雨穴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ大好き雨穴先生の4作目!
若き日の栗原さんが主人公。「変な家」が好きだったら「なるほどねー!だから今の栗原さんがあるのかー!」となる感じ。
学者気質な栗原さんが「知りたい」を突き詰める、そして祖母をはじめとした家族の気持ちを理解していく情緒も面の成長と、とてもストーリーがいい!
他の人の感想をちらっと見えてしまったけれど、バディもので元気で明るい女性と謎を追っていくのはラブロマンスも期待していたしドキドキしたけど特に何もなかったとのこと、え?マジ?と思ったら、本当に何もない。しかも続編で出てくるフラグもへし折って結婚しちゃって泣いた。
ストーリーめちゃくちゃよかったけど、社長かわいそうで悲しい -
Posted by ブクログ
前作よりも巧妙に謎が散りばめられており、一見普通の資料から不穏な違和感が広がっていく。
読み進めるほどに謎が深まっていくのがとても面白かった。
最初は些細な違和感だったものが、複数の間取り図を通して少しずつ繋がっていき、やがて大きな真相へと近づいていく構成が見事だった。
特に印象的だったのは、それぞれの家が独立した奇妙な話のようでありながら、読み進めるうちに共通点や背景が見えてくる点である。ただのホラーではなく、間取りの意味や構造を推理していくミステリ的な面白さも強くある。
また、図だけでは分からない人間の思惑や過去が明らかになっていくにつれて、家の不気味さがより現実味を帯びていくのも印象 -
Posted by ブクログ
雨穴作品を小説で読むのは初めてで、変な家に関してはYouTube動画や実写映画で見たことがあり面白かったため購入。
作中にでてくる絵がとても不気味で、「不気味・怖い」という感情のお陰で、物語に入ることができる潤滑剤のような役割となり、サクサク読み進めることができた。
私は登場人物を覚えるのが苦手で、この作品も何度も見返したり確認をしていたのだが、最終章の伏線の回収の仕方は、そんな覚えるのが苦手な人でも理解、思い出せれるように分かりやすく工夫がされている(重要な人物、言葉には文字右横にヽが付いているなど)。
読者も一緒に考察しながら、謎解きをするようにはできているが、メモ帳が無くては難しいものも -
Posted by ブクログ
11の間取り。「共通点」から見えてくる恐ろしい企み。ミステリーというより人間ドラマと言っても過言ではないのでは。
これは一冊通して『ヒトコワ』。ここに登場するのは「どうしようもないクズ」ではなく「育ちに抗えなかった人」。みんな「ふつうの感覚」を持つことができた、あるいはできたはずの人。人生をかけたヒトコワほど恐ろしいものはない
先の予想がことごとく外れていくおもしろさを感じながらも、その展開に苦しくなる。けれどサクサク読めるのは雨穴さんの筆力こそ。雨穴さんの文章は「描きすぎる」ことがなくひたすら飄々と、淡々としているので読みやすいし、余韻が残る
そういえば買ってなかったと思い、先日購入。