谷口ジローのレビュー一覧

  • 「坊っちゃん」の時代 第二部 秋の舞姫

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    エリスが本当にかっこいい。そして、彼女が出会った凛としたこの明治は、吉良常、西郷、長谷川二葉亭、和服の人物たちが支えている。

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    2012年03月20日
  • 孤独のグルメ【新装版】

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    全編通して、特に何も起きない(笑)でもそのなんでもなさがすごくいいんだなあ。店を探しすぎて何が食べたいんだかわからなくなる気持ち、メニュー選びに失敗する感じ、まさに外食あるある。

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    2020年08月16日
  • 猟犬探偵 1 セント・メリーのリボン

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    骨太で良質なマンガ!
    相変わらず、室内や風景の描写が
    半端なく細かくて、時間をかけて読みたくなる。
    犬の躍動感ある描写は、本当に秀逸!

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    2012年01月08日
  • 神々の山嶺 5

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    実際にあったお話なのかな?
    不器用な登山一筋のおっさんと、それを追う内に山に魅入られていくルポライター、そして、振り回される幸せそうな女達の話。
    漢くさい。

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    2011年11月03日
  • K(ケイ)

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    一気読みしました
    これぞ「男のロマン」!
    Y染色体の存在意義ってこういうことなんですかね〜?!
    いや、カッコイイです。この「K」ってヤツは
    ここまでやられると、XX染色体の私としては自分の中の「母性」の追求をしてみよう、って気になります。
    ということで、男らしい男、に触れたい男女必読。
    男勝りの彼女に読ませて反応を見るのも楽しそ〜〜♪

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    2011年07月19日
  • 散歩もの

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    のんきな迷子漫画。

    テレビや雑誌で見たところへ行くのではなく、
    自分の足と目と鼻でみつける散歩のはなし。
    最近、散歩すきなのでとっても楽しめました。

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    2011年05月14日
  • 「坊っちゃん」の時代 第三部 かの蒼空に

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    借金王石川啄木がテーマ。青年の性の悩みを一身に集めたような(実際そうであった)啄木を、「日記」を読み解いてコミックのストーリーに仕立てた腕前と、「明治」に対する並々ならぬ心酔は関川の真骨頂か。前作の反省かこの第三巻は出来がいい。

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    2011年05月01日
  • 「坊っちゃん」の時代 第二部 秋の舞姫

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    前作には劣る。舞姫の擬古文調がコミックには全く現れないのが不満。印象に残る言葉「誰か知る かの人にも 胸高鳴れる 初夏のありしを」どこからの引用だろう。

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    2011年04月26日
  • 神々の山嶺 5

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    モデルとなった森田勝の本も読みたくなった。つくづく山屋は音楽と通じると再認識。商業主義的な登りもあれば、己の信念だけのための登りもある。これを読んで魂は震えたか。

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    2011年04月13日
  • 「坊っちゃん」の時代 第三部 かの蒼空に

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    かの石川啄木の青年期を中心に描く『坊ちゃん』の時代シリーズの第三弾。
    啄木という人の半生を知るには勿論、読むだけでも面白い漫画だと思う。伝記物は伝記物として作られているものもあるが、そういった目的のものよりも楽しく読めるだろう。
    ただし、画がいまいち冴えない。

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    2011年03月05日
  • 「坊っちゃん」の時代 第一部

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    この装丁も絵柄も文字量も情報・説明量もなかなかに取っ付き難く、それが逆に欲求を煽ってくる不思議な漫画。

    明治っていい時代だなあとしみじみ思います。しょぼくれた変人のおっさんに才能持たせたら愛しさ無限大ですよ。こうやってみると夏目漱石って、存在が小説のような人だなあ。漱石の著書、全てを読んでからとまでは言わないけれどせめて『坊ちゃん』を読んでからだとより面白いかと思います。わー赤シャツ!みたいな。

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    2011年03月09日
  • 孤独のグルメ【新装版】

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    男には孤独が似合う・・・。

    しかし、グルメも捨てがたい・・・。

    そんなアナタに、脳内ダダ漏れグルメ漫画。

    オススメ。

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    2019年01月16日
  • センセイの鞄 2巻

