泊功のレビュー一覧

  • 円 劉慈欣短篇集

    匿名

    購入済み

     

    面白かった。
    独特の発想から作られる短編たちに圧巻されてた。
    三体の元になったであろう要素がちらほらと見れて楽しかった。

    #ダーク

    0
    2025年03月02日
  • 三体3 死神永生 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    二巻である黒暗森林の終わり方が完璧で、続きをどうなるのだろうと読み始めた。

    人類の救世主とも言える面壁者のその後が何ともやるせない。世間の評価はどんどん変わり、英雄だ、悪魔だと言われたい放題。ルオ・ジーの達観した様子を見るに極度のストレスにさらされて、ある意味ボケしまったのではないかと思わされる。

    人類は重大なミスを犯して、再度滅亡の危機にさらされる。チェン・シンの心情描写には胸が苦しくなる。自分がその立場に立ったとしても、きっと何もできないだろうと思う。
    それでもあっと驚く展開で、またも形勢逆転。圧倒的なスケール感と正直理解の及ばない描写が続く。

    人類に最後の希望を残して、下巻に続く。

    0
    2025年02月27日
  • 三体3 死神永生 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    II部の時点でそうだったけど、SF以外の要素も考えられてるのがすごい
    暗黒森林理論の是非についてもちゃんと議論してたり、様々な状況によって政治や宗教の変遷もちゃんと描写してる。
    自分は宗教に対して無関心(強い言葉を使うと、馬鹿馬鹿しい)と思ってたけど、
    「地球が助かったのは奇跡=神がいるとしか考えられない→ 信仰しよう!祈りが足りない!」みたいになるのは少し理解できたし、単に自分の教養が足りない(歴史的背景があるからこその宗教)んだな、と気付かされた。

    もちろんSF要素も、四次元や他の全宇宙文明を出してくることで、三体文明をちっぽけに見せてしまう圧倒的スケール。理解できてない部分が大半だけど

    0
    2025年03月01日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

    Posted by ブクログ

    展開も早く、続きが気になる面白さ。色々な謎が解き明かされ、その内容に驚かされた。ぜひ映像化を希望します。

    0
    2025年02月17日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

    Posted by ブクログ

     途中、難しい言葉や例えが多くて、挫折しそうになったが、なんとか最後まで読み切った。どうせ、朱せん基が目的を達成して、四人の結束が強くなりめでたしでしょう?などと想像していたが、ラストの展開は、衝撃だった。
     また、殉葬というしきたりやそれに対する著者の思いを知ることができ、読んだ甲斐があったと思った。

    0
    2025年02月06日
  • 両京十五日1 凶兆

    Posted by ブクログ

    中国の歴史には疎いので、どうかと思ったが、エンタメ小説で面白い。歴史上の人物にも親しみが持てる描き方で、太子が色々と経験する過程で成長していくのに好感が持てる。後半も楽しみです。

    0
    2025年02月04日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

    Posted by ブクログ

    全てにおいて素晴らしかった!
    上下巻あわせて圧巻の960頁!
    小説におけるエンターテインメントの要素を全て備えており、物語完結までダレることなく持っていきます。
    そして、北京到着後から始まる壮絶なミステリーも繰り出し、ハヤカワミステリー史上!?最高のフィナーレによってこの長い物語の幕が閉じます。

    凄いな〰華文娯楽小説!!!
    あっぱれ〰!華文❢

    0
    2025年01月31日
  • 両京十五日1 凶兆

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オールドチャイニーズムービーの興奮が味わえるエンタメ歴史もの。

    太子を罵りまくるウケンに爆笑!

    水に落ちまくる、矢が刺さったまま移動させられる、頭剃られる、足蹴にされる等々、こんなに誰よりも災難に遭う皇太子は初めて。
    コオロギ狂いの太子の活躍の場があるとは…
    というか、そんな賭け事があったとは…

