冬森灯のレビュー一覧

  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    「好き」を詰め込んで自分の世界を作ることができる。

    物語終盤の文章が心に残った。

    フレンチが頻繁に出てくるため、猛烈にフレンチ食べたい!!って気持ちが湧く

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    2025年10月29日
  • しふく弁当ききみみ堂

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    ある町の隠れた小さなお弁当屋さんを中心にしたストーリー。進むにつれてそれぞれの登場人物の過去から展開して物語が進む。料理も実際の料理書から参考にされていて丁寧な料理が連想されやすい。料理寄せなので仕方ないがストーリーが少しクサいところもあるので、もう少しそういうことか!と思わせてくれる内容だと嬉しいかも

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    2025年10月19日
  • しふく弁当ききみみ堂

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    ほんわかして、心がほどけるようで、そしてとにかく美味しそうな連作短編集。

    ききみみ堂の店主・冴良が語るお弁当づくりのコツがまた、よき、よき。
    食べた人の悩みに寄り添って、心を軽くしてくれる。

    環境に合わせて自分を変える鮭、
    弱さを受け入れ様々な加工品が生まれた鰯、
    ローストビーフを冷ます意味、等々…。

    読んだ後にはお弁当を食べたかのように
    心が温かくなり、満たされる。

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    2025年10月18日
  • しふく弁当ききみみ堂

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    人の話に耳を傾け、その人の心を元気づけたり、そっと背中を押したりするお弁当を作る、しふく弁当ききみみ堂。食べ物で人の気持ちを溶かしていく冴良もまた、心にわだかまりを抱えていた。
    温かな物語に久しぶりにお弁当を作りたくなった。

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    2025年10月13日
  • 縁結びカツサンド

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    表紙のカツサンドの絵に惹かれて読んでみた一冊。
    最近は食べ物系の本をよく取ってしまい、私の食いしん坊が加速している気がします(笑)
    どのパンにもエピソードがあり心があたたまり、美味しそうに食べるのを想像して自分もパンがとても食べたくなった。
    家族や友人、そこへ行くとみんながいて、美味しいものを一緒に食べられる場所が近くにあるってすごく素敵で幸せなことだなぁと思う。商店街は減りつつある現代だけど、地域に愛されるお店は変わらず残っていてほしいなと改めて感じた。

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    2025年10月10日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    お世話になった「マダム」の訃報。その最期の約束として、昔お世話になった「翁」へ漆器を返すため、ビストロ「つくし」は美味しい料理とともに日本中を旅する。
    目の前に立ちはだかる問題に悩み、足が止まった際、イルミネーションに飾られたサーカステントのビストロに出会い、自分だけのスペシャリテを味わうことができる。ファンタジー要素はないのに、どこか童話のような温かさも感じられる作品。
    シロクマのようなシェフと猫のようなギャルソンの兄弟という対比も、どことなくこの物語の優しい雰囲気に合っていていいなと思った

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    2025年10月09日
  • しふく弁当ききみみ堂

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    人に幸せを与えるオリジナルのお弁当。現実社会では、とても高価なお弁当になるだろうけど、、、。
    それぞれのお弁当の描写とアイディアがステキで、表紙と見比べながら読むのも楽しい。

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    2025年10月08日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    読み始めはものすごくゆっくりしてて眠気を誘うなぁと睡眠用で読み始めたのに色んな人と出会っていくことで加速度的にお腹を空く気持ちを抑えながら読めた。
    大枠の問題だけではなく個々の憂いも晴れていく様にとても温かい気持ちになれた。

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    2025年10月05日
  • しふく弁当ききみみ堂

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    面白かったです。自分で詰めた弁当が嫌いな私ですが、こうやって作られた弁当を食べてみたいと思いました。

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    2025年09月27日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    綺麗な表紙に惹かれて買った本でしたが、出てくる料理もどれも美味しそうで豪華でいて煌びやかやサーカスの様な非日常感の様な魅力溢れる品々でした。

    とある人を探す旅はヒントも少なくまるで手探りでしたが、結末も過程も凄い素敵でした。

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    2025年09月24日
  • しふく弁当ききみみ堂

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    その人だけの、特別なお弁当。鮭、ハンバーグ、鰻巻き、ローストビーフ…どれもおいしそうだけど、日替わり弁当も気になる。少しずつ人が繋がっていくところは冬森さんぽいなぁと思った。

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    2025年09月23日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    バイト帰りに読んで、コンビニに吸い込まれました。お腹空いちゃう短編集怖い。暗号を知る人だけが神社でひっそりいただくお鍋、冬森 灯「ひめくり小鍋」がお気に入り。ラーメン話が多いけれど、ラーメン食べないので深夜ファミレスの大沼紀子「夜の言い分。」方が分かる!

