加藤元浩のレビュー一覧

  • Q.E.D.iff ―証明終了―(30)

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    2人の仲がきちんと真摯に進展したのは本当に良い。
    新章は今揺れに揺れているハーバード大。
    作者はこの激動をどのように描くか。
    成田美名子が『エイリアン通り』『CIPHER』シリーズで描いた通り、アメリカの大学は多様性、異文化交流を描く上で絶好の題材。
    昭和のこの名作から30年を経て、顕在化し・拡大したアメリカ国家の歪み。誰もが憧れ、キラキラしていた国ではもはやなくなったアメリカ。
    燈馬と可奈はそこで何を見て、何を思うのか。
    新章が楽しみで仕方がない。

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    2025年05月31日
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(30)

    ネタバレ 購入済み

    めっちゃよかった!!

    iffはこのラストのための話だったんだと思うけど、突然な感じはありますがとにかく良かったです。次シリーズも楽しみ!

    #アガる #胸キュン #感動する

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    2025年04月22日
  • 捕まえたもん勝ち! 七夕菊乃の捜査報告書

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    ネタバレ

    おもしろかったー
    学費稼ぐためにアイドルになって、事件に巻き込まれて、刑事になってく
    猪突猛進さがかわいい

    0
    2024年08月18日
  • Q.E.D.証明終了 超合本版(1)

    購入済み

    推理漫画の最高峰

    運や偶然や「それ無理すぎるだろw」というような無茶苦茶や強引なトリックを排除した純粋なロジック詰めの骨太な超本格推理漫画。
    結構古い漫画だけど今読み直しても全く色褪せずに面白い。

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    2024年02月15日
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(26)

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     26+50巻故基本構造は割愛。
     ヒロイン可奈嬢が高校卒業後の進路に備えて活動する流れを軸に世界を舞台に事件の謎を解く流れ。
     恋愛的云々はおいておいても凄い人と付き合っていると、進路まですごいことになってしまうのだなぁと。
     元々凄かった主人公は普通だが、元々普通の学力だったヒロインなわけで、一番凄い人。
     モンティホール問題に絡めた作品は割と多くあり、色々な人が様々な解説をしているが、今作では問題そのものより、「様々な解説」の方にスポットを当てて物語が構成されているのが、捻りが効いていて好きでした。

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    2023年12月20日
  • ないない堂 ~タヌキ和尚の禍事帖~(2)

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     2巻目ではあるが、著者の作品群の流れを汲んだミステリ譚。
     ただいつも(?)と違い、天才級の探偵役と助手というより、二人とも助手で二人とも探偵役な所が面白い。
     コンビとしてちょうどいい塩梅。
     物語に妖怪や呪物的なものが混じる特徴も面白く、従来の流れのようでいて、まったく新しいスタイルでもあり。
     河童と鎌鼬を混ぜたような妖怪事件と、丑刻参りで人を殺す殺人事件物。
     舞台が滋賀県なのも他と違うか。
     赤こんにゃく旅した時に食べたなぁ。
     いずれ大阪と戦争して琵琶湖の水を止める話も出てくるかもしれない。

    0
    2023年12月13日
  • ないない堂 ~タヌキ和尚の禍事帖~(2)

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    現代の妖怪

    やはり流石だ。この巻の2話とも読み応えのある内容だった。事件は現在に起こっているが、妖怪より人間の方がよっぽど怖い。各話で紹介される妖怪の説明も私は好きだ。今回、タヌキ和尚の大学時代の友人が登場し、彼女との比較において、和尚の人間性が見えてきた。3巻も楽しみだ。

    #タメになる #ドキドキハラハラ

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    2023年12月07日
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(26)

    購入済み

    今回も読み応えのある内容

    今回も読み応えのある2作品だった。
    最後まで事件の真相がわからないワクワクと内容の深さ、心地よく読者を騙すミスリードにおいてはさすがだ。
    可奈ちゃんがどんどん進路に向けて進んでいっているのは、嬉しいのだけど、ファンとしては時間を止めて、ずっとこの2人を見ていたいので、少し複雑な気持ちだ。

