魚戸おさむのレビュー一覧
-
ネタバレ 無料版購入済み
最期
親を亡くした人は過去を失う。
配偶者を亡くした人は現在を失う。
子を亡くした人は未来を失う。
恋人、友人、知人を亡くした人は
自分の一部を失う。
この言葉の意味全てを理解するのは、願わくば、自分が最期を迎えた時が良いな。
当分、まだ知りたくはない。。 -
ネタバレ 無料版購入済み
こうかい
"あれをやっておけば良かった"と後悔するのは、
患者さんよりも
残される方が多いんです。
凄く分かる。。が、親相手だと、何でか何時までも居るものだと錯覚してしまう。。 -
ネタバレ 無料版購入済み
医者
家には慣れ親しんだ人がいて、
慣れ親しんだものがあり、
慣れ親しんだ音があり、慣れ親しんだ空気が、
空間があります。
死を、最期をどう迎えるか、少しでも後悔する事なく、
苦痛を和らげ、穏やかに迎えられるかをテーマにした作品。
泣きます。。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ全巻読破。たいへん読み応えがあった。
この漫画は、終末期医療の美談だけを取り上げてはいない。
周りの家族の悩みや医療者の葛藤、本人の人生観も含め、それぞれの物語がある。
それらはどれもリアルで、決して正論や理想論だけでは語れない難しさをも描いている。
主人公の天道先生は、一見軟派男で主体性のないように見えるかもしれないが、そうではない。
「絶対に自宅で過ごした方が良い」とは言わない。本人の決定を最大限尊重する。
しかし、プロセスが足りていないと感じれば、「もう少し考えてみてはいかがですか?」と少しだけ助言する。
自分の経験を押し付けがましくなく伝え、あくまでサポートに徹している。
治 -
購入済み
何度読んでもいい
検察や刑務官の方々は、刑に服してる人達を「ヤツら」って呼びます。
現実はそうだとしても、ベテランになっても、悩んで、泣いて、裁く裁判官がいてほしいなあと思います。
なんか、優しい気持ちになる漫画です。 -
Posted by ブクログ
刑事ものや裁判ものは日本にも外国にもたくさんの作品があり,映画にもなっているものもありますが,この家裁の人は以前ドラマで放送されたことはありますがその後あまり脚光をあびていません。
しかし,今の時代,少年非行,虐待など青少年に関する問題を一早くから取り上げ,青少年の成長,家族の絆などまさに今,我々が直面している課題にたいして,桑田判事は植物の成長と関連させ,じっくりと更生を信じて待つ姿勢は感動できます。
いろいろな課題をすぐにでも解決したいと思う気持ちが強すぎて,子どもたちの成長がじっくりと待てない世の中。そんな社会で弱者の子どもたちは,暖かい大人のまなざしが必要と感じる一冊です。
桑田 -
Posted by ブクログ
「家栽の人」の著者の魚戸おさむ氏の作品。
食べものを通じた温かいヒューマンドラマが展開します。
この作品では全体を通して、日本の食の危機に警鐘を打ち鳴らしています。
食はどうあるべきかを見直す必要性を感じずにはいられません。
美味しい物、手軽な物、安い物で食事をするのではなく、食べるべき物を食べることが幸せに繋がっていくように思う。
玄米先生の夢では徴兵制ならぬ徴農制が登場するが、このくらいやらないと食の崩壊は止まらないかもしれない。
家庭の食を正すことが必要だが、まずは給食を正すことの方が早い気はする。
茶花先生いわく、「学校給食は米離れ養成所」
子供の頃の習慣が大人になっても続いていく…