谷口ジローのレビュー一覧

  • 猟犬探偵 2 サイド・キック

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    馬も探すよう依頼されるくだりはメシの種かプライドかのせめぎ合いである。そんななか自分の生き様を通すところがハードボイルド。

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    2014年05月14日
  • 散歩もの

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    孤独のグルメのコンビによるあてのない散歩マンガ。
    ドラマとしても少し中途半端な印象があるが、これはこれで良い。
    描き込まれた絵が魅力。

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    2014年04月28日
  • 散歩もの

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    ネタバレ

    ただただ散歩してるだけの話なんだけど、なんか良い。息抜きになるような。
    後半は原作者久住さんのエッセイ?になっているのだけど、谷口ジローさんの原画に対する感想がすごく面白かった。原画はスクリーントーンが緻密に貼り重ねられていてものすごく重量があるんだとか(内容の重みだけでなく、文字通り原稿そのものの重量が)。「この一コマでたぶん一日仕事」と久住さんが評するほど絵が緻密で、文庫で読むのはもったいなかったかも。

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    2014年04月05日
  • サンドウィッチは銀座で

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    食に関するエッセイなら、断然平松洋子さん。「孤独のグルメ」の谷口ジローさんの漫画もついて、お勧めです。

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    2014年01月13日
  • サンドウィッチは銀座で

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    出てくる食べ物みんな美味しそうでたまらない。
    既になかったり、出向くのが難しそうだったりするところもあるけれど、いつかぜひ自分も行ってみたいと思わせられる。人物や景色もそうだけれど食べ物を豊かな表現力で魅力的に描けるのは羨ましい。

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    2013年12月11日
  • サンドウィッチは銀座で

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    ネタバレ

    美味しいものを食べるより、美味しくものを食べよう
    俺が最近心がけていることなんだけど、そりゃ美味しいものを美味しく食べるのが一番で、できればそうしたい。
    この本を読むと、美味しそうな食べ物がたくさん出てきて、ほんでまた平松さんが美味そうに食べよるねん。美味しく食べる描写がまた上手いねん。

    少々寝の張る食べ物でも「とてもお安い」と言い切るあたりに、経済力の差を感じてちょっと引き気味のところもあるんだけど、妬みでひねくれる心をこれでもかと逆なでるような、美味いモノ美味い食い方、上手い描写の連続で

    逆なでもエエもんやとか思ってしまう。
    谷口ジローの挿絵(漫画)がまたエエのよなぁ。

    何よりも食い

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    2013年11月22日
  • 孤独のグルメ【新装版】

    購入済み

    漫画は良いが

    スキャン時の解像度が低く、文字が潰れているか拡大しないと読めない部分が多いです。

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    2013年09月06日
  • サンドウィッチは銀座で

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    ビールの美味しいお店、池袋の中国料理のお店、社員食堂、洋食の定番オムライス、サンドウィッチ、熊鍋、昭和の大衆食堂、全部行ってみたくなるお店です。(いくつかは行ったことありますが。)

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    2013年08月26日
  • サンドウィッチは銀座で

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    東京在住の著者なので、レポートもそのあたりが多いですが、大阪のふぐや食いだおれ太郎でおなじみのあの店も出てきます。
    面白いのは、出版元の文春をはじめ、新潮社や共○党の社食堂についての記述。一番いまいちなのが文春というのが厳しい。
    自○党にも頼んだそうですが、「公平な内容が期待できないので」と、断られたそうです。文春から頼んだので、社食に見る自民党のぜいたくみたいなことを書かれると危惧したのかもしれませんが、単に食べたいだけですよ、平松さんは。
    共○党の社食は……いや、私、そのメニューはちょっと!とイデオロギーの関係でそのメニューなんか?共産主義ということはあの国の影響を受けてるのか!? という

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    2013年08月25日
  • サンドウィッチは銀座で

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    谷口ジロー氏の絵に惹かれ購入。
    平松さんのお名前は聞いたことがあるような、ないようなというレベル。
    古い映画の話が出てくるので、それなりのお年の方と思うけれど、健啖家ですね。最初の春先の天ぷらや野菜料理の文章が素晴らしい。そのままページを捲る手が止まらなくなった。
    ビールの立ち飲みや所謂B級グルメのような食べ物も出てくるが、B級なんて言葉は使わないし、素直に美味しさ、一緒に卓を囲む楽しさを伝える文章に品がある。
    銀座のサンドィッチやひとり鍋など僕の知らない世界も。そして滋賀の山奥に熊を食べに行く話まで。ホントにどれも美味しそうだなあ。
    神保町のランチョンと吉田健一の関係は知らなかった。次々と訪

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    2014年01月18日
  • センセイの鞄 1巻

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    原作を読んだのは10年前。ツキコさんがとても自分に近い人になっていた。谷口ジロー氏の絵は相変わらずしっかり描き込まれているのに淡々としていて、原作の雰囲気を全く阻害していないのが素晴らしい。そしていつもながら、お酒と肴が抜群に美味しそう。一人で飲むのは楽しい、誰かを想って飲むのも楽しい、そして誰かと肩を並べて飲むのも楽しい。そんなふうに生きていきたいなあ。

