谷口ジローのレビュー一覧

  • 神々の山嶺 2

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    羽生の手記の文章力を際立たせる画力。
    極限の状態に陥る可能性の高い所へ自ら向かう人の姿に、人は「自分の中の辛さ」を重ねるのだろう。重ねて、自分にとってはこんなに辛いのに、それ以上の過酷さを受けてなお生きている人がいる、と言う事が信じられないから、追い掛けてしまうのだろう。羽生の足跡を負う深町の中にある想いは読者を代弁するものだ。

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    2016年01月25日
  • 神々の山嶺 1

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    羽生丈二…男臭い。夢枕獏さん描くところの男臭さが出てる。
    「顔は間違いなく四十代の男のそれであるのに どことなく 十四・五歳の少年の色気のようなものがその写真にはあった」
    と言う表現を使う辺り。

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    2016年01月25日
  • センセイの鞄 1巻

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    食べ物にまつわるシーンが美味しそうに書かれているのはやっぱりこの作者ならではかな。独特な擬音語にクセを感じる。
    小説を完全になぞった感じだが、絵にされると初老のセンセイの絵面が正直ちょっときつかった。けれども物語に魅力があるせいか、そんな歳の差を感じないほどやはりきゅんきゅんしてしまった。

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    2016年01月17日
  • 孤独のグルメ 2

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    いつの間にやら大人気になっていた男のグルメ漫画待望の第2巻!
    ハードボイルド臭が薄れた代わりに親父ギャグ度は3割増し。伝統芸のアームロック付き。

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    2015年12月02日
  • 孤独のグルメ 2

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    1とキャラが違うと意外との不評なんですね。1と2の間にテレビ化があるからとのことで、少しテレビのゴローさんに寄っていて、独白が増えている。ワタシはあまり気にならなかった。テレビのようにバカ食いしないところがかえって新鮮である。
    「イタリアにはタバスコはないというけど、メキシコのタバスコをビシビシかけて、アメリカのコカ・コーラで食べるのが日本流だい」「冷やし中華だのラーメンだのはこういう昼下がりのガランと空いた店で食べたい」「俺は並んで食べるのが嫌い というより 食べている時 後で誰かが 待っているという 状態が嫌なんだ」なんてゴロー節だ。

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    2015年11月19日
  • 孤独のグルメ【新装版】

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    ドラマから入ったもので、原作がだいぶ違うのに驚く。ドラマのおしゃれじゃないけど出すものがうまい食堂系紹介もので、ランチで二人ぶん食べるというものではないのだ。こちらだとコンビニでいろいろ買って並べて食べたり、従業員を叱ってばかりいる店主とケンカになったり店の名前は出させないけど不味いって話にもなる。ハードボイルドグルメという新しい境地だ。久住昌之って絵がうまいんだなと思ったら、これは谷口ジローの技でした。「こういうの好きだなシンプルで、ソースの味って男のコだよな」「ああなんてことだ食べ始めているのにさらに腹がへっていくかのようだ」なんて独白はドラマと共通ですね。

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    2015年11月19日
  • 孤独のグルメ 2

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    ネタバレ

    五郎ちゃんが若い…っていうか顔が違うw

    18年ぶりの新刊。
    とにかく井之頭五郎の顔が違うんで戸惑う。しかも駄洒落(オヤジギャグ)が増加w
    ですが相変わらずの一人飯模様で安心します。…他に同席してないからって好き勝手に注文、内心で自己評価し放題。自由だ。人は食事の時こんなにも自由になれる…。

    とりあえず煮込み定食のオチに爆笑。
    反則気味だけど、これもまた独り飯の醍醐味、ですねw

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    2015年10月18日
  • 孤独のグルメ 2

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    ただご飯を食べてるだけなのに、何でこんなに面白いんだろう。
    ちょっとした食べ物や雰囲気に幸せを感じるところあたりなのかなあ…とは思っているのですが、じっくり本作の面白さについて考えたくなります。
    まったり読むには良い1冊。

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    2015年10月18日
  • 孤独のグルメ 2

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    料理マンガって最近流行ってますが
    なんでこんなに気持ちよいんだろうね
    美味しんぼ然りなに読んでも大体楽しい。

    個人的には
    このマンガに紹介されたお店の詳細や
    写真などものっけてくれるとありがたい

    だけどないのがこの孤独のグルメの良さなのかしら。

    読みながら、
    チェーン店じゃなくて
    個人経営でやってるお店をもっと利用しないとなと、
    そんな気持ちです。

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    2015年10月17日
  • ステーキを下町で

