冬森灯のレビュー一覧

  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿
    世界は「好き」でひろがっていく。

    有悟と颯真の兄弟はキッチンカーで旅するビストロを営んでいる。

    ある日有悟が自分を支援してくれた「翁」に会いたいという。2人は翁探しの旅に出る。

    料理は美味しそうだし出てくる人々は素敵だしでじっくり噛み締めるようにして読んだ。
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿
    こんな素敵なレストラン、行ってみたい。

    仕事や恋人と上手くいかなくて悩んでいたら、移動式のレストランがふと目に入る。
    テントの中だと信じられないくらい、ラグジュアリーな内装。
    最高の料理と、最高の芸術。
    お腹も心も満たされる。
    …想像するだけでワクワクする。

    舞台監督の物語と、家族から認知症を疑...続きを読む
  • 縁結びカツサンド
    駒込うらら商店街にある「ベーカリー・コテン」は、家族経営でつないできた昔ながらのパン屋さん。
    結婚や就職など、人生の節目にとまどう人たちが「コテン」を訪れ、パンを通じて三代目の店主音羽和久と、常連客となった人たちとの縁が深まっていく。
    和久が店を継ぐこと、自分のパンを見出すことに迷いながら、前に向か...続きを読む
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿
    気づけばこの著者さんの本、コンプリート

    いつも読んでいて思うのですが、料理の描写が本当に美味しそうなんです
    こんなお店あったら食べに行くし、絶対常連になっていると確信が持てるほど

    落ち込んでるとき
    悲しいとき
    うまくいかないとき

    愛情こもった美味しいもの食べたら元気になれる
    私はそう、信じてま...続きを読む
  • うしろむき夕食店
    うしろむき夕食店という店名は、
    マイナスな言葉ではなかった。
    今まで自分が歩いてきた道を、
    “ふりかえる“ことによって、
    自分だけが歩んできた道があり、
    それこそが今後を生きる道しるべとなる。

    振り返ることは悪い事ではない。
    むしろ大切なのだ。
    志満さんが投げかけてくれる言葉が
    どれも背筋が伸びる...続きを読む
  • うしろむき夕食店
    表紙のおいしそうなエビフライとビール、
    だけどタイトルは「うしろむき夕食店」
    表紙のあったかさとタイトルが気になり手に取りました。
    帯は、
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    焦ったり
    迷ったりしたら、
    一度をうしろを
    振り返ってごらんなさい
    --------------------...続きを読む
  • 縁結びカツサンド
    ドーナツも人も真ん中が大事、
    目に見えないからこそ努力しようとする。

    縁といっても、良いものも悪いものもあって、
    でもそれはどんな形でも未来に繋がるもので、
    日々を丁寧に生きていきたいと思える、
    そんな本でした。
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿
    3作目。
    ただのキッチンカーかと思いきや、
    全然違った。
    そんな店ある?
    あまりのぶっ飛んだシチュエーションに、
    ちょっと引いてしまって、
    いまいち話に感動できなかったかな。

    一つ一つは良い話なんだけれども。
  • うしろむき夕食店
    面白かったー。
    料理のおみくじというのも面白いが全体として一つの話になっているのもよい。回りまわって返ってくるやさしさがよいねえ。
    二話目がお気に入り。折り紙で作れるのすげー
  • うしろむき夕食店
    元来、根がネガティブな私。“うしろむき”という言葉にシンパシーを感じて手にした一冊。
    でも、“うしろむき”という言葉はネガティブな意味ではなかった。

    「願いととのうエビフライ」の彩羽さんは、どことなく自分と似ているところがあって、じんわり共感。
    「待ちびと来たるハンバーグ」の志満さんの言葉の数々は...続きを読む
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿
    はぁ…良かった。
    明るい未来を感じさせてくれる優しい余韻もいい。
    冬森灯さん、「縁結びカツサンド」「うしろ向き夕食店」と、どちらも良かったけど本作が1番好きな作品になりました。
    美味しい料理に、そっと背中を押してくれる言葉がたくさんたくさん溢れてました。

    シロクマのようなシェフと黒猫を思わせるギャ...続きを読む
  • うしろむき夕食店

    ほのぼの….….

    初めて読む方の作品だったけれど、一話一話が、ほのぼのとして、心が温まるような気がした。料理も、飲み物、お酒も、美味しそうで、良かった。
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿
    シロクマのような兄と黒猫のような弟。
    兄が以前お世話になった『翁』を探すために、キッチンカーで旅に出る物語。
    描かれているフレンチ料理がとても美味しそう。
    また、その場で出会う人たちとの交流も素敵でした。
  • うしろむき夕食店
     手にしたきっかけは、なんと言ってもこのおいしそうな表紙ですよね!エビフライがハート型なのも、ビールが添えられてるのもたまらないっ!( ^_^)/□☆□\(^_^ )

     都心から私鉄で20分、最寄り駅から徒歩10分ほどの場所にある「うしろむき夕食店」…その素敵なお店の雰囲気、提供されるお料理とお酒...続きを読む
  • うしろむき夕食店
     都心から少し離れた場所の路地裏にある「夕食店シマ」。別名は「うしろむき夕食店」。そんな隠れ家的なこぢんまりしたレストランを舞台にしたヒューマンドラマ。

     本編が「一の皿」から「五の皿」までの5話と、エピローグにあたる「おまけの小皿」の計6話からなる。
             ◇
     店主は志満さんという...続きを読む
  • うしろむき夕食店
    ちょっと不思議な食堂「うしろむき夕食店」が舞台の連作短編集。

    「うしろむき」はネガティブな意味ではなく、レトロなお店で昔を懐かしんだり、過去を振り返って歩んできた道を確かめたりして、前に進む力をくれるお店。一日の終わりに、「おかえりなさい」と迎え入れられて、「いってらっしゃい」と送り出される。

    ...続きを読む
  • 縁結びカツサンド
    書店で買おうか悩んで、ポップに惹かれて購入。
    うらら商店街に佇む、昔ながらのパン屋さん「ベーカリー・コテン」が舞台というかキーになってお話が進められた。最初は物足りないかと思っていたけれど、悩める三代目がだんだんと頼もしくなり、いい商店街の絆が見れた気がした。
  • うしろむき夕食店
    食べることへの気持ちと、人それぞれの人生が混じり合う食堂の人間模様が面白かった。ごはんを食べることの大切さを思う。
  • 縁結びカツサンド
    心が温まるパン屋さんのお話。
    パンがきっかけにご縁が生まれる。でもご縁があったから生まれたパンもある。
    どの章も素敵な物語だったけど、第三話の花咲くコロネが私は一番好き。
    ドーナツもカレーパンもコロネもカツサンドも全部食べたくなった。
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿
    ☆4

    期間限定で現れる幻のビストロ「つくし」。
    猫を思わせるギャルソンとシロクマのようなシェフが、あなただけのために作るスペシャリテで迎えてくれる特別な場所です❁⃘*.゚

    スペシャリテだけでなく、旬の果物を使用したフルーツシャンパンや前菜の盛り合わせがとっても美味しそうです!(読んでいるだけで、...続きを読む