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    谷口ジロー氏のこれまでの作風と、川上作品が果たしてマッチするのか…と思いながら読み始めたのだけれど、意外にも、これは合っていると思う。食べ物が旨そうに描かれている所もイイ。

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    2010年11月24日
  • 「坊っちゃん」の時代 第三部 かの蒼空に

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     この「『坊っちゃん』の時代」シリーズは以前から気になっていたのだが、3巻がBOOKOFFで¥100だったため購入。(文庫化もされているそうですね)

     3巻の主人公は石川啄木。「働けど働けど我暮らし楽にならざり~」の人です。てっきり薄幸の苦労人をイメージしていたのですが、この本を読んで、啄木が現代人にも通じる「浪費癖のあるニート気質」の人なのだと知れました。このようなアプローチの作品を読むと、明治文学を読む際に「いつの世も、人間は変わらないものだなー」と肩の力が抜けるのでは。

     明治時代の東京の描写も見事。

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    2010年10月01日
  • 神々の山嶺 5

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    山にハマり始めた父の薦めで読んでみた。アツい。
    かつてマロリーが言った「そこに山があるから」という山登りの理由も、主人公の羽生は「そこに俺がいるから」といった。自分には山しかないとも言っている。何かを成し遂げるにはそのくらいの覚悟と責任がなければできないんだろうなぁ。

    足が動かなければ手でゆけ
    手が動かなければ指でゆけ
    ゆびがだめなら歯で雪を噛みながらすすめ
    歯もだめなら目で歩け
    目でにらみつけながら歩け
    目でもだめだったら、ほんとうにどうしようもなくなったら
    思え ありったけの心で想え

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    2010年09月30日
  • センセイの鞄 1巻

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    あえて漫画版のほうを。原作のほうも好き。
    川上弘美と谷口ジローという組み合わせが以外だった。リアリスティックな絵柄の谷口さんと、どちらかといえばつかみどころの無い話を書く川上さんの取り合わせはどうなのかと思ったが、意外にもしっくりくる。

    原作ではぼんやりとしか出てこない月子さんとセンセイの人物像を、あいまいなままビジュアル化したところが驚き。
    お酒を飲んでるシーンが美味しそう。かつセンセイの手酌が美しい。

    全2巻

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    2010年05月15日
  • センセイの鞄 2巻

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     最近立て続けに、谷口ジローさんの漫画を二冊購った。
     谷口ジローさんといえば、「『坊ちゃん』の時代」からのファンで、以後『父の暦』とか『遙かな町へ』などの作品を読んできたところだ。 
     最近購った二冊の本というのが『センセイの鞄』と『欅の木』である。
     どちらも原作があり、前者は、川上弘美さん、後者が内海隆一郎さんである。
     川上さんの作品は原作を読んだ時に、淡々と描かれているのがとても印象に残っている。
     内海さんのほうは未読であるので、また原作に触れてみたい。
     谷口さんの絵は、丁寧でしかも嫌味がなく淡々と描かれているのが大変好感がもてて好きだ。
     この2冊は特にそれを感じて、最後のペー

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    2010年03月11日
  • センセイの鞄 1巻

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    原作付きの作品が結構多い谷口センセーですが
    コレはその中でもたぶんかなり異色な作品。
    恋愛漫画ですよ!奥さん!
    原作は未読ですが、たぶんコレは
    原作より原作の空気感出てるんじゃないかと。(何w)
    谷口センセーの絵で描く恋愛ってのは
    どこか透明で、淡々としていて……溜息が出るほど切ない。
    なんだよ!こんなにキャリアがあって、なおも新境地なのかっ!と
    改めて谷口センセーのバイタリティを尊敬します。

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    2010年02月22日
  • 神々の山嶺 5

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    断片的には読んでいたが、通しで読んだのは初めて。
    原作も良いが、漫画も非常に高いレベル!
    獏さんも言っているように、谷口ジロー以外に漫画化は
    考えられない。

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    2018年12月03日
  • K(ケイ)

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    山のデューク東郷が山で遭難した人を助ける話。孤独なんとかを読めと言われたが無かったのでこれを買った。
    まあ面白い。似たようなので、日本の山の話がビックコミック系でやってたような気がします。

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    2009年10月07日