冬森灯のレビュー一覧

  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    好き、だらけのビストロ。
    シェフ有悟とギャルソン颯真はキッチンカーで美味しい食材を訪ねながら全国を回っていた。有悟を助けてくれた翁を訪ねて旅する中で各地で人々に芸術とコラボさせた温かい料理を提供する。
    期待値が高かった分ありきたりなお話に感じてしまったのですが、それなりに楽しく読めた。
    作中では能に目覚めた父のエピソードがお気に入りです。

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    2025年01月25日
  • 縁結びカツサンド

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    ちょーっと荒んでる今だから『うまく行き過ぎ』と思ってしまった自分が悲しい。描かれていたのがほとんど葛藤がありつつも未来に向けた希望に満ちた若者だったからかなぁ。でもSNS で人生一発逆転みたいな事が当たり前に起きる今なら、こんな物語も絵空事ではないのかな。おいしい文学賞の他の本も読んでみたくなった。

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    2025年01月04日
  • 縁結びカツサンド

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    老舗のパン屋が繋ぐ縁がみんなを笑顔にしていた。某カフェで、この話に出てくる縁結びカツサンドを食べてこれは読まねばと思った。読んで食べればもっと楽しめたな~。
    カツサンドにこんな素敵なストーリーがあったなんて!
    毎話登場する人物が次の話にもぞくぞくと出てきて成長していってる過程も見れた。
    一番の成長は店主だけどね。
    ドーナツ、カレーパン、コロネ。どれも美味しそう。

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    2024年12月14日
  • うしろむき夕食店

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    隠れるような分かりづらい場所で営業しているレストランに、なんらかの悩みがある人が立ち寄り、美味しいご飯とお店の人の言葉に勇気づけられる系のお話
    前の話の人となんらかの繋がりがある人次の話のお客さんで、なんやかんやみんな顔見知り、みたいな感じの、わりとよくある話

    おみくじで料理を選んで、そのおみくじの言葉がきっかけってところが独自性かな?
    必然より偶然の巡り合せがテーマっぽい
    お料理は凝った料理ってより馴染みある系で美味しそうだった

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    2024年12月07日
  • うしろむき夕食店

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    「うしろむき夕食店」というなんとなくマイナスイメージのタイトルと、装丁の柔らかさとのギャップが気になり読んでみた。
    サプライズもあり、前向きになれるお話の数々に温かい気持ちになりました。

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    2024年11月30日
  • 縁結びカツサンド

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    美味しいパン、シンプルな食パンとかフランスパンとかそういうのではなく惣菜パンとか甘系パンとかそういう類、が食べたいなあ、と思ってしまった

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    2024年11月17日
  • 縁結びカツサンド

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    表紙のカツサンドに惹かれて手に取った本書。
    (最近“食べ物系”ばかり読んでいる気がするかも・・飢えているのか?私・・色んな意味でw)

    東京・駒込の商店街にある、昔ながらのパン屋さん〈ベーカリー・コテン〉を中心とした悲喜こもごもなストーリー、連作四話が収録されております。

    ・婚約者とのすれ違いに悩む理央(第一話「まごころドーナツ」)
    ・就活がうまくいかず、落ち込む大和(第二話「楽書きカレーパン」)
    ・行方がわからなくなってしまった、大好きな“ミユキちゃん”に会いたい、中学受験を控えた花(第三話「花咲くコロネ」)
    ・〈コテン〉を引き継ぐことにしたものの、“自分らしいパン”への道を試行錯誤する、

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    2024年11月09日
  • うしろむき夕食店

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    温かくて美味しそうなお話でした。
    それぞれみんな、
    いろいろ人生につまづいたり、
    迷ったりした時に、美味しいご飯と温かい会話があれば、
    少し進む道が見えたり前向きな気持ちになっていたりするものです。
    この本のお料理は、本当に、
    とても美味しそうで、出来たてのにおいが漂ってくる感じが食欲をそそります。
    おみくじの言葉の後押しもみんなの気持ちをほんの少し温かく灯してくれて…。

    登場人物も個性豊かで、魅力的な人ばかり。
    隠れ家的なこういうお店に私も出会えたらいいなぁと、心ほんわかじんわり温まりました。

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    2024年10月12日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    お料理が人の心をちょっと軽くしていく割とよくあるシチュエーションの物語。
    でもこのお店がすごくよくて、キッチンカーと八畳ほどの広さのテント。椅子や掛けられた絵画でその度印象を変える客席の描写は読んでいて、誰かこんなお店作って!と思ってしまう。料理に関しては、いや素人はこんな料理名知らんて、と思うようなものをすいすい楽しんでしまう登場人物にちょっと違和感感じてしまう。でも全体的にほんのりミステリアスで美味しそうで素敵な物語だった。

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    2024年10月06日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    翁を探す旅と人の憂をなくす移動キッチン。翁にマダム・ウィの遺したものを翁に返す旅を伏線に、各章で人の憂を晴らしていく料理が魅力的な物語。やや後半になるとパターンに飽きた。翁との出会いも驚きなく、クライマックスを感じられなかったけど、楽しく読めました。

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    2024年09月28日
  • 縁結びカツサンド

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    昔ながらのパン屋さんコテンを舞台とした短編集。最終章であとを継ぐと決めた主人公の作ったカツサンドと店名の由来がリンクしていてこれもまた縁なのかなといった感じ。

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    2024年09月26日
  • うしろむき夕食店

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    こんなお店が近くにあったら絶対通うなあ
    どのお料理もお酒も美味しそう

    悩んだ時はうしろむきになって、自分の歩んできた道を信じようと思う
    幸せは自分でつくるもの!