    #ドキドキハラハラ #スカッとする #タメになる

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    2023年12月01日
  • ないない堂 ~タヌキ和尚の禍事帖~(1)

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     加藤元浩の新シリーズ。
     司法試験に落ちた主人公は、資金援助をしてくれていた祖父との約束で廃寺寸前の僻地のお寺の和尚になることに。
     そこで近所の稲荷神社的お店「ないない堂」の店主と…。
     あとはいつも通りの、事件・捜査・ひらめき・解決。
     田舎を舞台に、仏教と神道で妖怪的直感を取り込んで、善悪を超越した真実を追う流れ。
     従来のシリーズ的にはC.M.B.に近い印象は受けたが、単純に天才が謎を解くだけで無い構造は今までと違う。
     ないない。
     著者の著作リストに「ロケットマン」が無いのが謎なんだよね…。

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    2023年09月06日
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(25)

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     25+50巻なので基本構造は割愛。
     安定して面白い。
     語り出すと文字数が足りないので面白さを簡潔にするのが難しい。
     AIや量子コンピュータの話は、整理するとわりとアナログな推理モノの基本のような話。
     AIはたまに使うが確かに著作権のグレーさは気になる。
     二話目は、50年後の話。
     姫子嬢も登場したのが嬉しい。
     ・・・っていうか普通にも登場して欲しい。
     閑話休題。
     デンマークの良心的労働回避連盟を遠回しに連想させられたが、多分全く関係ない。
     一見正しいように見せかけられるジョークな正義。

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    2023年09月01日
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(25)

    ネタバレ 購入済み

    最近の水原さんは冴えている

    1本目は量子コンピュータのお話『第4のゲート』。なんだかすごく『Q.E.D.』っぽい気がして嬉しくなる

    2本目は2050年を舞台にした『簡単な答え』。「対老人」を扱うディストピア感ある話。当たらずとも遠からずな未来がある気がしてゾッとするけど… そうはならないでほしいなぁ

    最近「水原さんってすごく頭がいい」と思うようになってきた。今回も冴えてる。ifストーリーだと思うけど将来は弁護士さんか…

    #タメになる #ダーク #シュール

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    2023年08月12日
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(25)

    購入済み

    今回も期待どおり

    今回も裏切られなかった。ミステリーではあるが、ベースとなる物語の取り上げ方がとても良く、勉強になる。謎解きもふたひねりほどされていて、読者の予想を大きく超えていく心地よさがある。さすが!

    #ドキドキハラハラ #タメになる #カッコいい

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    2023年08月17日
  • ないない堂 ~タヌキ和尚の禍事帖~(1)

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    今後に期待

    もっと超現実な妖怪が出てくるのかと思っていたが、現実世界に根ざして、ちゃんとした謎解きがあるのが良い。妖怪話の解釈の仕方も好き。主人公たちの魅力がまだ十分に伝わってきていないが、今後の展開に期待したい。

    #ドキドキハラハラ #タメになる

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    2023年07月15日
  • 空のグリフターズ ~一兆円の詐欺師たち~(6)

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     完結巻なので基本構造は割愛。
     作品の構造上、成功するのは解っていての構成なのだが、天才がひとりで無双するだけの作品ではなく、凡人や大衆の他、敵側にも頭の切れる物が当然のように対策を講じてきて、それを更に読み切り…。
     倒叙ミステリの応用な読み方で、最後までドキドキハラハラで引っ張って、最後にしっかり種明かしがなされ、良い感じに良い感じなラストを向かえた感じの良い感じ。
     完結してしまったが、ひとつの大きな話を過不足無く語られているので満足。
     まぁこの物語が本当の意味で完結するのは約8万年後かもだが。

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    2023年05月07日
  • 空のグリフターズ ~一兆円の詐欺師たち~(6)

    ネタバレ 購入済み

    クリーンな100億円ゲットだ

    故郷の島を奪還するために必要な100億円

    世界中の富裕層から1兆円を「幽霊銀行」に振り込ませる計画が、ついに動く

    100億円の返済期限まで残り7日。証拠を残さず、世界経済を欺いて大金を手に入れろ!

