冬森灯のレビュー一覧

  • 縁結びカツサンド

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    第一話の女性がなんか痛々しくって、
    ちょっと読むスピードが遅くなってしまいました。
    辛い時期を乗り越えるからこその、
    乗り越えた喜びなんだろうけど、
    ヘタレなんで、辛い時期が辛すぎて。

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    2023年12月25日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    世界は「好き」でひろがっていく。

    有悟と颯真の兄弟はキッチンカーで旅するビストロを営んでいる。

    ある日有悟が自分を支援してくれた「翁」に会いたいという。2人は翁探しの旅に出る。

    料理は美味しそうだし出てくる人々は素敵だしでじっくり噛み締めるようにして読んだ。

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    2023年11月27日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    こんな素敵なレストラン、行ってみたい。

    仕事や恋人と上手くいかなくて悩んでいたら、移動式のレストランがふと目に入る。
    テントの中だと信じられないくらい、ラグジュアリーな内装。
    最高の料理と、最高の芸術。
    お腹も心も満たされる。
    …想像するだけでワクワクする。

    舞台監督の物語と、家族から認知症を疑われている父親の話が特に好きだった。

    つくしのように揺れている姿を想像すると、なんとも言えないほっこりした気持ちになった。

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    2023年11月17日
  • 縁結びカツサンド

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    駒込うらら商店街にある「ベーカリー・コテン」は、家族経営でつないできた昔ながらのパン屋さん。
    結婚や就職など、人生の節目にとまどう人たちが「コテン」を訪れ、パンを通じて三代目の店主音羽和久と、常連客となった人たちとの縁が深まっていく。
    和久が店を継ぐこと、自分のパンを見出すことに迷いながら、前に向かって進んでいく物語。

    創業者である和久のじいちゃんの残した言葉が、とても素敵でした。
    ノーと言えないのは、弱さじゃなくて強さだ。
    断ることは、可能性を断ち切ることになる。だなんて、断るのが苦手な私にとって、とても嬉しく励みになる言葉です。

    巻末に載せられていた短編「もうひとつの縁結びカツサンド」は、書簡体で、とても初々しく微笑ましい作品でした。

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    2023年11月10日
  • うしろむき夕食店

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    うしろむき夕食店という店名は、
    マイナスな言葉ではなかった。
    今まで自分が歩いてきた道を、
    “ふりかえる“ことによって、
    自分だけが歩んできた道があり、
    それこそが今後を生きる道しるべとなる。

    振り返ることは悪い事ではない。
    むしろ大切なのだ。
    志満さんが投げかけてくれる言葉が
    どれも背筋が伸びる思いのする言葉ばかり。

    お腹がすくようなご飯も最高でした。
    マイナスの思いをゼロにしてくれる、
    そして次の1へ繋ぐ言葉をくれる
    でも、プラスにするのは自分次第。
    それを思い出せる素敵な本でした。

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    2023年12月30日
  • うしろむき夕食店

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    表紙のおいしそうなエビフライとビール、
    だけどタイトルは「うしろむき夕食店」
    表紙のあったかさとタイトルが気になり手に取りました。
    帯は、
    -------------------------
    焦ったり
    迷ったりしたら、
    一度をうしろを
    振り返ってごらんなさい
    -------------------------
    うしろむき夕食店の目印は、野菜や果物の無人販売機。
    やっとの思いでたどり着き、お店の扉を開けると、
    「おかえりなさい!」と出迎えてくれる。

    夕食店を訪れるお客様と、
    そこを営む女将の志満さん、孫の希乃香さん。

    人生の岐路や迷ったときに「料理おみくじ」。
    ・願いととのうエビフライ
    ・商いよろしマカロニグラタン
    ・縁談きながにビーフシチュー
    ・失せ物いずるメンチカツ
    ・待ちびと来たるハンバーグ

    どの物語も悪い人は出てこないし、
    料理はおいしそうだし、
    温かくてお腹が満たされるというのは、
    とても幸せなことなんだと改めて思いました。

    最後まで期待を裏切らずにいてくれるので、
    あったかい気持ちになりたい方、
    読書はしたいけれど刺激的な本は求めてない方、
    おいしいごはんが好きな方におすすめです…!

