泊功のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わってから放心状態。終わる?終わるの?あと数十ページで…?、最後のページに辿り着き、マジか…しか言葉が出てこない。マジか、程心、うん、そうか…。
下巻は特に物語のスケールが大きすぎてついていくのに精一杯だった。「三体」、そしてⅡの後に、誰がこんな展開を予想できただろうか。いやできません。
物理学難しすぎる。「よく分からないけどそうなるんですね」「うーんつまり光速がキーなんですね!」という具合に割り切って読み進めるしかない。
理解はできなくても小説世界を楽しむ分には問題ないと思う。
程心という主人公は、基本寝ていて人類の転換期にだけ起きているイメージだったが、それはこの物語のスケール上、決まった1人を主人公に据えるなら仕方ないことだった。
読み進めるうちに、そして読み終わった後に、程心は人類の平凡な代表というか、真っ当さ(悪く言えばなよなよしい部分)を背負った主人公だったのかなと思った。文潔や章北海、羅輯のように尖ったキャラクター性や行動はなかった。でっかい宇宙や時間を前に抗って、そして結局は流されていくちっぽけな人間。そのような立ち位置として程心は相応しかったのかも。信念がない分、直面した苦悩の質量は1番だったかもしれない。頑張ったね。情を排し、合理的に動くウェイドとは真逆の存在だった。
太陽系が割とあっさり滅んでしまった時はショックを受けたけど、その後、1800万年時が流れました人類どころか今の宇宙は戦争しすぎて消滅しますしかし生まれ変わります(?)、というスケールのデカさに地球の存在なんて思考の彼方へ飛ぶ。というか宇宙もやってることは地球と一緒ですやん、みんな自分の星で平和に暮らせないのか?宇宙の秩序のため?
個人的には天明視点をもう一度読みたかった。
こんな波瀾万丈で孤独な人生の中で、変わらず程心のことずっと想ってたんかな…やっと会えると思ったら気の強い女(AA)(AAは嫌いじゃないです)が待っていたという…。
数奇な人生を歩みましたで賞No. 1は、やはり雲天明では。なんといっても脳みそから復活した男だからね。
ここもっと詳しく読みたかった〜!な部分が沢山ある、三体、とてつもない作品でした。読めて良かったです。
智子の「宇宙は大きいけど生命はもっと大きいんだよ、縁があればまた会えるよ」という台詞が心に残った。
私はⅠ→Ⅲ(上)→Ⅱ(下)の順番で好き。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ荘顔と娘が退場してから、やっと物語が加速したイメージ。
個人的には前作(「三体」)があまりに面白く、文潔も好きだったため、新たな主人公である羅輯くんのポエムチックパートに「何を見せられているのか」と、正直うんざりしてしまった。
面壁者とか急に言われても人類なんて曖昧なもののためにやる気は出せねえよ!、という気持ちは非常に分かるんだけどね。
前作はしっかりしたSFの世界観なのに文章は詩的で、そのギャップにも感動したのだけど、今回はそれがやや濃く感じてしまった。
あと荘顔は作者の理想なのかしら…とか、余計なこと考えてしまったよね。小説の創作から生きた人間(初恋)が生まれる、という流れは作家の頭の中を覗けたようで興味深かった。
上巻を読み切り、何事にも執着してこなかった羅輯が、面壁者という特殊な役割をこなす理由を演出するために必要なページ数だったんだな…とは思った。結局人を動かすには、大切な何かを作らないといけないんですな。ここは好みが分かれそう。
しかし、やっと面白くなってきた!がんばれ羅輯!死ぬな羅輯!
まだ彼にも謎はある。あなた実は楊冬に恋してたんじゃないの?とか。なぜ文潔は彼に話したのだろう?とか。そして呪文とは…。
ところで汪淼は…どこに…?軌道エレベーター作成に関わってるはずだよね。出てきたっけ?
大史が出てきたのは嬉しかった。終末決戦まで活躍してほしいなあ。