坂口安吾のレビュー一覧

  • 肝臓先生

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    魔の退屈
    堕落論につながる思索的随筆。

    私は海をだきしめていたい
    珠玉。
    しかし本書の中では浮いている。
    やはり理想的な並びというもよがあるのた。

    ジロリの女
    ジロリタイプの女にマゴコロで尽くしものにしたいという男の小説。
    ラストで俄かに罪と罰式の展開になるが、
    もとは自意識過剰に悩まされた男の話と見るべきだろう。

    行雲流水
    女のお尻が行雲流水する。
    憎んだ女の頭を坊主にする怨念。
    これはコント。しょーもなー。

    肝臓先生
    モデルがいたのね。

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    2016年08月26日
  • 堕落論【語注付】

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    安吾の随筆は韜晦的というか、安吾が裡に持っているであろうものをこれぞとすぐ曝け出してくれないもどかしさを感じる。これだけ饒舌に語ってくれているのにそう感じるのは、私の理解力が乏しいのと、「〜は、〜だ。」という断定ではなく「〜は、〜ではない。」という否定の印象が強いせいだと思うけど。
    何か私個人にとってもとても大事なことを言ってくれている気はする。ただどうも杳として掴めない。くやしい。いつかまた安吾に戻る時にはもう少し確かな感触を得たい。

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    2016年06月14日
  • 明治開化 安吾捕物帖

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    複雑ではないトリック。
    でもなんだかわけがわからない感じの終わり方も含まれている。
    あきらかに伏線が張られているのに、なんか新十郎の推理が中途半端な感じで終わるものがあり。
    特に「石の下」タイトルとその意味が珍しくて頭に残るんだけど、さんざん描写は長くて深いんだけども、謎解きの部分と勝海舟の最後の部分が異常に短い。
    ものすごくなんだか消化不良な感じがする。
    真珠のやつもちょっとそうかなぁ。。。で?!みたいな。
    これ、買ったんだけど、実は青文で読めたのね。。。安吾。。

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    2016年05月22日
  • 風と光と二十の私と

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    【坂口安吾の教師だった1年を語る】
    安吾が小説家になる前に、教師だった1年がある。その時の話である。

    特別濃い内容ではない。彼が1年という短い教員生活を振り返り、自分自身でないような、思い出す度に嘘のような変に白々しい気持がするという彼の気持が書いてある。

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    2016年02月29日
  • 明治開化 安吾捕物帖

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    一話読み切りの短編集。書かれたのは戦後だが明治開花の雰囲気が味わえる感じ。探偵もので毎回話には関係ないが勝海舟が出てくるのも面白い。

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    2015年10月04日
  • 堕落論

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    ネタバレ

    はるか昔に友人に勧められた本。ようやく読めた……!
    「田舎暮らしって憧れのように語られるけど、ふたをあけたら全然そんなことないからね!」みたいな文章に凄く共感……。

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    2015年09月05日
  • 堕落論【語注付】

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    アナーキー?ただただ饒舌です。

    乱暴な文かと思いましたが、しっかり整合が取れていて愛も感じます。

    桜の話は食欲なくすくらい気持ち悪いですが、最後が儚いというかなんというか、美しさも感じるようなお話です。
    作中で仰っていたのはこういうことなのか?

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    2015年04月28日
  • 明治開化 安吾捕物帖

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    ミステリとしては、ちとツライ。が、執筆時の昭和25年からみた明治時代の描写と語り口が面白い。水天宮の縁日の賑わいや、四谷の貧民窟の有り様などを興味深く読んだ。

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    2015年03月03日
  • 白痴

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    ネタバレ

    『全てがなんて退屈なんだろう、だけど、何故、なつかしい』

    坂口安吾を読む女に碌な人はいないので目安にすればいいと思う。太宰治好きは自己顕示欲の強い女、芥川龍之介が好きな女は頭でっかちなだけの無知なのであしからず。そもそも、本を読んでるような女は表面は涼しそうな顔していても大概地雷なので、避けて通ったほうが良い。

    坂口安吾はアウトローだったのか。私には分からないけれど、彼の言う堕落論は常に私の傍でトグロを巻いている。それは、見ているだけで痛々しく醜く、苦しくて辛いものだ。

    彼はいずこへ。

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    2024年01月07日
  • 肝臓先生

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    ネタバレ

    5編収録の短編集。これといって特に共通するテーマもなく、これといって特にオチもなく、全編主人公の男がうだうだ語るという体なんだけど、冒頭から読者を引き込む語り口の妙味が素晴らしい。ただし、表題作の「肝臓先生」だけは例外で、これはストーリィ、展開、オチ、キャラクタ全てが優れている。今でいう舞城王太郎を豊富とさせる突っ走り文体で語れる肝臓先生の虚実入り混じった(虚はないのか?)逸話は感涙むせび泣くこと必至というのはもちろん言い過ぎだ。伊東市に行ったら、肝臓石を探してみようと思う。それと「行雲流水」もアホらしくて好きだ。