    新刊が出るたびに読んでたけど 緻密な計画に頭がついて行かず「?」な部分もあったため

    完結を機に改めてまとめ読み

    どういう手段で 誰を巻き込んでコトが動いたのか? それぞれの思惑がどうだったのか? やっとわかった!
    大胆で爽やかな若人たちのひと夏の大冒険。楽しかったーーー もう発表されている次回作も期待してます

    #ハッピー #ドキドキハラハラ #感動する

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    2023年04月25日
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(24)

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     24(+50)巻なので基本構造は割愛。
     近巻あまりなかった学校の話題系収録。
     +贈賄用の大金が消える人死に系の話。
     いつも通りの安定した面白さなので、久々の方に絞った感想を。
     数学的には利得行列やらナッシュ均衡で、球技大会周辺で起きた怪事件を見極める。
     主人公とヒロインは仲は良いが付き合っているわけでは無いし付き合っていると思われるのもアレな設定。
     今回の話では、この暗黙の了解な領域が大分踏み込まれている印象。
     基本ミステリに恋愛要素は邪魔と思う質だが、この二人はさっさとくっついて欲しい。

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    2023年03月30日
  • Q.E.D.iff ―証明終了―(23)

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     50+23巻なので基本構造は割愛。
     表紙を見て一瞬、燈馬くんはなんでスカート穿いているんだろうと思ってしまった。
     人探し物と裁判モノ。
     最近、純粋な日常の謎系が少ない印象…。
     裁判モノは凄かった。
     ミステリ好きで法廷物もマンガ小説問わず読みますが、構造が素晴らしかった。
     ビルを折ると怪獣罪で地球追放とのことですが、怪獣を地球外に追放できる技術力があれば、未然に防ぐことができる気がします。ただビルを折る前に追放すると冤罪になってしまうのですね。
     地球追放はビルを折ったのを確認してから・・・。

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    2023年01月13日
  • 空のグリフターズ ~一兆円の詐欺師たち~(5)

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     5巻なので基本構造は割愛。
     冒頭の展開で前巻の衝撃的なラストを思い出させてくれる、掲載誌を読んで無くてもすぐに内容に入り込める構成に感謝。
     この物語は結末を提示しカットバック的に語られるので、成功する未来は確定している物として読めるわけで。
     詐欺の倒叙作品とも言えるのか、押し寄せる難題を主人公たちがどう読み切り、どう交わし乗り越え利用していくのかを楽しむ感じ。
     大金を一気に書き込む準備が整い、計画は成功するとして、ここから語られる未来の部分でどう話が転がるのか、冒頭より後の部分がより楽しみに…。

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    2023年01月08日
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(45)

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     たくさんの旅をした
     信じられないものを見てきた
     星空に輝く氷河を
     灼熱の砂漠に浮かぶ蜃気楼を
     夢のような色彩の鳥たちを・・・
     全てをこの地球の上で


    という第45巻、大団円。
    一気読みしました。45冊。
    大英博物館の三賢者に与えられた「智の守護者」の証であるC・M・Bの3つの指輪持つ少年と、その相棒の少女が織りなす極上ミステリ。ジュブナイルマスターキートンといった感じ。
    Q.E.Dよりヒロインの暴力装置度は低めです。少しだけ。

    博物学民俗学を中心にオカルトも日常の謎もなんでも取り扱うのでとにかく飽きない。しかもものすごい密度。これだけ長く連載していて捨て回が全くないのが本当にす

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    2022年12月09日
  • C.M.B.森羅博物館の事件目録(2)

    s

    購入済み

    謎を解いてもらうのに入館料が必要になるのは少しケチなのかなとも思いつつ、別に普通かなとも思うのに、求めるものが難しすぎて面白いです。

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    2022年08月10日