    ヒーローのゴテイエンの冴えないこと!
    のっけから死体の横でリバースし、お父さんから小遣いをせびり、酒が過ぎて息切れし、発作を起こし…

    ヒロインのソケイケイも登場後すぐ叩きのめされ、酷薄で復讐の鬼…

    キャラ立ちまくりの面々が、ぶつかりあって成長して行くロードムービーでもあって、とってもエキサイ

    0
    2025年01月27日
  • 両京十五日1 凶兆

    Posted by ブクログ

     このミス一位に飛びついたが、読むのに一苦労した。用語が難しい、例え話が理解できない、歴史に興味が持てないなどで、一向に進まない。思い切って読み飛ばし、登場人物と流れだけおさえることにすると、ハラハラドキドキの大冒険の連続で、面白いかもと思えるようになった。
     皇太子なのに、どうしてこんな目に?と思うほど、朱せん基の旅は命がけだ。支えとなってくれる仲間はキャラが濃く訳あり。旅の行方も、事の真相も気になって仕方ない。しかも、あとがきによると実在人物のストーリーらしく驚かされる。
     はまってきたところで、第二部にも着手したい。

    0
    2025年01月26日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中国、明朝4代皇帝治世の時代、首都を北京から南京に遷都することを計画した皇帝はその先ぶれとして皇太子を南京に派遣する。皇太子朱瞻基は南京到着すぐに御座船を爆破され命を狙われる。

    白蓮教徒、遷都反対派、行程の座を狙う派閥が入り組みあって、朱瞻基の命を狙う。彼は皇帝皇后の命も狙われると知り、南京から北京への逃避行を試みる。仲間は若いくせに理想を追い続けるお堅い官僚于謙、酒浸りのやさぐれ捕縛人呉定縁、謎多き美人の女医蘇荊渓。

    次々に襲い来る絶体絶命の危機、彼らは無事に北京にたどり着き陰謀を防げるのか?

    とこんな筋書きなんだが、とにかく長い!そういえば初めて完訳版の西遊記を読んだ時も長いと感じた

    0
    2025年01月22日
  • 両京十五日1 凶兆

    Posted by ブクログ

    いゃー、素晴らしい
    ドキドキ、ワクワク圧巻の前編480頁!!
    南京から北京への道程を4人の凸凹コンビならぬカルテット!?が右往左往しながら北京を目指す、一大冒険活劇!!!

    息つく暇も無いほど、次から次へと災難が降っくるが、それぞれの4人のキャラが得意分野を活かして、苦難を乗り越えていく物語
    伏線、回収も各所に配置されており、ページを捲るのが止められない〜
    我々、日本人には聞き慣れない明という時代背景をリアルにそして明確に描写しており、後編の北京への到着編!?が楽しみでならないぃー

    興味をお持ちの方、是非❢

    0
    2025年01月19日
  • 両京十五日1 凶兆

    Posted by ブクログ

    明の皇太子・朱瞻基の乗った船が爆破され、太子は運よくそこから逃れたものの次々と危機が襲い掛かる。大がかりな反逆の裏には誰が関わっているのか分からず、誰を信じて良いのかもわからない。そんな中で味方となった三人と共に、都へ戻ることにする太子。だが皇帝が危篤との報もあり、敵が事を起こすと予想される期限までは十五日しかない。とんでもない読みごたえの歴史サスペンスです。
    中国、しかも古い時代を舞台とした物語に慣れていないので、序盤は取っつきづらく感じました。見慣れない漢字がいっぱいある。聞き慣れない用語が多くて注釈がいっぱいある。漢詩の引用も多くて、古文の授業を思い出す。でもルビが多いのはとってもありが

    0
    2024年12月28日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

    Posted by ブクログ

    拉致された呉定縁を救うため、決断する太子。一方で自分の出自について知らされる呉定縁。タイムリミットを前にして、事態はますます複雑に、そして盛り上がりも加速します。
    ここに来て予想外の展開に衝撃。いやまさか、あの人が味方に付くとか。頼もしすぎるでしょうよ!!! まだまだ次々と危機は襲い掛かり、謀略の大本は見えてきたものの、それでもスリルは減じることがありません。ひそかに蘇荊渓を間にしての太子と呉定縁の関係がどうなるのかにもどきどきしちゃいますしねえ。
    あとは多くを語らず、とにかく読めとしか。すべてがまとまり大団円、に思えたところでまだけっこう残りページがあるんだけど? というのにもどきどきさせら

    0
    2024年12月28日
  • 両京十五日1 凶兆

    Posted by ブクログ

    本の雑誌2024年上半期のミステリ・1位に選ばれていた本。
    中国の歴史ものは全く読んだことがなく、出てくる役職や、地名、建造物名などがわからないので、描写の詳細を深追いせず読みすすめました。
    詳細はわからなくでも、めっちゃくちゃ面白いです。もちろん詳細がわかったほうがもっとワクワクするんだろうなと思います。せめて中国史や漢文の授業をちゃんと聞いとけばよかった、と今更後悔しています。

