冬森灯のレビュー一覧

  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    おなかがすいてくる作品
    型の決まった物語を繰り返す短編集で、驚きや意外性はないものの、ゆったりとした時間が流れていて読みやすい

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    2026年06月05日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    「夜食」にまつわる人間ドラマを描く、心とおなかを温かく満たす6篇。

    どの話も良かったのですが、1番共感できたのが
    近藤史恵さんの「正しくないラーメン」

    健康に良くないとわかっているけど、無償にラーメンが食べたくなる気持ち。ホント共感でしかない。

    短編は読みやすく、ちょっとした時間に読めるから良いですよね。初めましての作家さんも知ることができて、その作家さんの他の作品にも興味が湧きました。

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    2026年05月30日
  • うしろむき夕食店

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    とてもよいお話でした。ローラン・ベネギの「パリのレストラン」をなぜか最後の方で思い出したけど、最終的には「東京バンドワゴン」を思い出して終わりました。理由に思い当たるフシあり(笑)

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    2026年05月06日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    ゆるーい謎解きグルメ小説。料理名がおしゃれ過ぎて、想像つきにくいなと思ったのが残念。
    人生には心の栄養が必要。

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    2026年05月03日
  • うしろむき夕食店

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    ネタバレ

    第3章が特に面白かった。お姑さんとの関係がうまくいかなかった登場人物が、店をきっかけに少しずつ距離を縮めていく様子がすごく良かった。

    人間関係はすぐに変わるものではないけど、きっかけ次第で良い方向に進むことがあると感じた。
    忙しくてもしっかり食事をとって前に進もうと思った。

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    2026年04月29日
  • しふく弁当ききみみ堂

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    久々の冬森先生。
    最近の自分の食事のぞんざいさを少し反省しました…
    とりあえず野菜と豆乳とカロリー◯イトとビタミンサプリ摂取してるから大丈夫っしょ!という…笑

    前はちゃんとお弁当作ってたんですけどねぇ。えぇ。
    ちょっと反省しました。誰かもそうだけど、自分のことを思って、自分にききみみたてて作るご飯も大切ですものね。

    参考文献に、私がずっと読みたいと思っていた小林カツ代さんのご著書がありうれしくなりました。
    心の栄養本です。

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    2026年04月20日
  • うしろむき夕食店

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    ちょっと分かりにくい場所にある隠れ家的な料理屋さんで、日常のあらゆる悩みを抱えた人たちにヒントを与える料理を提供するという、よくある話だと感じました。こういった本は人気になりやすいかと思いますが、その中でも普通の部類だと思います。

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    2026年04月17日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    八木沢里志狙いでこの本を取った。最後の三作はよかったが、全体的にピンとこなかった。作家が集まる短編集って企画難しいんだろうなぁと思った。

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    2026年04月14日
  • うしろむき夕食店

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    ネタバレ

    「あせったり迷ったりしたら、一度うしろを振り返ってごらんなさい。誰かの道をなぞるのじゃなく、あなたは、あなたの道を歩いていると、ちゃんとわかるはずだから」

    悩んだり行き詰まってしまった時、つい物事を後ろ向きに考えてしまいがち。私もついそうなってしまう。
    けれど先に先にと前に進むだけが良いわけではなく、時に立ち止まってこれまでの歩みを見返すことも大事だ。ありのままの自分をじっくり見つめ直してから、ちょっとだけ前に進んでみると新しい景色にも出会えるはず。
    そのうえ美味しい手料理と絶品なお酒でもてなしてくれるなんてこの上ない幸せだ。

    お店の常連客たちが織りなす連作短編集。出てきた料理はどれも美味しそうで、女将の志満さんがとても素敵で、物語の心地よい余韻に浸っていたくなった。

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    2026年04月12日
  • うしろむき夕食店

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    よくあるタイプのお話で、とっても読みやすいです!

    ひとつの素敵な飲食店に、人生に行き詰まった人が訪れ元気になる、という短編が4つに、全体の謎が解ける章が1つ。

    美味しいものが出てくる小説が好きな方や、気軽に読書したい時におすすめです!

