冬森灯のレビュー一覧

  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    世界は「好き」でひろがっていく。

    有悟と颯真の兄弟はキッチンカーで旅するビストロを営んでいる。

    ある日有悟が自分を支援してくれた「翁」に会いたいという。2人は翁探しの旅に出る。

    料理は美味しそうだし出てくる人々は素敵だしでじっくり噛み締めるようにして読んだ。

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    2023年11月27日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    こんな素敵なレストラン、行ってみたい。

    仕事や恋人と上手くいかなくて悩んでいたら、移動式のレストランがふと目に入る。
    テントの中だと信じられないくらい、ラグジュアリーな内装。
    最高の料理と、最高の芸術。
    お腹も心も満たされる。
    …想像するだけでワクワクする。

    舞台監督の物語と、家族から認知症を疑われている父親の話が特に好きだった。

    つくしのように揺れている姿を想像すると、なんとも言えないほっこりした気持ちになった。

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    2023年11月17日
  • 縁結びカツサンド

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    駒込うらら商店街にある「ベーカリー・コテン」は、家族経営でつないできた昔ながらのパン屋さん。
    結婚や就職など、人生の節目にとまどう人たちが「コテン」を訪れ、パンを通じて三代目の店主音羽和久と、常連客となった人たちとの縁が深まっていく。
    和久が店を継ぐこと、自分のパンを見出すことに迷いながら、前に向かって進んでいく物語。

    創業者である和久のじいちゃんの残した言葉が、とても素敵でした。
    ノーと言えないのは、弱さじゃなくて強さだ。
    断ることは、可能性を断ち切ることになる。だなんて、断るのが苦手な私にとって、とても嬉しく励みになる言葉です。

    巻末に載せられていた短編「もうひとつの縁結びカツサンド」

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    2023年11月10日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    気づけばこの著者さんの本、コンプリート

    いつも読んでいて思うのですが、料理の描写が本当に美味しそうなんです
    こんなお店あったら食べに行くし、絶対常連になっていると確信が持てるほど

    落ち込んでるとき
    悲しいとき
    うまくいかないとき

    愛情こもった美味しいもの食べたら元気になれる
    私はそう、信じてます

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    2023年11月06日
  • うしろむき夕食店

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    うしろむき夕食店という店名は、
    マイナスな言葉ではなかった。
    今まで自分が歩いてきた道を、
    “ふりかえる“ことによって、
    自分だけが歩んできた道があり、
    それこそが今後を生きる道しるべとなる。

    振り返ることは悪い事ではない。
    むしろ大切なのだ。
    志満さんが投げかけてくれる言葉が
    どれも背筋が伸びる思いのする言葉ばかり。

    お腹がすくようなご飯も最高でした。
    マイナスの思いをゼロにしてくれる、
    そして次の1へ繋ぐ言葉をくれる
    でも、プラスにするのは自分次第。
    それを思い出せる素敵な本でした。

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    2023年12月30日
  • うしろむき夕食店

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    表紙のおいしそうなエビフライとビール、
    だけどタイトルは「うしろむき夕食店」
    表紙のあったかさとタイトルが気になり手に取りました。
    帯は、
    -------------------------
    焦ったり
    迷ったりしたら、
    一度をうしろを
    振り返ってごらんなさい
    -------------------------
    うしろむき夕食店の目印は、野菜や果物の無人販売機。
    やっとの思いでたどり着き、お店の扉を開けると、
    「おかえりなさい!」と出迎えてくれる。

    夕食店を訪れるお客様と、
    そこを営む女将の志満さん、孫の希乃香さん。

    人生の岐路や迷ったときに「料理おみくじ」。
    ・願いととのうエビフライ
    ・商

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    2023年09月10日
  • 縁結びカツサンド

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    ドーナツも人も真ん中が大事、
    目に見えないからこそ努力しようとする。

    縁といっても、良いものも悪いものもあって、
    でもそれはどんな形でも未来に繋がるもので、
    日々を丁寧に生きていきたいと思える、
    そんな本でした。

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    2023年08月20日
  • すきだらけのビストロ うつくしき一皿

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    3作目。
    ただのキッチンカーかと思いきや、
    全然違った。
    そんな店ある?
    あまりのぶっ飛んだシチュエーションに、
    ちょっと引いてしまって、
    いまいち話に感動できなかったかな。

    一つ一つは良い話なんだけれども。

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    2023年07月30日
  • うしろむき夕食店

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    ネタバレ

    面白かったー。
    料理のおみくじというのも面白いが全体として一つの話になっているのもよい。回りまわって返ってくるやさしさがよいねえ。
    二話目がお気に入り。折り紙で作れるのすげー

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    2023年07月28日
  • うしろむき夕食店

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    元来、根がネガティブな私。“うしろむき”という言葉にシンパシーを感じて手にした一冊。
    でも、“うしろむき”という言葉はネガティブな意味ではなかった。

    「願いととのうエビフライ」の彩羽さんは、どことなく自分と似ているところがあって、じんわり共感。
    「待ちびと来たるハンバーグ」の志満さんの言葉の数々は心にしみた。
    希乃香さんの「おかえりなさい」「いってらっしゃい」もいいなぁ。

    あぁ、美味しいものが、食べたい!

