雨穴のレビュー一覧
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購入済み
"おすすめ" 致します
表紙の間取り図が目に入り、どうにもこうにも気になって仕方ないので、ホラー要素の高い作品は避けていたけど、連載版の1話目を拝見し、更には続きを求めて単行本の1巻を購入しました。
戸建て住宅の積算や住宅設備機器等を扱う仕事に就いていたこともあり、建築図面は見慣れているものの、ストーリー展開が非常に面白く、また小説を漫画として描いた際の説明文のようなコマが無く、間取り図より読み取れる動線が漫画の中で上手く表現されていて、この作品を更に面白くしていると感じました。
大変おすすめです。早く続編(2巻)を読みたいです。 -
Posted by ブクログ
「あなたは地図の謎が分かるか?」という宣伝文句にしっかり釣られ、序盤からいきなりサスペンスものが始まり、ゾッとさせられながらも、夢中で読んでしまった。謎に立ち向かう若い男女のやり取りも沢山あり、アドベンチャー満載の青春小説でもある。一度興味を持ち始めたら止まらない情熱と知的好奇心が栗原青年の中で爆発している。
雨穴さんの小説を初めて読んだが、状況が分かるように絵や模式図が沢山挿入されていて、読書が苦手な人や子供でも読みやすい。火山や集落の形成、鉄道工事についても触れられていて、楽しみながら教養も得られた。この小説を読んで、地理学や社会学について興味を持つ子供たちが居れば嬉しいことである。 -
Posted by ブクログ
シリーズお馴染みの協力者である設計士・栗原、その若き日の物語。亡き祖母と母にまつわる謎の古地図を手に、家族のルーツを辿る旅の中で彼が手に入れたものとは——。
実に面白かった。雨穴氏の「変なシリーズ」はすべて読んできたが、文句なしの最高傑作である。
本作の主人公は著者の雨穴氏ではなく、これまで幾度となく彼を助けてきた栗原氏だ。若き日の物語を通じて、彼の人格がいかにして形成されたのか、そのルーツが明かされる。シリーズ屈指の人気キャラクターである栗原氏のファンとして、迷うことなく手に取った。
舞台は2015年。就職活動に励む大学生だった栗原氏は、父から亡き祖母の家を売却すると相談を受ける。父の言