谷口ジローのレビュー一覧
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1とキャラが違うと意外との不評なんですね。1と2の間にテレビ化があるからとのことで、少しテレビのゴローさんに寄っていて、独白が増えている。ワタシはあまり気にならなかった。テレビのようにバカ食いしないところがかえって新鮮である。
「イタリアにはタバスコはないというけど、メキシコのタバスコをビシビシかけて、アメリカのコカ・コーラで食べるのが日本流だい」「冷やし中華だのラーメンだのはこういう昼下がりのガランと空いた店で食べたい」「俺は並んで食べるのが嫌い というより 食べている時 後で誰かが 待っているという 状態が嫌なんだ」なんてゴロー節だ。 -
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ドラマから入ったもので、原作がだいぶ違うのに驚く。ドラマのおしゃれじゃないけど出すものがうまい食堂系紹介もので、ランチで二人ぶん食べるというものではないのだ。こちらだとコンビニでいろいろ買って並べて食べたり、従業員を叱ってばかりいる店主とケンカになったり店の名前は出させないけど不味いって話にもなる。ハードボイルドグルメという新しい境地だ。久住昌之って絵がうまいんだなと思ったら、これは谷口ジローの技でした。「こういうの好きだなシンプルで、ソースの味って男のコだよな」「ああなんてことだ食べ始めているのにさらに腹がへっていくかのようだ」なんて独白はドラマと共通ですね。
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ネタバレ明治期の文人・思想家たちの活動を軸に、かの時代の精神性をのぞかせてくれる佳作。
いまなお全国の中学・高校で読まれる「坊っちゃん」「こころ」の作者・夏目漱石。だがなぜ読まれるべきとされているのか理解して頁をめくる若人は多くない。
軍医の肩書きにして『舞姫』や『ヰタ・セクスアリス』を著した森鴎外の理想と現実とは何か。
詠うように生き、それを糧に詠う不実な歌人・石川啄木。彼にとって生活とは、リアリズムとは何だったのか。
足尾銅山事件でも知られるジャーナリストにして大逆事件の首謀者に挙げられた思想家・幸徳秋水。彼の目指す革命、政治、思想の実態はいかなるものだったのか。
彼ら知識人・言論人のほか -
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四期目が放送されるほどの人気シリーズとなっているドラマの原作となっているコミック。
輸入雑貨の貿易商を個人で営む井之頭五郎がメシを食って食って食いまくる。
一話完結タイプの漫画であり、話はほとんど食事シーンのみというシンプルな構成。
それだけに深いことを考える必要もなく、ただ旨そうにメシを食べるゴローさんの雄姿を見るのを楽しむことができます。
ドラマで松重豊さんが演じるゴローさんも良いのですが、一風変わった雰囲気のゴローさんも良いです。
話の端々に出てくる独特のフレーズがホントにいい味出してます。
惜しむらくは、本コミックに掲載されてない話があるということ。
誰かその話を読める方法教えて