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    2023年09月10日
  • 縁結びカツサンド

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    ドーナツも人も真ん中が大事、
    目に見えないからこそ努力しようとする。

    縁といっても、良いものも悪いものもあって、
    でもそれはどんな形でも未来に繋がるもので、
    日々を丁寧に生きていきたいと思える、
    そんな本でした。

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    2023年08月20日
  • うしろむき夕食店

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    ネタバレ

    面白かったー。
    料理のおみくじというのも面白いが全体として一つの話になっているのもよい。回りまわって返ってくるやさしさがよいねえ。
    二話目がお気に入り。折り紙で作れるのすげー

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    2023年07月28日
  • うしろむき夕食店

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    元来、根がネガティブな私。“うしろむき”という言葉にシンパシーを感じて手にした一冊。
    でも、“うしろむき”という言葉はネガティブな意味ではなかった。

    「願いととのうエビフライ」の彩羽さんは、どことなく自分と似ているところがあって、じんわり共感。
    「待ちびと来たるハンバーグ」の志満さんの言葉の数々は心にしみた。
    希乃香さんの「おかえりなさい」「いってらっしゃい」もいいなぁ。

    あぁ、美味しいものが、食べたい!

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    2023年07月22日
  • うしろむき夕食店

    購入済み

    ほのぼの….….

    初めて読む方の作品だったけれど、一話一話が、ほのぼのとして、心が温まるような気がした。料理も、飲み物、お酒も、美味しそうで、良かった。

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    2023年06月04日
  • うしろむき夕食店

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     都心から少し離れた場所の少し分かりにくい路地裏にある「夕食店シマ」。別名は「うしろむき夕食店」。
     そんな隠れ家的なこぢんまりしたレストランを舞台にしたヒューマンドラマ。

     本編が「一の皿」から「五の皿」までの5話と、エピローグにあたる「おまけの小皿」の計6話からなる。
              ◇
     店主は志満さんという高齢の女性。志満さんは元芸者だけあって客あしらいが上手く、出てくる小料理もしゃれていて見事だ。
    給仕を担当するのは、希乃香という20代の女性。志満さんの孫娘で明るく元気で店のムードメーカー的存在だ。

     ひとときの安らぎを求め、今夜も悩みを抱えた人が引き寄せられるように店を訪れる。

           * * * * *

     路地裏のわかりにくい立地。
     迷いつつもなんとか近くまで行くと猫が案内に立ってくれる。
     気の利いたちょっとした料理やさり気ない店主のことばで、行き詰まりを感じていた客の気持ちがほぐれていく。

    という設定で、古内一絵さんの『マカン・マラン』によく似た雰囲気です。各話で主人公が違い、その主人公が店での食事をきっかけにして悩みを乗り越えていくという展開も同様です。

     全体的に悪人は登場せず、それぞれが互いに少しずつ思いやりながらうまく融和していきます。だから、読んでいて安心できます。

     そして物語を動かす重要な小道具が、店のオススメである「料理おみくじ」。
     おみくじにはなにげないひと言と料理名が書いてあり、それを客が自分で解釈することで悩みから解放されていきます。
     青山美智子さんの『猫のお告げは〜』でも使われていた手法で、読者に思わず展開を考えさせてしまう、うまい手だと思います。

     気に入った話は第2話。こういう流れが大好き。それに第5話の収拾のつけ方も好みにぴったりでした。

     最後に作品タイトルについて。

     悩んだときは、自分の歩んできた道を振り返りましょう。これまでの自分ができてきた多くのこと。それを見返してみれば、悩みから抜け出す何かが見つかりますよ。
     だから「うしろむき」は悪いことではありません。その姿勢は1日のなかでも大切なことなのです。

     作品を貫くそんなテーマがよかった。常に前しか向かないというのはしんどいと思います。

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    2023年05月07日
  • うしろむき夕食店

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    絵がとても美味しそうなんだけれど、1話の中に何しろ詰め込みすぎだし、感情のアップダウンが極端すぎてちょっとついていけない。最後まで読んだだけでも自分ってば忍耐強いと思える作品だった。

    第1話 菫と彩羽はうしろむき夕食店を目指す。ステンドグラスの扉。お料理のおみくじを引く。ラジオで紹介させてもらえないか、彩羽が交渉するが断られる。二人が引いたのは「学業あせらず炊き込みご飯」と「旅立ち南へお魚ムニエル」だ。

    第2話 社会人生活5年目。山の中で着物でむかごを取っていたという女性にヒッチハイクされた。そのお店を目指している。

    第3話 香凛と貴璃はうしろむき夕食店を訪ねる。貴璃は結婚したのだ。香凛は半年前に実家に戻った。貴璃は姑の和可子さんとうまくいきそうもない。

    第4話 透磨と深玲はうしろむき夕食店を目指す。骨董店を将来的にやりたいと思っている。

    第5話 希乃香は祖父の小島孝一を探している。

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    2026年10月27日
  • オケ飯!

