雨穴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「変な家」は間取りミステリーでしたが、「変な絵」の方が文字通り絵なので、ぱっと見て違和感が見つけられたりして、とっつきやすい気がしました。
連作短編集になっているので、ひとつひとつが短くて読みやすいです。
きっと全部繋がるんだろうなと、読み進めながら、これがどう繋がるのかと考える楽しさもありました。
ストーリーとしては、ぞくっとする部分もありますが、「変な家」よりは怖くないかな。
文庫版には追加されたエピソードもあって、謎解き好きなので、そのオマケの部分も楽しめました。
それぞれ別の話のようで、最後にはひとつの物語が浮かび上がってくる。
これは前作もそうでしたが、爽快感がありますね。
怖さと -
Posted by ブクログ
これは家なんかじゃない、生きている「トラバサミ」だ!
最初読む時には、ただ11枚の間取り図を見ているだけだと思っていた。
しかし、栗原が一見無関係に思える歪な空間、行き止まり、窓のない暗室を一つ一つ繋ぎ合わせていった時…
背筋が凍った。
あの通り抜けられない長い廊下は、建築業者のミスではなく、「中にいる人間を絶対に逃がさない」ためだったのだ。全ての不条理が、ある恐るべき一族の儀式と、あの失踪事件に結びついた時、この本の本当の恐怖が蔓延し始める。
絶対に真夜中には読まないでほしい。自分の部屋の壁の裏にも、何かが潜んでいるのではないかと疑い始めてしまうかもしれない…