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    2013年04月08日
  • 猟犬探偵 1 セント・メリーのリボン

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    好きな漫画家の谷口ジロー氏の作品だし悪くはなかったんだけど、原作を読んでみたくなる。タイトルの由来がわかるラストシーンが凄くイイ。

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    2013年04月08日
  • 「坊っちゃん」の時代 第四部 明治流星雨

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    「坊ちゃんの時代」第四部。
    幸徳秋水を中心とした無政府主義者たちによる、「大逆事件」を巡る人間模様。
    つくづくこの国は、と思わされる。体制が変わり舵が切られたように見せかけておいて、何も変わっていない。こういうことが何度繰り返されても喉元を過ぎれば熱さを忘れる。
    それも、酷く短いスパンで。言論封鎖の次は結社の禁止。そうして人はテロリズム以外の手段を奪われる。
    また同じようなことが起こるだろう。まさに世相は大逆事件をなぞっている。そのたびに、主義のない世界は汚泥を飲み下すことを誉めそやす。
    主義とは傷だ。そうして、傷のない人間の記憶は、まず痛みから忘れていく。

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    2013年02月10日
  • 猟犬探偵 1 セント・メリーのリボン

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    焚火/花見川の要塞/麦畑のミッション/終着駅/セント・メリーのリボン
    短編のハードボイルドだが、なんとも言えない雰囲気を与えてくれる。「男の贈り物」を主題としているらしいが、読後感が非常によい。特にこの短編の標題ともなった『セント・メリーのリボン』は盗まれた盲導犬をめぐってのストーリー展開だが、最後の終わり方がかっこ良すぎる。東京駅の赤帽の話「終着駅」は浅田次郎ワールドに近いか?

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    2012年08月20日
  • センセイの鞄 2巻

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    ネタバレ

    前巻の気になる終わり方にぐいぐい引っ張られて読んだ。


    ほっこりとしてしまった。
    もっと楽なほうへよろめきそうになっても、やっぱりセンセイが愛しいに辿り着く。
    理屈ではなく本能なんだろな。
    センセイも前向きに善処してて微笑ましい。

    2人のやり取りが好きだった。
    そのまま2人で居る時間だけを描いて終わらせてくれたら良かったのにとも思った。
    そうすれば私の中では、2人は永遠に一緒だったから。
    でも、このオチがあってこそなんだと思う。

    ほっこりしながらも、もう2人のやり取りがみれないのかと思うと淋しい。

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    2012年07月31日
  • センセイの鞄 1巻

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    ネタバレ

    しっとりとした作品。

    表紙の印象と違う展開。
    でも嫌いじゃない。好き。

    アラフォー間近のどこにでもいそうで、飄々とした女性。
    あまりいなそうな、実直な初老を過ぎたあたりの男性。

    淡々と、でも前と同じじゃないゆっくりと時間が流れる。
    展開でいえば、結構ビックリ。
    でも納得な部分もある。

    原作があるのを知らなかった。
    今度読んでみようと思う。

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    2012年07月31日
  • 神々の山嶺 1

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    ネタバレ

    マロリーは果たしてエベレスト初登頂に成功したのか?!という物語をサイドストーリーに、エベレスト登山にかける男たちを追った物語。熱いです。雪山のシーンは凍えそうだけど、熱いです。手に汗握る山の描写は、圧巻です。読みながらちょっと息が苦しくなりそうでした。

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    2012年07月11日
  • 孤独のグルメ【新装版】

    購入済み

    じわっと面白い

    評判が良かったので以前から読んでみたいと思っていました。内容は味のある絵と語りで中年サラリーマンの私にはとっても面白い作品。機種はipad2を使用。少し絵の解像度が荒い感じがしましたが読書に支障はありませんでした。デジタル読書は保管場所も取らないのでいいですね。特に漫画や雑誌は手軽に読めて場所も取らず良いです。

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    2012年07月01日
  • 猟犬探偵 1 セント・メリーのリボン

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    稲見一良さんの作品を漫画化?!そんなことできるの?と思ったけどできてるんだな、これが。無駄な説明なく進むけど、人物ひとりひとりに奥行きがある。で、猟犬とペットと盲導犬が描かれているんだけど、心が曇らないこと請け合い。犬が好きな人にオススメする。読み終わったら、“ああ、セントメリーのリボン!!!”って思うよ。

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    2012年06月19日
  • 神々の山嶺 1

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    近年の山ブームで登山人口は増えているそうですが、本格的な登攀も含めた登山はやはり身近な世界とは言い難い。そんな世界を覗き見るにはうってつけのの作品です。。
    原作者、夢枕獏に漫画化するなら彼しかいないと言わしめた、谷口ジローの画力が、山の過酷さと魅力、登場人物の人間臭さを丁寧に描写していて、世界観に引き込まれる。
    山にしか生きる事ができない、不器用さと繊細さを持ち合わせた羽生のキャラクターに、どんどん魅せられてしまい、いつのまにか主人公、深町と同じような感覚を共感してしまう。
    羽生には実在のモデルがいるというのもまた驚き。原作を読みたくなる作品です。

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    2012年06月02日