雨穴のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
2026.07.09
ホラーを「因習」「心霊」といったモチーフではなく「物語を怖くしている仕組み」で5W1Hで分類しているところが新しい。それぞれの短編が「何が怖いのか」を作品解説されているのも面白い。
ホラー入門者や、逆に苦手な方にもおすすめしたい。ホラー好きには、ここまでホラー作家が揃っているのも胸熱。
たぶん文体の好みもあると思う。私はそもそも「描かれすぎない」文章が好きなので、説明されすぎると読んでいて萎えるし、怖さが削がれる。ホラー展開に恋愛要素もいらない。そういう意味ではやっぱりモキュメンタリーが好き。雨穴さんや背筋さんの作品のように飄々と淡々と語られていく文章のほうが考える -
購入済み
ペース
いくつもの謎が段々と繋がっていく、ということなのだろうけれども、
コミックが出るペースだとなかなか記憶できない。
絵は綺麗なのだけど、主人公の表情とかが病人みたいなところがあって違和感。 -
Posted by ブクログ
ダガー賞にノミネートされたという本作。正直「変な家」にはそんなにハマらなかったのだが、本作は素直に面白かった。
次々と移り変わる視点、時間軸。少しずつ重なり合い、ミスリードを経ながらまさか冒頭の本作のテーマを語るリード文にまでも繋がってくるとは思っていなかったので驚いた。特に最初の栗原説については確かに自分も違和感を覚えた部分でもあったのだが、そこからの推察は突飛過ぎると思っていたのに意外と的を射ていたとは恐れ入る。キーとなる絵の謎もよく出来ていたように思う。
犯人について最初の事件は気の毒に思ったし、不幸な出来事だと感じた。だがその後の箍の外れ方は常軌を逸している。なんでこうなったという感