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    2026年04月07日
  • しふく弁当ききみみ堂

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    食べる事が出来るのはとても大切な事。家族が病気になって食事制限になり、つくづく思った。私自身は子育て中の本当に試行錯誤の日々に舞い戻ったよう。現役時代にこの本に会いたかった。

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    2026年03月12日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    ネタバレ

    標野凪さん
     物語の結末を濁されるタイプの話は苦手なので、最後もやっと感が残る話だった。駅で待つ以外に彼と会う方法はあるはずだし、こんなにもモヤモヤする関係ってありえない。彼も特に魅力がないのに自分勝手な感じの人だと思った。

    冬森灯さん
     闇営業のような飲食店って実際あるのかなぁ?おもしろい設定だったけど、わたしの地域では新聞屋さんにそんな場所があることが想像できない、、、新聞取ってる人も少なくなったし、コンビニと新聞屋さんと往年の歌手がつながる摩訶不思議な話だった。

    友井羊さん
     すごくおもしろかった。ラーメンの説明が的確!歩いてラーメン屋さんに行く間にいろいろなラーメン屋さんが現れて目移りしちゃうのもワクワクするし、屋台のラーメン屋さんなんて今どきどこに居るんだろう。食べてみたい。そして、ラーメン食べる目的のサスペンス的な要素もすごく気になる要素が満載でわかりやすくて楽しめた。

    八木沢里志さん
     メルヘンかつ爽快感のあるお話でおもしろかった。穴から抜け出すのと人生の谷底から抜け出すのが一致して読後感が良かった!たぬき握り作りたいな。

    大沼紀子さん
     なんとなくわたしは死んだ人なのかそこにいない感を感じながら読み進めてやっぱりな話だった。昔からのお友達と夜にファミレスでがやがやする感じは楽しかった。こういう関係の旧友がいることは素晴らしい。わたしが死んでいる必要がないのでは?と思ってしまった。

    近藤史恵さん
     おもしろかった!単純に楽しめた!無性に食べたくなったり、妙に美味しく感じる、正しくない食べ物は最高!だけど、なかなか食べれずじれったくなり思い詰めてしまう塩梅もよかった。韓国のインスタントラーメンの麺は日本のよりも好み。

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    2026年03月06日
  • しふく弁当ききみみ堂

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    タイトルの『しふく』とは、至福ではなく仕覆だそうだ。

    晴れの日に食べる華やかなお弁当も良いが、ここでは行き詰った人たちに贈られる手紙のようなお弁当。

    ワンオペ主婦に、大学デビューが上手く行かない青年、愛情が重すぎる女性にすれ違う国際カップル、そして溝を抱えた親子二組。そんな彼らに贈られる弁当は…。

    表紙にあるような華やかなお弁当を受け取るのも嬉しいが、そこに込められた思いを受け取ったり、そんな思いを噛みしめながらゆっくり味わう時間を過ごすことが何より嬉しい気がする。

    ちなみに「しふく弁当」作りのコツ
    1.主役をつくること。
    2.きちんと冷ますこと。
    3.時間が経っても傷まないように工夫すること。
    4.隙間をつくらずおかずをぎっしり詰めること。
    5.相性を考えて詰めること。

    依頼者の物語もだが、弁当屋〈ききみみ堂〉の鳴神冴良(さら)の物語、〈ききみみ堂〉が間借りしているクリーニング店〈ベルロープ〉の店主・十朱紀久子とその又甥・青砥葛葉の物語も興味深い。
    依頼者や弁当を贈られた人々と、彼らとの物語が次第に交錯していくのも楽しい。

    また一人追いかけたい作家さんが出来た。

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    2026年02月28日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    ネタバレ

    標野 凪
    「バター多めチーズ入りふわふわスクランブルエッグ」
    ちょっと感情移入出来なさすぎたせいか、不完全燃焼でした。これは短編だからなのかな。もうちょっと他の角度からもストーリーが進むのを見たかった。

    冬森 灯「ひめくり小鍋」
    すごく好き。食べ物の描写も、おいしそうでした。この店連れてってほしい。新聞社探してしまいそう。

    友井 羊「深夜に二人で背脂ラーメンを」
    ささっと読める。
    二人とも良い子に育ってる(親目線)

    八木沢里志「ペンション・ワケアッテの夜食」
    訳アリのワケアッテ?
    すき。天かすのおにぎり、美味しそうすぎる。
    レシピ知りたい。たぶん検索したら山ほどヒットするんだろうけど、このシソのやつが良い。食べたい。

    大沼紀子「夜の言い分。」
    読み始めて、ずっと違和感があって。
    そうじゃないかなぁって思ってたらそうだった。
    こうゆう友だちとダラダラおしゃべり楽しいよね。
    歳を重ねたとき、そうゆう友だちがいたら嬉しいなぁ。

    近藤史恵「正しくないラーメン」
    少し毒を孕んでて、ちょっとハラハラした。
    そうやって育ってしまったら、自分で軌道修正するのは難しいと思う。大事にならなくて、良かった。

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    2026年02月27日
  • しふく弁当ききみみ堂