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    ネタバレ

    主人公の歌奏が一生一緒に過ごす相手を探すために参加したオケで、キャラの濃いメンバーといろんな困難を乗り越えながら演奏会を成功させるという話。
    「オケ飯」というタイトルだけど、あんまりご飯の印象は薄かったかなと思った(オケの人間模様が濃くて)。指揮者の絃人さんのキャラが好きだった。
    結局歌奏の一生一緒に過ごす相手が人間じゃなかったのは、なんかいい話のようなちょっと物足りないような気がした。読みながらこの人かな?この人かも?って思ってたのに。でもわたしも学生の頃吹奏楽部だったので楽器演奏の楽しさを思い出せてよかった。

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    2026年10月19日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    夜食なアンソロジー。

    間違っても、夜中に読んではいけないな話ばかり。
    想像してもいけないです。
    さらっと読んでしまいたいのですが
    きっちりはっきり食べ物描写。
    違う意味で、小説とは恐ろしいものでした。

    ワケアッテ。
    漢字でかかれなければ、どちらなのか
    確かに解かり辛い。

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    2026年10月03日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    ネタバレ

    表紙に惹かれて借りた本。
    「翁」を探して日本中をキッチンカーで旅する兄弟の話。

    一つ一つのエピソードが(感覚的に)柔らかい…と感じたのだが、本文の最後辺りに出てきた台詞「憂いという字にひとが加わると、優しい、になりますしね」を体現してると思った。
    心配事や不幸が訪れたお客さんが料理を食べ、心を軽くしていく様がまさにそれだと。
    柔らかい光が差していくような(でも先は分からない)がそれを感じさせてくれたのかも。
    人の縁は続いているんだって思わせてくれるラストも良かった。

    …それとは別な話になるが…
    食べ物は多分美味しいもの、表現もきっと美味しそうに書いているのだと思うのだけど、自分には馴染みがなさすぎてそれを全然感じる事が出来ず、サラーっと読むだけになってしまった笑笑
    あと、テントとか設営してるの…?どうやって?荷物は??と変に気になってあまり集中できなかった笑
    (最後に二台移動してるの分かったけど笑)

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    2026年09月10日
  • うしろむき夕食店

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    路地裏でひっそり営まれている家庭料理のお店は、その懐かしい雰囲気から、常連さんには「うしろむき夕食店」と呼ばれている。

    悩みや困りごとをもつ登場人物が、お店を訪れて料理や店主との関わりを通じて解決の糸口を見出していくストーリーは、最近読んだ古内一絵さんの「マカン・マラン」と似ていて、いかにも私のドストライクゾーンの設定なのですが…

    なぜだかこちらは登場人物がスッと入ってこなかったり、モノローグが誰目線で書かれてるのか分からなくなったり、ページが進まない…
    そして、料理にもあまり惹かれず。私がお酒を飲まないから?同じ著者の「縁結びカツサンド」は好きだったのですが。

    ま、こんなこともあるかーということで、一応記録として感想を書かせていただきました。

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    2026年09月06日
  • オケ飯!

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    歌奏は、彼氏に振られ人生のどん底に。そんな中人生の転機になればと占い師に占ってもらうと、一生一緒に過ごす相手ともう出逢っているといわれる。その言葉を信じて、中高時代のオーケストラの演奏会に顔を出す。
    そこから、オーケストラを新しく作るという話が始まり、物語が動き出す。

    それぞれの衝突に食事がかかわるも、食の印象よりは人間模様が特に印象に残る。アマチュアオーケストラにはトラブルがつきもの。たくさんのトラブルに見舞われる。

    音楽という芸術と食というおいしいものに囲まれ、人生ままならないけどなんとか突き進んでいく、大人の青春物語だった。

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    2026年08月23日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    標野凪
    「バター多めチーズ入りふわふわスクランブルエッグ」
    ★なんの魅力もない男に固執する話

    冬森灯
    「ひめくり小鍋」
    ★★★こんなお店あったら良いな

    友井羊
    「深夜に二人で背脂ラーメンを」
    ★★★★良き友をもったね

    八木沢里志
    「ペンション・ワケアッテの夜食」
    ★★初対面の人の言葉でそんなすぐ考え方変わる?

    大沼紀子
    「夜の言い分。」
    ★おばちゃんの会話劇って感じ。読み流した

    近藤史恵
    「正しくないラーメン」
    ★★★★素直になれて良かったね

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    2026年08月22日
  • うしろむき夕食店

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    個人的にはもう少し料理の描写が欲しかったけど、読み終えた時になんか浄化されたような気持ちになった。
    たまにはこういうのも読まないとダメだな。

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    2026年08月19日
  • オケ飯!

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    中高一貫校でオーケストラ部にいた歌奏は占い師に幸運の大波が来ると言われて母校の定期演奏会に顔を出してみる。一生一緒に過ごす相手は10代の頃に出会っていると言われたからだ。タイトルがオケ飯だったので、もっと飯の部分が多いかと思ったがメンバー勧誘のために入ったホテルのナポリタンだったり打ち合わせの時の飲茶やアフタヌーンティーなどで、合宿で自分達で作るのかと想像していたので拍子抜けした。

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    2026年08月19日