谷口ジローのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
近年の山ブームで登山人口は増えているそうですが、本格的な登攀も含めた登山はやはり身近な世界とは言い難い。そんな世界を覗き見るにはうってつけのの作品です。。
原作者、夢枕獏に漫画化するなら彼しかいないと言わしめた、谷口ジローの画力が、山の過酷さと魅力、登場人物の人間臭さを丁寧に描写していて、世界観に引き込まれる。
山にしか生きる事ができない、不器用さと繊細さを持ち合わせた羽生のキャラクターに、どんどん魅せられてしまい、いつのまにか主人公、深町と同じような感覚を共感してしまう。
羽生には実在のモデルがいるというのもまた驚き。原作を読みたくなる作品です。 -
Posted by ブクログ
最近立て続けに、谷口ジローさんの漫画を二冊購った。
谷口ジローさんといえば、「『坊ちゃん』の時代」からのファンで、以後『父の暦』とか『遙かな町へ』などの作品を読んできたところだ。
最近購った二冊の本というのが『センセイの鞄』と『欅の木』である。
どちらも原作があり、前者は、川上弘美さん、後者が内海隆一郎さんである。
川上さんの作品は原作を読んだ時に、淡々と描かれているのがとても印象に残っている。
内海さんのほうは未読であるので、また原作に触れてみたい。
谷口さんの絵は、丁寧でしかも嫌味がなく淡々と描かれているのが大変好感がもてて好きだ。
この2冊は特にそれを感じて、最後のペー