雨穴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ本作は、大学生・栗原が、祖母の不可解な死をきっかけに「変な地図」に隠された真実を追うミステリーである。祖母は正体不明の古地図を握りしめたまま自殺しており、その地図には七体の妖怪が描かれていた。栗原はこの地図の意味を探るため、母娘(もじょう)山と河蒼湖集落を訪れ、過去と現在が交錯する調査に踏み込んでいく。
河蒼湖集落はすでに廃村となっており、周囲には謎めいた石碑や、かつて人々が暮らしていた痕跡だけが残されている。調査の途中、母娘山のトンネルで不可解な人身事故が発生し、矢比津鉄道の社長・大里が命を落とす。この事故を境に、物語は単なる「古地図の謎」から、利権や因縁が絡む事件性の強い展開へと進んでい -
Posted by ブクログ
一言メモ、幼い時の辛い思いは、大人になっても引きずりながら生きることになる。注意
今まで、ひょうひょうと出演してきた栗原氏の人となりを紹介する本。
これまで、何となく、栗原氏の影がある様子が、過去作で感じてきたが、こういうことだったのか‥と思わせるストーリー。
映画変な家を見た直後に読んだため、さっきまで佐藤二朗氏による栗原から、グッと若返った時間軸の中で、謎が謎を呼ぶストーリー展開と、地図が織り込んであるので、それを見ながら読み進めるのは、宝探しのような感覚に陥る。
私の感じ方だが、今までよりも、栗原氏に絞ったストーリーなので、内容がギュッとしていて、図が多く、過去作より読みやすいかも。個 -
Posted by ブクログ
話は当然のように面白いし読むのが止まらなかった
気付きをひとつ
□枝葉(一つの間取り)だけでは、
数多の出来事が複雑に絡み合った因果の事情は窺い知ることはできない。
もちろん、根っこの存在が持った思惑も。
転じて、一つの出来事から推測できることなど僅かで的外れになる事ばかり。日々の中で見知ったことは枝葉がほとんどで、幹や中身を把握し切ることなんて不可能に等しい。
安易に推測するのは無駄だし、真相に近づきたいなら、多方面から徹底的に調べ尽くす必要がある。それでも確実とは限らない覚悟も。
■ちょっとしたことで心を乱すなんてむだむだ。
変な想像はたいていハズレてるし、起こらないんだから。むだな