雨穴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
よくできている。これに尽きる。
一枚の絵から展開されていく短編かと思いきや、全ての章でひとつずつ伏線が解かれていき、最後の最後で最初と繋がるところが非常によくできている。
時系列や視点移動が頻繁にあるが、それも読みやすく提示されているので話が入ってきやすい。
この本の伝えたいことは、人も絵も、目に映るものが全てではない。ということなのではないかと思った。
作中に出てくる人物達のように、同じ人でも、その人を見る視点が違えば良い人にも悪い人にも捉えられる、全く違う人間像になる。絵も同じく、この絵はこういう意図で描かれたのではないか?というのも見る人によって感じ方が異なる。
自分だけの狭い視点か