冬森灯のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
コテンというパン屋さんを軸に紡がれる短編集。
読んでいて思わずおなかがすいてきて、コテンのパンがたべたい、、、となるようなおいしそうで、素朴で、こだわって丁寧につくられたパンの描写。
登場人物たちの人生のだいじなわかれめに、コテンのパンが一役買って、やさしい思い出の味になっていく。
よみやすいし、読み終わった後もほんわかした気持ちになる。最後の短編が最初にかかれた作品で、その後本編がかかれたというのも作家さんってすごいなあ〜としみじみ。
この本の直接的な感想ではないけど、
たべもの屋さんを題材にした小説ってたくさんある。そしてなんだか惹かれてついつい選んでしまう。
たべることは私たちがい