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    2025年09月17日
  • 縁結びカツサンド

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    ほっと一息つきたい時に読む本。
    ベーカリー・コテンの「コテン」が何なのか人それぞれ解釈が違っておもしろかった。
    コテンが近所にあったら確実に通ってるだろうな〜。本書の持つ温かさに救われる人は多そう。

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    2025年09月13日
  • しふく弁当ききみみ堂

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    お弁当を通して繋がる人の縁よ。
    ともかくも美味しそうでなあ。料理の説明もしてくれるもんだから空腹時は読むべきではない。
    短編連作なので主役を変えながらだが、最後にぐるっと一回りした感じがきれいな虹を見たようでいいね。お弁当もオーヴンもイメージが鮮やかに脳内に浮かぶのがなんともよし。カラフルなお話だな。

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    2025年09月02日
  • しふく弁当ききみみ堂

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    ネタバレ

    がんばり過ぎている人に読んでほしい!メッセージが詰まった美味しい特製のお弁当を届けてくれるサービスで人々を癒してくれる。もっともっと世の中の人に届いてほしいなぁ。

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    2025年08月23日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    ネタバレ

    *シロクマのようなシェフ兄と黒猫のような給仕係の弟が旅をしながら料理店を開く

    *シロクマさんを支援してくれた「翁」を探して全国を巡る

    *最後は見つかる

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    2025年08月09日
  • しふく弁当ききみみ堂

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    美味しいご飯と優しいストーリー。
    大好きな冬森さん、本作も良かった。

    誰かの想いを、食べる手紙のように仕立てるしふく弁当。受け取った人に優しく寄り添い、元気をくれる。
    『食べるひとのいい未来を、信じる』
    贈る人と作り手の願いが込められたお弁当。

    悩める登場人物たちが、「ききみみ堂」のしふく弁当を食べて幸せな気持ちになる。そして、込められた思いを受け取り、元気を取り戻していく。

    個性的で気のいい商店街のおばさまたちがいっぱい出てきて楽しい。そして、ちょっとした謎解きもありドキドキ。
    ラストは、清々しく温かな気持ちに包まれました。

    美味しくて優しい。
    そして名言の多い冬森灯さんは、私の推し

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    2025年07月21日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    友井羊 深夜に二人で背脂ラーメンを

    ストーリーも好きだったけどそれ以上にめちゃくちゃ飯テロされた!

    大沼紀子 夜の言い分。

    読み始めの違和感が、終盤ではそういうことだったのか、と楽しく読めた。

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    2025年07月06日
  • しふく弁当ききみみ堂

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    依頼主の話に耳を傾け想いをお弁当に詰めて届ける。

    まさに“食べる手紙”。
    なんて素敵なお仕事だろう。

    「みちを拓く鮭弁当」
    「星を探すハンバーグ弁当」
    「咲きそめる花づくし弁当」
    「思いさますローストビーフ弁当」
    「虹を架ける幕の内弁当」
    それぞれのお弁当に込められた想いが優しく心に染み渡っていく。

    贈る人、受け取る人、お弁当を作る料理人の冴良。
    みんなの思いがひとつになった瞬間、温かさで満たされた。

    随所に刺さる言葉がたくさん散りばめられていて、読み進めながら身体がふうわりと楽になる。

    手触りのいい紙質が使われたカバーも素敵。

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    2025年07月05日
  • うしろむき夕食店

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    あやごぜさんのレビューで知った本です。ありがとうございました。

    この本の印象は、なんといってもハート型のエビフライ。イナコさんの装画に魅せられてしまいました。その他のお料理のイラストも思わず食べたくなるものばかりでした。

    夕食店の店主、志満さんのお料理は、どれも気取ってないのにおいしそうなものばかり。彼女は、誰に対しても態度を変えない素敵な方でした。店員の志満さんの孫、希乃香さんが見送ってくれるときの「いってらっしゃい、明日もいいお日和になりますように」という言葉には、さりげない心遣いが感じられました。

    おみくじでオーダーされた五つのお料理に込められた言葉は、その人のことをさりげなく後押

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    2025年07月03日