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    2023年07月22日
  • うしろむき夕食店

    購入済み

    ほのぼの….….

    初めて読む方の作品だったけれど、一話一話が、ほのぼのとして、心が温まるような気がした。料理も、飲み物、お酒も、美味しそうで、良かった。

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    2023年06月04日
  • うしろむき夕食店

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     手にしたきっかけは、なんと言ってもこのおいしそうな表紙ですよね!エビフライがハート型なのも、ビールが添えられてるのもたまらないっ!( ^_^)/□☆□\(^_^ )

     都心から私鉄で20分、最寄り駅から徒歩10分ほどの場所にある「うしろむき夕食店」…その素敵なお店の雰囲気、提供されるお料理とお酒、お料理のおみくじ、そして来店者を「おかえりなさい」と迎えてくれると評判のお店。ここを訪ねるお客さんとお店を営む志満さんと孫娘の希乃香ちゃんのストーリー。

     こんなお店が近くにあったらいいなって、この手の作品読むと必ず思いますね…!おいしいお料理食べたあとってみんな笑顔になって、幸せな気持ちになっ

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    2023年05月21日
  • うしろむき夕食店

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     都心から少し離れた場所の少し分かりにくい路地裏にある「夕食店シマ」。別名は「うしろむき夕食店」。
     そんな隠れ家的なこぢんまりしたレストランを舞台にしたヒューマンドラマ。

     本編が「一の皿」から「五の皿」までの5話と、エピローグにあたる「おまけの小皿」の計6話からなる。
              ◇
     店主は志満さんという高齢の女性。志満さんは元芸者だけあって客あしらいが上手く、出てくる小料理もしゃれていて見事だ。
    給仕を担当するのは、希乃香という20代の女性。志満さんの孫娘で明るく元気で店のムードメーカー的存在だ。

     ひとときの安らぎを求め、今夜も悩みを抱えた人が引き寄せられるように

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    2023年05月07日
  • うしろむき夕食店

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    ネタバレ

    ちょっと不思議な食堂「うしろむき夕食店」が舞台の連作短編集。

    「うしろむき」はネガティブな意味ではなく、レトロなお店で昔を懐かしんだり、過去を振り返って歩んできた道を確かめたりして、前に進む力をくれるお店。一日の終わりに、「おかえりなさい」と迎え入れられて、「いってらっしゃい」と送り出される。

    各ストーリーの主人公は別々の人だけど、直接または間接的に少しずつ繋がってる人たち。それぞれ仕事で悩んでいるなど、人生に帰路に立っている。

    どのストーリーも主人公が初めてお店を訪れるところから始まる。一人称で語られるストーリーで、お店の構造や調度品の説明がされるけど、みんな同じものを見ているのにそれ

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    2023年04月30日
  • 縁結びカツサンド

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    書店で買おうか悩んで、ポップに惹かれて購入。
    うらら商店街に佇む、昔ながらのパン屋さん「ベーカリー・コテン」が舞台というかキーになってお話が進められた。最初は物足りないかと思っていたけれど、悩める三代目がだんだんと頼もしくなり、いい商店街の絆が見れた気がした。

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    2023年04月21日
  • 縁結びカツサンド

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    心が温まるパン屋さんのお話。
    パンがきっかけにご縁が生まれる。でもご縁があったから生まれたパンもある。
    どの章も素敵な物語だったけど、第三話の花咲くコロネが私は一番好き。
    ドーナツもカレーパンもコロネもカツサンドも全部食べたくなった。

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    2023年03月30日
  • うしろむき夕食店

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    うしろむいたら、自分を見つめ直す事ができるということ。決して後退するとかそういうネガティブではないんだな。

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    2023年02月26日
  • 縁結びカツサンド

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    青森移動の新幹線で時間が結構あいたので購入。
    全体の流れと商店街のほっこり具合もだけど地元のパン屋さん行きたくなるよね。最後のお話はやっぱりほっこりだしちょっと泣きそうになってしまった。よきお話。だし大切なお話

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    2023年01月22日
  • 縁結びカツサンド

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    駒込うらら商店街にあるパン屋さん「コテン」の三代目が、お店を訪れる人たちとの繋がりの中から自分の原点に気づき、悩みも戸惑いも乗り越えていく。
    少しずつ変わっていく三代目の姿や、一代目の「鬼八」さんから代々受け継がれる、頑固な絆にジワッと感動が込み上げる。

    「銀座『四宝堂』文房具店」を読んだときにも感じた、タイパ・コスパも大事だけど、心の通った仕事って素敵だなってこと。
    本のタイトルでもある、最後の「縁結びカツサンド」のお話の中でもまた、同じことを考えさせられた。偶然か、ドラマ「女神の教室」でも、似たようなシーンがあった。
    少しずつ、時代の潮流が変わっているということか、それとも、時代やトレン

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    2023年01月19日
  • うしろむき夕食店

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    お腹すいたなあ。お母さんの玉子焼き食べたい。
    そんな気持ちになる本。

    でも途中で誰がいて誰が話しててみたいなの混乱しちゃって何度も戻ったり進んだり…。

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    2025年11月23日