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    孤独のグルメのマンガの画を描いている谷口ジロー氏のイラストに惹かれて購入した本。帯広のぱんちょうの豚丼や東向島のかたやまのステーキ、餃子の王将など普段遣いの出来るもしくは旅先で食べるB級グルメのショートエッセイ。何も考えずにさらっと読める。また短編なので細切れで読んで行くこともでき、またグルメ本としても使える本です。

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    2015年10月08日
  • ステーキを下町で

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    テレビには食レポと称しておいしさを伝えんと工夫を凝らした映像が毎日のように溢れている。紋切り型の美辞麗句や繰り返される感嘆の声に食傷気味になるそれらと異なり、本著では店の佇まい、店員や客の様子、そしてメインたる料理の描写によって食事の魅力が鮮やかに再現される。味についてはほとんど詳細されてないのに描かれる食べ物の数々はあまりにも誘惑的。空腹時に読んではならないのはもちろんの事、満腹時に読んでいてもまた食欲が出てくる危険な書である。

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    2015年10月04日
  • 孤独のグルメ 2

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    久住昌之と谷口ジローの名コンビによる名著の18年ぶりの第2弾。

    メジャーな店ではなく、路地裏や意外な場所にある味のある店で、ゴローが野生の勘に任せて食べまくる。全13話の他に巻末には平松洋子による解説エッセイも収録。

    第4話ではゴローの古武術の技が炸裂する場面があったが、思い出してみれば第1弾でも同じような描写もあった。その他にも第1弾と同じようなセリフも多数あり、その点は少し不満。

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    2015年09月28日
  • ステーキを下町で

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    前作の「サンドウイッチは銀座で」も良かったけれども、この二作目は超えました。お店、味、感想、そして地域性からの味わいイロイロあってご馳走様。

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    2015年09月01日
  • 孤独のグルメ【新装版】

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    初めて読んだが面白い。知らないお店に一人で入る楽しみ、食べることの喜びが少ないページ数に詰まっている。多くは語らない淡々とした話しもよい。

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    2015年03月22日
  • サンドウィッチは銀座で

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    てんぷらを揚げてる油の音や、トーストしたサンドウィッチを切るサクッという音が聞こえてくる本。
    タイトルはおしゃれすぎるけど、それを狙った本ではなかった。
    社員食堂訪問しまくる記事が好きだ。
    挿絵が無くても、十分伝わるけれど…挿絵も味。
    谷口氏のファンには嬉しいだろう。

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    2015年05月04日
  • 「坊っちゃん」の時代 第一部

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    ネタバレ

    明治期の文人・思想家たちの活動を軸に、かの時代の精神性をのぞかせてくれる佳作。

    いまなお全国の中学・高校で読まれる「坊っちゃん」「こころ」の作者・夏目漱石。だがなぜ読まれるべきとされているのか理解して頁をめくる若人は多くない。

    軍医の肩書きにして『舞姫』や『ヰタ・セクスアリス』を著した森鴎外の理想と現実とは何か。
    詠うように生き、それを糧に詠う不実な歌人・石川啄木。彼にとって生活とは、リアリズムとは何だったのか。

    足尾銅山事件でも知られるジャーナリストにして大逆事件の首謀者に挙げられた思想家・幸徳秋水。彼の目指す革命、政治、思想の実態はいかなるものだったのか。

    彼ら知識人・言論人のほか

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    2015年03月15日
  • サンドウィッチは銀座で

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    混ぜるな危険ならぬ読むな危険です。
    もしあなたが、ダイエットをお考えなら
    軽快な文体とリアルに想像させる描写で、ダイエットは敢え無く崩れ去ることでしょう

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    2015年01月16日
  • 孤独のグルメ【新装版】

    購入済み

    お腹がすいた

    食欲が出る

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    2014年08月20日
  • 孤独のグルメ【新装版】

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    コマ割りの多さにビックリ。1ページに14コマ。
    じっくり読ませる寸法なのかな?

    粛々と男性がご飯を食べるだけの話。文句やわざとらしい台詞が惹き付けられる。あと、ご飯も美味しそう。

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    2014年07月24日
  • 孤独のグルメ【新装版】

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    四期目が放送されるほどの人気シリーズとなっているドラマの原作となっているコミック。

    輸入雑貨の貿易商を個人で営む井之頭五郎がメシを食って食って食いまくる。
    一話完結タイプの漫画であり、話はほとんど食事シーンのみというシンプルな構成。

    それだけに深いことを考える必要もなく、ただ旨そうにメシを食べるゴローさんの雄姿を見るのを楽しむことができます。
    ドラマで松重豊さんが演じるゴローさんも良いのですが、一風変わった雰囲気のゴローさんも良いです。
    話の端々に出てくる独特のフレーズがホントにいい味出してます。

    惜しむらくは、本コミックに掲載されてない話があるということ。
    誰かその話を読める方法教えて

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    2014年07月20日