雨穴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初めは短編集だっけ?と思うも、読み進めていくうちに全てがユキさんで繋がっていく事に気付く……。
『変な家』よりこちらのほうが好みでした!
『変な家』は漫画版や映画を観ていたのに対し、『変な絵』は前情報を一切入れずに読んだからかもしれません。より重厚感があったように感じました。
文庫版のオマケである謎解きも挑戦してみましたが、私の固い頭では途中で断念(さつまいもに囚われました笑)。
解説とその後があって助かりました。
栗原さんの若い頃を知る事が出来たのもよかったです。やっぱり「栗原さん何者?!」感が凄い。
今回は直接雨穴さんが出てくる事はありませんでしたが、オマケのくだりを読むに、忙殺され -
ネタバレ 購入済み
オムニバス形式の話?
前巻の話はあれで終わりなのかな?
未解決部分の謎はこれからの話を読んでいけばわかるのだろうか…
今回は美術教師が殺害される間際に遺したと思われる絵の謎。
今までは1冊で絵の謎が解かれていたので、まさか次巻に続くとは思わずちょっと驚き。
うーん…それほど盛り上がる話運びなわけではないから、下手に間を置いてしまうととたんに興味がなくなってしまう。とくにこの変な絵という話は、すべての謎が解かれて初めて、他の話で残された謎も解ける、という仕組みになっているのだろうし。
というかこれ、原作を読んだことないけど漫画だと何巻で終わるのかな… -
Posted by ブクログ
「変な家」を以前読んで面白かったので、今回も雨穴さんの本を読んでみた。 こういうのは、いわゆるモキュメンタリーというジャンルなのだろう。 最近増えてきている気がする。 ホラーと言うよりは、じわじわと「結局人間が一番恐ろしい……」という怖さで、謎を解きながらも二転三転していく物語から目が離せない。気が付いたら読み切っていた。事件の関係者のような視点で情報を少しずつ手に入れ、整理し、徐々に全体像が見えてくる……という感じで、とにかくのめり込んでしまう。まるで、この事件を追う記者のように。そして、今回は文庫版を買ったことで、体験型の謎解き(なんとスマホを使う!)と前日譚が付いていて、大変お得だった。
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Posted by ブクログ
漫画の試し読みをしたら先が気になって購入。
『変な家』より読みやすくて、あっという間に読み切った。謎解き感が強くて、でも解答を無意味に引っ張らずにサクサク展開してくれるからストレスなく読めた。ただ、一部グロい描写があったから苦手な人は注意が必要。
最後の謎解きからの一捻りもなかなか楽しめた。
道尾秀介さんの『いけない』とか『聞こえる』にテイストは似ているんだけど、こちらの方が良くも悪くもライトで初心者向けに感じた。(道尾さんのは最後まで読んでも難解なことが多い、、)
ホラー小説に興味があるけど読んだら絶対後悔することになると思っている身としては、この微ホラーな雰囲気が適度でよかった笑。
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Posted by ブクログ
変な家 1巻を読み終えました。感想としては、パズルのピースが一つずつはまっていくようにストーリーが展開し、謎が解き明かされる過程がとても面白い作品でした。
ネット上では、建築の観点から「ありえない」といった批判的な意見も見かけますが、漫画はそもそも妄想やフィクションの世界。現実との違いを気にする必要はないと思います。細かい指摘に惑わされず、純粋に物語を楽しむのが一番です。私自身、建築の知識は全くありませんが、楽しく読み進められました。
主人公は男性らしい雰囲気と女性らしい魅力が混在するキャラクターで、作者の雨穴さん自身を投影しているような印象を受けました。YouTubeで公開された『変な家』の