魚戸おさむのレビュー一覧

  • 家栽の人 8

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    P98「私達が少年に対してできることは小さなことです。だけど小ささを恥じて、それをしまい込む人が多過ぎるんです。」

    今回も良作揃いでした。

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    2011年06月10日
  • 家栽の人 9

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    このコミックは、
    ・大人の眼と子どもの眼
    ・常識的な眼と常識に囚われない眼
    ・その人にとっての大切なものと社会で大切と思われているもの
    など、二項対立が物語にダイナミズムを産んでいて、最後は叙情を残しつつ、あぁ良かった、と心から思える。

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    2011年06月10日
  • 家栽の人 10

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    P115「でも人は望まれれば応えます。応えることが出来れば誰でもうれしい。人はその瞬間だけは忘れないんです。そう信じましょうよ」

    P166「人間は人を見つめ過ぎると間違ってしまうから・・・・・・」「なぜ?」「見つめた人のいいものも悪いものも自分に伝染ってしまうから。」「それって弱虫なんじゃねえの?」「そうですよ」「?」「君は誰より強くなりたいんですか?」

    P188桑田判事の汚れたズボンに思わず涙する。

    今回も素晴らしいお話しでした。

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    2011年06月10日
  • 家栽の人 11

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    この巻は初めての全巻通しての長いストーリーだった。かといって、問題が複雑なのではなく、一人の若い判事補とすれた弁護士が徐々に人間性に目覚めていく過程を追っている。まだ完成ではなく、続きがあるが、長いストーリーも読み応えがあった。

    P195「せめて正義の凶々しさに飲み込まれないように微笑んでいたい・・・・・・力の弱い少年を正義で刈り取るのは最後の手段でしょう」「裁判官や弁護士としてできることは残ってないかもしれない・・・・・・でも、私達は人間でしょう?」

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    2011年06月10日
  • 家栽の人 12

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    P126「ハシをちゃんと使えたとき、あの子、すごくきれいに笑ったのよ。私も嬉しくて、ああそうか、こういうことなんだ。人に何かしてあげるって、こんなふうにして胸の中がポオッと温かくなって、今まであったイヤな思い出が、いっぺんにバターみたいに溶けだしてしまうの。私は今まで冷蔵庫の中で冷たく固まっているバターみたいだった。それが孤独っていうものだった、と分かった」

    P189からのリフレイン、名ゼリフ集では涙が出た。私も桑田判事とともに時間を過ごし、別れの淋しさをみなと分かち合った。

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    2011年06月10日
  • 家栽の人 13

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    荒れた中学が舞台。不登校、非行の子どもたち。あくまでもこれらの言葉は大人目線ですが。。。


    桑田判事の息子さんへの言葉「叱ってもいいんだよ」「叱らないよ」「お父さんはね、守が昨日、見たことをいつまでも忘れないで欲しいと思っている。その方が嬉しいんだ」(P142)のやりとりに涙する。

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    2011年06月10日
  • 家栽の人 14

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    体罰事件をめぐる法廷を描く。本当の悪人が登場しない、このコミックで、教育委員会、弁護士と本当に悪い奴らが出てきて、物語は緊迫していく。少年は桑田判事はどうなっていくのか。今後の展開に手に汗を握る。

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    2011年06月10日
  • 家栽の人 15

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    一人の人間として、一人の少年のために、苦悩し、葛藤する桑田判事の姿を思い浮かべては、涙があふれる。

    最終巻として、終わり方もいい。
    本当に素晴らしいコミックだった。

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    2011年05月26日
  • 玄米せんせいの弁当箱 1

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    本屋で思わず手に取って、「面白そう!」と思い即購入しました。

    舞台は大学。玄米というお名前の先生とその生徒達の食にまつわる物語です。

    この時代での農業への偏見、昔ながらの食材(食事)離れ、食への意識に対して、決して強い主張ではなく、柔らかくストーリーとして表現されていて、色々考えさせられるマンガです。


    『食文化を知る事は、それぞれの食べ物にまつわる物語を食べるという事なんだ。』


    こういう意識があるのとないのとでは、食べ物に対する思いが違うと思います。
    子供だけでなく、大人にも皆に、読んでもらいたい一冊です。

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    2010年10月18日
  • 玄米せんせいの弁当箱 2

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    舞台は大学。玄米というお名前の先生とその生徒達の食にまつわる物語です。

    第2巻は、ウ○チの話や、食卓を囲むことの意味の話から持ち寄って皆で
    食べる話などです。

    食と切っては切れないウ○チの話は、現代の食生活のずさんさが浮き彫りに
    なっています。これはマンガの中の話ではない、きっと身近な問題なのだと
    言うのがよくわかり、考えさせられました。


    本書での玄米せんせいの素敵な言葉

    『料理がつくれるようになることは
    自分の命を保つ術を持つこと・・・
    それはつまり行きていく力を
    身につけるということではないでしょうか。』


    沢山の人に読んでもらいたいと思うマンガです。

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    2010年10月18日
  • 玄米せんせいの弁当箱 1

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    今月の本舗おすすめの一冊は、『玄米先生の弁当箱』という、そう、漫画です。ぬか漬けのお話から始まります。主人公は大学の農学部の先生です。その名も『結城玄米』先生。ぬか床を背負って、講義にやってきます。授業?と思わせるような始まりですが、その入り方が、実は深ーいとこに行きつきます。生徒さん達もぬか床作りから講義は始まります。ぬか床の造り方。米ぬか2キロ・粗塩400グラム・水1.8リットル・赤唐辛子4本・野菜のくず(トライしてみて★)とーってもシンプルな材料から始まるのですが、毎日の付き合いで、作り手によって、味が変わっていく・・・生き物なのです。シンプル・イズ・ベストむかしむかし、わたしたちの祖先

