加藤元浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
43巻故、基本構造は割愛。
☆気の合わないヤツ
イラクのクルド人自治区を舞台に、彼ら独特の習慣をテーマに亡命な話。
ミステリであり、命の危険もある話ではあるが、犯罪という意味では悪人のいない話なんだなと。
強要も殺人も、文化であり習慣なわけで、悪意は無いわけで、彼らから見れば、習慣を守らない方がルール違反の犯罪者で有り。
価値観の違い、正義と正義の話なんだなと。
☆透明魚
表現自由をテーマに、美術館で起きた謎の侵入者の話。
QEDの方の、準レギュラー(?)アラン&エリー財団のエリーさん登場。
こういうミックスも嬉しい。
☆歯医者
不思議スイッチonの変わり種。
タイムリ -
Posted by ブクログ
15(+50)巻なので基本構造は割愛。
☆その世界
遺産相続殺人モノ。
ハウダニットより、構造で喜ばせてくれるタイプのミステリ。
テーマはユークリッド幾何学。
☆人がまだ見ることができない
以前にもあった、ちょいと未来の話。
ヒロインが弁護士になっていて、システムエンジニアの主人公と謎を解く流れ。
AIとかロボットの絡むミステリ。
未来舞台の変わり種も面白い。
トリックや構造に「おや」と思う部分も無くもないが、シリーズの信頼などの補正もあり、全体的には+で面白い。
ミステリなので、どこがどう気になって、どこが特に面白いというような感想を書けないのがもどかしい。
最終的に -
Posted by ブクログ
いつものように2話収録。
最近、日常の謎系の話が少ない気がするのが微妙に残念ながら、いつものクオリティには満足。
「1億円と旅する男」「メモリ」
一億円の方は、よく考えるとかなり無理があるように思えなくもないけれど・・・。
「捕まえたもん勝ちの」キックがゲスト出演している。
「メモリ」は、QEDの設定を活かした導入に展開ではあるけれど、世界の要人が入り乱れるさまは、CMBテイストもまぶしてある感じが面白い。
漫画の方には、ちょくちょくキック出るのに、小説版に漫画のキャラ達で無いのよね。
短編かなんかを挟んで登場させてほしいといつも思う。 -
Posted by ブクログ
クロスロード……高校の日常の謎タイプ。小粒なネタ。
シュロのコイン……マウがからんでくると世界規模の話になって嬉しい。謎解きはツラい結末だったけど、CMBはこういう世界史的な物語があるから好きなんだよね。
紘区A-11……2075年、未来の宇宙で働く七瀬さんと森羅。小惑星に一人しかいなかった技師が射殺された。どうやって死んだのか? AIロボットの矛盾した行動は何故か? 未来のシチュエーションならではの謎で、トリックも斬新でおもしろかった。
猫のシッポ……最初と最後は日常の謎系。猫の正体は最初から分かったけど、男の子達の冒険とラストシーンの地図がかわいかった。