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    ネタバレ

    鳴神冴良が営むお弁当店「ききみみ堂」には、特別な「しふく弁当」がある。依頼主の事情や想いを仕立てた、心を届けるお弁当だ。「育休明けの仕事と家庭の両立に悩む同僚へ、そっと応援する味を」「新しい生活になじめずひとり落ち込む大学生に、元気をくれる一品を」「亀裂の入った親子の仲を修復するお弁当を」。冴良が作るやさしい味わいが心に染みわたり、食べる人の背中をそっと押す。ひと口食べれば、心がほどける。 あなたの想いを、お弁当に詰めて届けます 。
    小さな包みに込められた、あたたかな絆の物語。(紹介文より)
    ーーーーーーーーーーー
    紹介文のとおり、登場人物を癒すお弁当を中心としたヒューマンストーリー。
    どれも短編でさらりと読める。
    けれど思ったより、お弁当に込められた意味や願いがピンとこないものが多く、
    物語として読むには納得感が弱い内容だった。

    ただのお弁当きっかけで、そこまで急に前向きにならないよね?
    的な後味が残る。
    もう少し、ストーリーやお弁当に深みのある物語がほしい。

    お弁当で言えば、「ちどり亭にようこそ」のほうが、
    どのメニューも美味しそうで、お弁当にかける思いが伝わってくるし、
    食べ物で元気になる短編のストーリーでいうなら「キッチン常夜灯」シリーズのほうが惹かれるし、
    深みのある物語なら「カフネ」が最高だし。

    そのどれにも、私の好みには及ばない感じがして物足りなさを感じた。

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    2026年02月10日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    「夜食」にまつわる6篇の短編集。

    夜のご褒美とは…
    夜に何かを食すということは最近なくなった。
    まぁ、TVドラマを観ながらボリボリとお菓子を食べることはあるが、何かを作ってまでは食べない。
    いったい、どんなご褒美だろうかと読む。
    短編なのでサクサク読めた。
    何度か読んだことのある作家さんばかりなので、読みやすかった。

    なかでも「ペンション・ワケアッテの夜食」が良かった。
    ワケアッテがその分け合ってだとは思いもしなかったが…驚きの体験から気持ちもスッキリしてここに来て良かったじゃないかと。
    そして、たぬきおにぎりも美味しそう。
    麺つゆと天かす➕シソなんて最高ではないかと…
    真似したい。


    ○バター多めチーズ入りふわふわスクランブルエッグ〜標野凪

    ○ひめくり小鍋〜冬森灯

    ○深夜に二人で背脂ラーメンを〜友井羊

    ○ペンション・ワケアッテの夜食〜八木沢里志

    ○夜の言い分。〜大沼紀子

    ○正しくないラーメン〜近藤史恵



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    2026年02月01日
  • しふく弁当ききみみ堂

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    仕覆(しふく)、茶道道具を入れるために特別にあつらえた袋の事。最初、自分も『しふく』は『至福』だと思っていたので、茶道道具から来てるとは思わなかった。
    『みっつめ 咲きそめる花づくし弁当』が一番好きな話。『好き』と『推し』って違う意味だけど、重なる部分もあると考えている。その重なる部分が人生の糧になるなら、どこまでも追いかけたい気持ちもよく分かる。
    ききみみ堂のお弁当、彩りも綺麗で見た目も味わえそう。オーダーメイドのお弁当って贅沢で素敵。

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    2026年01月25日
  • しふく弁当ききみみ堂

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    しふくとは至福の意味もあるが仕覆というお茶入れを包むように一つ一つのお弁当を大切に包むという思いを込めている。冴良の周りは皆少し秘密や事情を抱えている。最後はそれらが全て解決、良好な方へ向かう。淡々としていてさらっと読んでしまった。

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    2026年01月18日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    「眠れぬ夜のご褒美」というタイトルにピッタリな短編小説が6人の作家さんによって書かれている。
    夜に読むとお腹が空きます(笑)
    短編なので時間がない時などにサクサク読めて、とても読みやすかったです。

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    2026年01月13日
  • しふく弁当ききみみ堂

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    世界にたったひとつ、あなたのための「しふく弁当」
    ひとりひとりのお話を聞いて仕立てるお弁当の話。
    いろいろな人たちを、応援する弁当。
    贈り相手と注文主、お二人分から。
    贈る人を思い浮かべて思いやり、受け取った人も、その想いまでも受け取っていただく。
    お弁当の描写がとても丁寧で、ひとつひとつの具材に意味があって、最後の章にもあった通り、人を応援するお弁当。
    幸せになるお話でした。

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    2025年12月26日