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    2010年06月29日
  • 家栽の人 5

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     家裁、すなわち家庭裁判所では少年犯罪が審理される。この作品は家裁判事である桑田義雄という人物を主人公にして家庭裁判所という舞台に登場するさまざまな少年たちと桑田判事との出会いを綴った作品である。「おっ、題名にある家裁のサイの字がまちがっとるばい。」というご指摘もあろうかと思うが、これでいいのだ。主人公の桑田判事はいつも植物の世話ばかりしている何となくぼーっとした判事である。そして彼の少年の非行に対する取り組みも植物の世話とよく似ている。「育てなければ…毎日愛して、そこから始めませんか」と言う桑田判事の語りかけは家裁は裁くところではなく栽(そだ)てるところだというこの作品の底流に流れている。だ

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    2010年04月02日
  • 家栽の人 4

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     家裁、すなわち家庭裁判所では少年犯罪が審理される。この作品は家裁判事である桑田義雄という人物を主人公にして家庭裁判所という舞台に登場するさまざまな少年たちと桑田判事との出会いを綴った作品である。「おっ、題名にある家裁のサイの字がまちがっとるばい。」というご指摘もあろうかと思うが、これでいいのだ。主人公の桑田判事はいつも植物の世話ばかりしている何となくぼーっとした判事である。そして彼の少年の非行に対する取り組みも植物の世話とよく似ている。「育てなければ…毎日愛して、そこから始めませんか」と言う桑田判事の語りかけは家裁は裁くところではなく栽(そだ)てるところだというこの作品の底流に流れている。だ

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    2010年04月02日
  • 家栽の人 1

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     家裁、すなわち家庭裁判所では少年犯罪が審理される。この作品は家裁判事である桑田義雄という人物を主人公にして家庭裁判所という舞台に登場するさまざまな少年たちと桑田判事との出会いを綴った作品である。「おっ、題名にある家裁のサイの字がまちがっとるばい。」というご指摘もあろうかと思うが、これでいいのだ。主人公の桑田判事はいつも植物の世話ばかりしている何となくぼーっとした判事である。そして彼の少年の非行に対する取り組みも植物の世話とよく似ている。「育てなければ…毎日愛して、そこから始めませんか」と言う桑田判事の語りかけは家裁は裁くところではなく栽(そだ)てるところだというこの作品の底流に流れている。だ

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    2010年04月02日
  • 玄米せんせいの弁当箱 1

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    大学の農学部の先生が主人公。初回の授業でぬか漬けを持ち込んだり、キャンパスに畑を作ったり。ちょっとユニークですが演台の食生活について考えさせられるコミックです。

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    2009年10月04日
  • 家栽の人 1

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    この漫画は何回も読み返しました。
    やさしさや厳しさっていうものを
    キチンとタイミングを見計らってあげないと
    人間はちゃんと成長しないんですね。
    植物に水を与えるように。

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    2009年10月04日
  • 家栽の人 1

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    後半不作(?)の回もありましたが、良い作品です。家裁という比較的地味な設定ですが、それが為に登場人物の人間くささが秀逸です。記憶に残るフレーズをひとつ。 心配を掛けたくないというおもいやりのつもりで仕事でのいや話を全く家でせず、でも不機嫌で無口になる夫。不機嫌のわけが判らず戸惑う妻。離婚調停を申し出た妻に対して、投げやりになる夫。判事が、夫に対して・・・「(自分(夫)の苦痛を心配させないようにと妻に伝えないこと)それは、おもいやりではなく、思い上がりだ」といって夫を諭します。<要約へたくそですみません。作品はとても素晴らしいです。>「おもいやり」と「おもいあがり」。私自身、おもいあたることがあ

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    2011年07月15日
  • ビッグコミックオリジナル 2024年4号(2024年2月5日発売)

    購入済み

    やっと、復活

    ずっとドキドキ読んでいた ミワさんなりすまし やっと復活しました。 
    嬉しい反面 最近ペースが遅くて もう少しペースアップして欲しい。

    #癒やされる #胸キュン #ドロドロ

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    2024年02月10日
  • イリヤッド~入矢堂見聞録~ 1

    無料版購入済み

    良くも悪くも、そのまんま

    本作の原作者は東周斎雅楽。
    これはもちろんペンネームで、本名は長崎尚志。

    そう、以前小学館の編集者として浦沢直樹とコンビを組み、「MASTERキートン 」等の作品に携わった人物。

    そして本作は、長崎氏が小学館を退社した2001年7月の半年ほど後に「ビッグコミックオリジナル(小学館)」で連載が始まっている。
    この頃は、「MASTERキートン」の原作者の扱いを巡って後に様々な憶測が為されている時期。
    ただし、色々検証されてはいるが、何が真実なのかは明確ではない。

    とにかく、そんな時期に連載の始まった本作は、もうまんま「MASTERキートン」。
    ファンならすぐわかると思うが、各話の入り方や構図

    #深い #タメになる #アガる

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    2023年10月30日
  • がんばりょんかぁ、マサコちゃん 1

    (ノ-⊡ω⊡ノ)📖

    買ったのよさ。

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    2023年08月10日