    誰が味方で誰が敵かわからない中、朱瞻基(しゅうせんき 太子)ら4人が身分を隠して南京を脱出し、次々にピンチを搔い潜りながら、次の帝位を守るため北京へ向かいます。

    キャラクターが良すぎる。全員大好き。特に蘇荊渓(

    0
    2024年12月10日
  • 両京十五日1 凶兆

    Posted by ブクログ

    今年マイブームの中国小説。明の太子南京で爆破暗殺されかけ身分を隠しながら命崖で北京の都を目指すスペクタクルミステリーアクション奮闘記って感じかな。感じが多く人物も多いためもちろんスラスラは読めないけれど、続きが気になり何日も追いかけてしまう。さぁ太子は仲間4人と都に帰還できるのか。

    0
    2024年09月21日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・あらすじ

    梁興甫によって連れ去られた呉定縁を救出するべく朱瞻基と蘇荊渓は斉南城、于謙は朱瞻基の叔父である張泉に援軍を求めるため臨清へと向かう。
    白蓮教徒に捕えられた呉定縁は仏母から衝撃的な事実をしらされる。

    朱瞻基、呉定縁、蘇荊渓の三人に絡まる因果の糸と十五日の旅の結末。

    ・感想
    幾度も危機を乗り越えてきた三人の結末がこれなのか…。
    こういうのめっちゃ好き。読み終わった後とても切なくてやりきれない思いになった。
    三人ともひとりひとり「人間」同士なら或いは違う結末もあったかもだけど、でも朱瞻基は「皇帝」になってしまったからもう三人の道は永遠に交われなくなってしまった。

    それぞれの信念、

    0
    2024年09月11日
  • 両京十五日1 凶兆

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・あらすじ
    1425年の明時代の中国が舞台。
    明の皇太子である朱瞻基は遷都を成功させるために長江を南下し南京を目指していた。
    いざ南京へ到着後に太子の乗船した宝船が爆破される。
    金陵で捕吏をしている呉定縁は宝船爆破後、船から怪しい人物を救い出す。
    そして太子暗殺の陰謀に巻き込まれていく。

    ・感想
    面白いー!!兎に角キャラクターが魅力的すぎる。
    展開も次から次に苦難が押し寄せ、それを4人が力を合わせて乗り越えるまさに冒険小説!!

    特に呉定縁が好き。
    ああいう昼行灯の放蕩息子とみせかけて実力者ってのはさ…単純にかっこいいわw
    しかもトラウマ持ちとか属性もり過ぎてない?大丈夫??
    あとやっぱり呉

    0
    2024年09月07日
  • 三体2 黒暗森林 上

    購入済み

    おもしろい

    SFでとっかかりにくいこともあるけど、なんだかんだハマってしまった。続刊が楽しみです。実写観るなら本がおすすめ

    #ドキドキハラハラ

    0
    2024年08月19日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    なんとか読み終わった。
    うけん視点パートが少なめになったせいか、引用も少なくなった感触。
    北京について、ハイ終わり、じゃなくて、その後の謎の解き明かしもあって面白かった。画面映えしそうな描写がいっぱい。
    漢王の次男と五男とか。
    香炉の破片とか火事とか。

    内容と関係ないけど、中国語読みの名前で良いんじゃないかな?と思った。三國志などで、日本語読みに慣れちゃってるけど、中華BLだと中国語読みになってるし。三体では両方明記されてたし。中国語読みは慣れないけど、日本語読みしたって、日本でしか通じないから、やっぱ名前の読みは原語のままが良いなと感じた。

    0
    2024年07月03日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1巻で得体のしれない敵だった白蓮教が頼るべき味方になるなど、展開にワクワクが止まらない。数々の困難を乗り越えて、朱瞻基が北京に到着し漢王の策略を打ち破ってハッピーエンド、かと思いきやラストでこれまでの謎が全て回収される。15日間の旅をしてきた仲間たちとの結末がこれか、と切ない気分にもなったが、後書きを読んで作者が描きたかったテーマがこれなんだとわかった。

    大長編だが読み終わるのが勿体なくなった、大傑作の冒険譚!

    0
    2024年06月15日