とんでもない画力にまずは圧倒される。戦争を遠くから見ていたつもりだったのに、読み進めるうちに自分がコックピットに乗り込んでいるような感覚になる。死を予感し、震えるほどの臨場感。
本作では、四肢がなくとも操縦できるMSが登場する。手足が無い方がよりMSと一体化して戦闘で有利に働くという恐ろしい特性。爆風で手足が吹き飛んでも傷ついた兵士は休む間もなく戦場へ駆り出される終わりのない地獄。
技術も経験もない少年兵が何もできずに無駄死にしたり、功績を残したくて無理をして死を早めてしまったり、平和な世界には居場所が無くて戦争にしか生きがいを見いだせない者もいる…。
連邦軍もジオン軍もどちらも同じぐらいボロボロで、この戦いの末に得るものは絶望しか見えない…。
人を殺せば殺すほど褒め讃えられる狂気の中で、必死で正気を保とうと、冗談を言って笑いあう。理不尽に戦いを強要される男たちの悲哀がそこにある。
感情タグBEST3
匿名 2023年03月03日
時は満ち、二人の戦士の再びの戦いの火ぶたが切られた。どちらかの生命の火が消えるまで続く闘争の中で、二人は溶け合うように壮絶な暴力の奔流となる。その力強く鈍い光は、愚かさや悲惨さを一時忘れ去らせ、ただ見る者を圧倒する。
匿名 2023年03月01日
12巻まで読んだけど、内容が濃いなぁ〜!そして、カッコイイし〜読み応え抜群です。最高でした。面白かったです。しか、出てこない!
毎巻数思うけれど、これが絵っていうのが信じられない。
そしてストーリーがついてて漫画っていうのがまじで信じられない。
プラモデルやフィギュアじゃないんだぜ という精密さにただ脱帽