あらすじ
さあ、次なる戦争へ。
スパルタンは墜ちた!
地球のタール火山基地で勃発した連邦と南洋同盟の戦闘は、連邦の大敗に終わる。
ペガサス級戦艦・スパルタンは墜落し、32機のサイコ・ザクが宇宙へ打ち上げられた。
本隊とはぐれたダリルと、クローディアを殺めたショックで壊れたイオ。
二人の英雄を、次なる戦争が待ち受ける――――。
とんでもない画力にまずは圧倒される。戦争を遠くから見ていたつもりだったのに、読み進めるうちに自分がコックピットに乗り込んでいるような感覚になる。死を予感し、震えるほどの臨場感。
本作では、四肢がなくとも操縦できるMSが登場する。手足が無い方がよりMSと一体化して戦闘で有利に働くという恐ろしい特性。爆風で手足が吹き飛んでも傷ついた兵士は休む間もなく戦場へ駆り出される終わりのない地獄。
技術も経験もない少年兵が何もできずに無駄死にしたり、功績を残したくて無理をして死を早めてしまったり、平和な世界には居場所が無くて戦争にしか生きがいを見いだせない者もいる…。
連邦軍もジオン軍もどちらも同じぐらいボロボロで、この戦いの末に得るものは絶望しか見えない…。
人を殺せば殺すほど褒め讃えられる狂気の中で、必死で正気を保とうと、冗談を言って笑いあう。理不尽に戦いを強要される男たちの悲哀がそこにある。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
クローディアを死なせたことで廃人となったイオ。このままで終われるわけがない。サンダーボルト宙域で地獄を見たコーネリアスがレヴァン・フウに洗脳され、クローディアまで南洋宗の信徒になった経緯を知ったイオ。双子のおかげで死の寸前から戻ってきた。レヴァン・フウの目的のためにイオ、クローディア、コーネリアス、3人の友情が悲しい結果に終わったが、イオはさらなる決意で立ち上がる。もうイオとダリルだけの対決だけにとどまらなくなってきた。
ニュータイプの実験体クローンとして生まれてきたレヴァン・フウも残り少ない寿命の中でサイコ・ザクのデータを得たことでアナハイム・エレクトロニクス社への復讐を実行することを決意し、ダリルを利用してきたことがカーラとの対話で分かった。
それぞれが宇宙へ上がる準備を整え、イオ、ダリルが再び対決することを期待させ、次巻へ。こうなっては、イオの方に感情が移入してしてしまう。これからさらに宇宙(そら)での死闘が10巻以上展開していくとはすごい。
Posted by ブクログ
退場と復活。
コーネリアスの退場はある程度予測できたが、イオの復活、まるで主人公みたいだな!(主人公だったな!!
ニュータイプと超能力者の区別がますますつかなくなるわw
最早、
パイロットの思いだけでは無い、色々な思惑が入り乱れる中、
最後の舞台となる宇宙へ!
…行く前の1幕。
既に逝ってしまった人、今まさに逝く人、友…
とても痛い一冊になっています。
人々の過去とつながりが見えた
クローディアをイオに殺されたダリルは、スパルタン艦を落とした。クローディアを殺したイオは一時は正気を失うが、自分を殺しにきたコーネリアスからイースに助けられて正気を取り戻した。レヴァインフウの復讐までの過去と、その彼を生み出したモニカ達が目指す、パーフェクトガンダムとは。