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    2024年08月27日
  • 眠れぬ夜のご褒美

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    おいしいものが大好きな作家陣が、「夜食」に
    まつわる人間ドラマを描く。冬森灯「ひめくり小鍋」、
    友井羊「深夜に二人で背脂ラーメンを」など
    全6篇を収録。

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    2025年08月22日
  • 眠れぬ夜のご褒美

    ネタバレ 購入済み

    食べて話して元気になる

    ちょっとファンタジーもあって、少し予想とは違う内容でした。
    でも、どの物語も「人は食べて、話すことで元気になる」と思わせてくれました。

    #共感する

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    2024年07月27日
  • うしろむき夕食店

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    不運に見舞われる希乃香ちゃん、身近にいたらすごく心配になるなぁ笑
    でもひたむきで根性もあるいい子で応援したくなります。

    お酒を飲まない私ですが、料理とお酒って合うとそんなに美味しいのか〜、と興味を惹かれました。

    うしろむき夕食店のような心が求めている料理を出してくれて癒されるお店、いいですね。
    元気をもらいたいから行こうかな と思える場所があるのは、人生を豊かにしてくれそう。

    アンティークのお話が好きでした。
    日々の暮らしにほんの少し光をともしてくれるもの。

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    2024年07月12日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    美味しいものが沢山出てきてお腹がなりそうだった。知らないフランス料理が沢山でてきたが説明もあって勉強になった。一冊の本に少し詰め込みすぎなようにも思えた。最終的に翁が見つかって良かった。自分の町にもビストロつくしが来て欲しい。

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    2024年07月08日
  • うしろむき夕食店

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    “うしろむき”なんて名前だけど、出てくる料理とお酒は絶品揃い。きりりと白髪をまとめた女将の志満さんと、不幸体質の希乃香さんが元気に迎えてくれる。
    お店の名物は「料理おみくじ」。
    今宵の食事も人生も。いろいろ迷ってしまうお客さんに、意外な出会いを与えてくれると評判だが――。(あらすじより)
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    料理が出てきて、読みやすくて、でも奥行きがあって、ストーリーがしっかり組み立てられている、まさに私好みの1冊。
    短編ごとに主人公は違うけれど、みんなが繋がっていて伏線になっていて、最後はハッピーエンドという流れ。
    心穏やかに読みたいときにぴったり。

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    2024年06月19日
  • 縁結びカツサンド

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    タイトルから恋愛のお話なのかな〜と思っていましたが、人と人のいろんな縁を結ぶ人情味のある物語でした。心がじんわりあったかくなりました。とにかくパンが食べたくなった、、

    商店街が舞台なので、だんだん廃れてしまっていくリアルな部分もちゃんと描かれていましたし、それでも自分たちらしくお店を続けていこうと、みんなで助け合って乗り越えていく姿に、元気づけられました。
    新しいお店もいいけど、昔ながらのお店って人の温もりを感じるからいいですよね。実際に、この物語のように模索しながら続けておられる昔ながらのお店も、たくさんあると思うので、ずっと続けてもらえるように消費者として応援していきたいなと思いました。

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    2024年05月23日
  • うしろむき夕食店

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    「うしろむき夕食店」と呼ばれている店を中心とした連作短編集
    おみくじがある料理店なんて近くにあったら通ってしまいそう
    「キリンビール公式note」で連載されていたからか、美味しそうな料理やお酒がたくさん出てくる!また描写が本当に美味しそうで…読んでるだけでお腹が空く作品でした
    人生の岐路に立ったとき、そっと寄り添ってくれる夕食店
    店の店主である志満さんと孫の希乃香ちゃんの言葉に時々はっとさせられました
    最終話は大円団でよかった~
    志満さんは夏木マリさん、希乃香ちゃんは上白石萌音さんみたいなイメージで読んでました

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    2024年05月05日
  • 縁結びカツサンド

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    昔ながらのパン屋さんが舞台の物語で、
    出てくるパンがどれも美味しそう!
    特にカレーパンと、やはりタイトルにもなってる
    カツサンドは食べてみたい!!
    短編集で、登場人物も繋がってて
    ほっこりするところはほっこりしたんですが、
    私には少し読みづらかった…

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    2024年04月29日