【感想・ネタバレ】機動戦士ガンダム サンダーボルト 27のレビュー

あらすじ

連載13年!宿命の物語、堂々ここに完結!

シリーズ累計600万部突破!

一年戦争終結後、戦後の混乱と貧困により地球連邦の支配力が低下。
アジア全域を実効支配していた南洋同盟は、連邦からの独立と宗教国家建設を目論む。

激しい戦闘が繰り広げられたが、南洋同盟の計画は頓挫。
地球圏の勢力図が書き換わるなか、ひとまずの平穏が訪れるが…

散った命があれば、繋がった命があり、新たな人生が紡がれていく――
生き残った者達の“その後”を描く最終章。
物語、ここに完結!

...続きを読む

とんでもない画力にまずは圧倒される。戦争を遠くから見ていたつもりだったのに、読み進めるうちに自分がコックピットに乗り込んでいるような感覚になる。死を予感し、震えるほどの臨場感。

本作では、四肢がなくとも操縦できるMSが登場する。手足が無い方がよりMSと一体化して戦闘で有利に働くという恐ろしい特性。爆風で手足が吹き飛んでも傷ついた兵士は休む間もなく戦場へ駆り出される終わりのない地獄。

技術も経験もない少年兵が何もできずに無駄死にしたり、功績を残したくて無理をして死を早めてしまったり、平和な世界には居場所が無くて戦争にしか生きがいを見いだせない者もいる…。
連邦軍もジオン軍もどちらも同じぐらいボロボロで、この戦いの末に得るものは絶望しか見えない…。

人を殺せば殺すほど褒め讃えられる狂気の中で、必死で正気を保とうと、冗談を言って笑いあう。理不尽に戦いを強要される男たちの悲哀がそこにある。

...続きを読む

感情タグBEST3

レビューがありません。

「青年マンガ」ランキング