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    2014年07月10日
  • 我鬼

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    歴史心理小説

    秀吉と秀次の、兄弟の確執を描写した作品。物理的なアクションでなく、心理描写にかなりの重点が置かれている。説得力はそれなりにあるが、面白いかと言われると微妙。論理は安吾流だが、筆力がイマイチ、という感じかな。

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    2014年07月07日
  • 明治開化 安吾捕物 その三 魔教の怪

    購入済み

    UN-GOの「因果論」の

    原案となった話である。宗教否定という安吾定番のテーマで、実に楽しげに、怪奇趣味で飾り立てて書いているが、少々竜頭蛇尾の感がある。恐らく紙数の関係上であろうが、犯人逮捕の場が直接描写されないのは、興醒めと言わざるを得ない。

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    2014年06月24日
  • 白痴・二流の人

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    『奇才坂口安吾は中二病だったのか』

    坂口安吾の作品について私ごときが語るのは烏滸がましいが、坂口安吾の描く女子が大変好みである。強く、弱く、慎ましく、我が儘で、なによりとても賢い。自我の探求に厳しく、他人の干渉を嫌い、世間と言うものを知らず恐れず、こんな女子が現実にいたら、背筋の凍るような美女であろうと思う。

    何度読み返しても、坂口安吾の作品に飲まれてしまう。色の違う八編だが坂口安吾を始めるには一番読みやすいのではないか。

    4/172

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    2014年04月22日
  • 堕落論・日本文化私観 他22篇

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    ネタバレ

    坂口安吾、この人は駄目だな。個人的には全く合わない気がする。
    文章が思いつき、というか飛躍が多く、繰り返しも多い。明らかに原稿用紙の升目を埋めるために書いているようなものもあって、そんなものを有難く拝読しなくてはいけないのだろうか?なんだかんだいっても結局最期は「生きることだ」みたいな結論で、説得力がない。

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    2013年12月27日
  • 肝臓先生

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     わかる部分とわからない部分、共感できる部分と共感できない部分が多い。また、俺はあまり文学作品を楽しめない人間だけれど、感じるところは多かった。
     作中に多くあった男女についての考えは、強く印象に残った。自分のことを考えるなら。恋人との肉欲に溺れた経験がなく、ゆきずりみたいな経験しかない自分の歪みを自覚していた。けれど、坂口安吾を読むとそれを歪みと感じるのは、俺の勘違いなのかもと思う。普通の幸せを知らないことを、俺はひどく不幸だと思っているんだろう。
    「その程度の差異で」と言われた気がする。人間の歪みとは何なのか、自分にとって重い、通常とされるものとの差異を歪みというのは、中二病の名残でしかな

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    2013年09月05日
  • 明治開化 安吾捕物帖

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    アニメで気になって手を出した、初安吾。

    捕物帖の類もはじめてだけど、軽妙な語り口で気楽に読めます。
    冒頭の「読者への口上」も良い。肩の力を抜いて楽しめる。

    ただ、「石の下」はどうにも消化不良。モチーフは面白いんだけどなぁ。

    そういえば…最近読んだ山田風太郎の明治モノにも勝海舟が出てきたけれど、こちらもあちらもイイ感じにクセモノ感が出ていて中々、なかなか。

    アニメキャラの名前を見つけてニヤニヤするのも一興です。

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    2016年02月26日
  • 堕落論・白痴(まんがで読破)

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     いつかは読もうと思ってずっと読んでない坂口安吾。大学の時からだから、かれこれ20年近くこの状態でした。今回この本で、読んだ気になってしまいそうですが、やっぱりいつかは読みたいと思います。

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    2012年12月27日
  • 明治開化 安吾捕物帖

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    まぁふつう。前書きで書かれているように暇つぶしくらいになる感じ。推理物としてはだいぶ端折ってるというか、誰でもはんにんになりうるような推理だ。

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    2012年11月23日
  • 明治開化 安吾捕物帖

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    ネタバレ

    アニメUN-GOの原作というか枠組みというか。
    アニメでは原作キャラの面影もないし名前ももじってあるし、原作はほんとに話の土台って感じ。因果も原作で出てくるのね。泉ちゃんは…うん。
    アニメをもいっかい見てみようと思った。
    当時の独特な言い回しがちょっとよくわからなくて、文章として読めてもニュアンスが伝わりにくい部分が多かった。時代の違いはしかたない。
    勝海舟が毎回推理を間違える背景とかはなんだかアニメのがらしいし、納得できるかなと思った。

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    2012年11月04日
  • 明治開化 安吾捕物帖

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    アニメ「UNGO」の原作!坂口安吾!
    覆面家族がおもしろい。アニメでもこの時代背景でやってくれりゃよかったのにー。

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    2012年09月30日