない一兵卒の自分たちのやれることなのさ。
戦争映画って感じです。 -
Posted by ブクログ
「MOONLIGHT MILE」の著者・太田垣先生描くガンダムスピンオフ。
連邦側の主人公イオとジオン側の主人公ダリルの新たな戦場は地球。イオは新たな搭乗機アトラスガンダムに乗り込み、ダリルはサイコザクからまさかのアッガイに乗り換え。差が酷い(笑)。それにしてもアトラスはかっこいい。きっとこれからダリルはサイコデバイス搭載の新たなモビルスーツに乗り換えると信じているので、再び二人の命を削る激戦が見れる時を楽しみにしています。
ちなみに本巻には外伝「砂鼠ショーン」も収録。砂漠の用心棒がグフで闘う話です。こちらもファーストガンダムファンにはたまらん内容。 -
Posted by ブクログ
「MOONLIGHT MILE」の著者・太田垣先生描くガンダムスピンオフ。
長きにわたる一年戦争も、いよいよア・バオア・クーでの最終決戦へ。両手両足を失う代償を経てサイコ・ザクを駆り戦場の鬼と化すジオン側の主人公ダリル。連邦側の主人公イオの操るフルアーマーガンダムと激突し、僅差でこれを打ち破るが…。
数多くのガンダムサーガの中でも群を抜くハードSFとして評価の高い本作。今巻では一年戦争の終結とともに1部が終わり、2部がスタートします。
アニメ的なロボットアクションではなく、悲惨で残酷で誰も救われない戦争の現実に直面する主人公たちが切なくてつらいっす。