谷口ジローのレビュー一覧
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ネタバレ歴史に疎く幕末は殊更面倒臭いと忌避している私が唯一好きな勝海舟が枠物語になっている。
江戸以来の「柳生秘帳」が幕末の無血開城の伏線になっている、という話。
時代劇には疎いので、知っていることしか思いを巡らせることができない(白戸三平も未履修)が、2点。
・装束が身分や立場を表して関所を通れるだ通れないだ、という感じは、時代は異なれど宮崎駿「もののけ姫」を連想。網野善彦だとか宮本常一だとか、歴史プロパーには当然なんだろうけれど。
・武器、技、への着目は、沙村広明「無限の住人」っぽい。あるいは「ブシドーブレード」か?
谷口ジローの絵は、年々好きになっていくなぁ。 -
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青葉横丁 黒はんぺん 鰯粉のかかった 汁が辛子になっているので気を付けて インカコーラ チャンスはあった…でも踏み越えられなかった… 小津安二郎『お茶漬けの味』 けれんみ外連味のないピザ 素ラーメン 鳥取カレー 馬の背 見た目通り原寸大にウマイ 智に働けば角が立つ。情にさお棹させば、腹が鳴る… 松濤に一戸建てを建てただけあって 思いもヨルダン大使館 インペリアル(帝国) 繊維の狐にでもつつまれたような午後だな… クスクスって歯応えが貧し過ぎる 「俺は並んで食べるのが嫌いというより食べている時後ろで誰かが待っているという状態が嫌なんだ」孤独のグルメの面目躍如である ろうらく籠絡 しもれんじゃく下
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個人輸入業者 豆かんは至ってシンプルなものである 浅草寺裏は所謂浅草とはまったく違う いくらどぶ漬け 上州のからっ風 ジェットのせいで歯車がズレたか… まるで巨人の内臓が剥き出しになっているようだ 不味いミノはゴムみたいだからなあ まるで俺の体は製鉄所_胃はその溶鉱炉のようだ サンチュ チャプチュ スキヤキのようだ うおォン_俺はまるで人間発電所だ 焼き肉街と堀の内ソープ街ってのも_考えてみれば物凄いダイレクトだ 軒を並べて 江ノ島丼 季節外れの海と鳶の群れ…冴えない思い出の脇役にピッタリかもしれん 鰯と大根のカレーライス このワザとらしいメロン味! 石神井公園のカレー丼とおでん ムラサキサギ
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ネタバレ 購入済み
前作よりパワーが落ちたが、、、
個人的には、
孤独のグルメはグルメ漫画と言うよりは井之頭先生の世界観からなる短編ヒューマンドラマであり、そのヒロインにグルメがついてくる。と言うイメージを持っていた。
今作はどちらかと言えば井之頭先生の感情豊かなこと、、グルメ漫画に近い印象があって個人的には少し物足りない感じがした。
どこかハードボイルド気取りな粗野な雰囲気が好きだったのだが、、、ただ相変わらずの天然っぷりと美味しそうなグルメにしっかり読み応えはあった。
あと本家静岡おでんはメチャメチャ旨い。