泊功のレビュー一覧

  • 三体2 黒暗森林 下

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    科学的なことはよくわからない笑
    けど、それを加味しても展開が面白い。絶望的な状況、冬眠システムを使用して時間を経過、宇宙規模の場面などさまざまな要素を盛りだくさんにしながらも全てのことがつながりごちゃごちゃせずにまとまっている。地球に突きつけられる絶望的な状況で主人公が最後にしたことがもうなるほどと驚き、ページが進んでしまった。
    最高の場面展開、緻密な設定、途中で感じるもうこれはだめだという絶望感が最高に最後の展開を面白くしている。途中から主人公の幸せを願ってました。もう一人の主人公は、自分の役割を全うするも状況は最悪、これが打開策につながるとは思いもよらなかった。
    一巻の主人公のわんみゃおが

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    2025年07月17日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    引き続きわからないことは多い。智子に技術発展を制限される中、人類が新しく面壁計画を実行する。主人公が変わり、文潔の残した公理を元に面壁者に選ばれる。途中、この主人公で大丈夫なのかと思うような場面はあったが人類の技術が宇宙にまで飛躍しいろいろと三体世界をどうにかしようと試行錯誤し、敗れていく。主人公もこの巻の最後、謎を残して終わる。展開が早く、もう一人の主人公的ポジションは主人公と対照的に意欲に満ち溢れ、この状況をどうにかしようとしている。先が気になる展開が多く、またもや胸熱な謎を残して終わるため次の巻も楽しみである。

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    2025年07月17日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    プロローグ

    映画『2001年宇宙の旅』が好きだ
    鬼才スタンリー・キューブリックの作品だ
    原作は、SF小説の巨匠アーサー・C・クラーク
    勿論、原作も後世に語り継がれる名作だが
    映画は、飛び抜けている
    自身のオールタイムベストのTOP3に入る
    SF映画の金字塔である

    人類が1969年に初の月面着陸を行うが
    この映画は、その1年前の1968年上映という点も
    驚きである
    そして、この映画の圧巻は冒頭15分
    約400万年前の類人猿が宇宙人が残したと
    される黒い石板“モノリス”に触れることによって
    武器などを使い始め、目覚ましい進化を
    遂げるのである
    また、この15分間は、無声で効果音と音楽のみで

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    2025年07月15日
  • 三体3 死神永生 下

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    三体の三部作の完結編。現代SFの傑作と言って過言ではないと思われる素晴らしい作品。
    1部2部とは比較にならないほど、更に壮大なスケールで三体世界との戦い、宇宙について描いている。
    読み終わると、毎日朝に日が上り、地に足ついて平和に生きている日常をありがたく感じることができる。
    文庫本でも相当なページ数なので、三部作全部読むには根気がいるが、読んで損はしないので是非とも試して欲しい。

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    2025年07月14日
  • 三体3 死神永生 下

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    ネタバレ

    読み終わった後の虚無感がすごい。
    面白かったが故、終わってしまう物語りへの虚無だった。
    スケールが肥大化して創造できるSFの範疇を超えていたが、今まで周りに流されていた程心とその周りの人達との関わりで人類が直面してる危機について読書にも感じ取れるように書かれている。

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    2025年07月09日
  • 三体3 死神永生 上

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    ネタバレ

    別視点からの三体世界との向き合いがあった。主人公程心は今までの主人公と比較して流されてしまいがちで感情移入が難しい....
    だがスケールの壮大さと宇宙の本質に触れていく三体Ⅲはとても面白かった

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    2025年07月09日
  • 三体2 黒暗森林 下

    購入済み

    とんでもないスケール

    言葉で表現できないスケール。急展開と驚きで、間違いなく、今まで読んだ小説のBest3に入る。数人の主人公がいるが、個人的には、章北海が魅力的だ。3作目もすごいらしいから、楽しみです。

    #アツい #ダーク #ドキドキハラハラ

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    2025年07月05日
  • 三体3 死神永生 下

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    ネタバレ

    ついに完結して、大小宇宙の終わりまで来てしまった。地球基準時間に戻るのに時間がかかりそう。
    異世界を想像して、目に見えない物が視覚イメージとなって広がり、脳が気持ちいい。作者さん訳者さんが天才すぎます。
    4次元に漂う墓だったり、宇宙人からの攻撃が小さな2次元シートだったり、奇想天外で驚いて笑ってしまう。
    すべての物理現象の描写が絵画的で、ゴッホの絵のような太陽系や最後置いてきたアクアリウムが印象に残る。
    雲天明と程心が再会してほしかった。彼が生涯をかけてプレゼントしたミニ宇宙まで、最後は手放す運命で悲しい。

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    2025年06月24日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    ネタバレ

    破壁人に見抜かれて暴かれるシーン、律儀に1から全部解説してくれてじわじわ削りにくるの意地悪すぎてめっちゃ好き

    水滴の速度落とさず急ターンできるのチートすぎるな
    特にこの宇宙シーンは1,2作目よりかなりSFぽくて好き、というか三体はSFジャンルて説明すると妙に矮小化される感じがするから、何ていうジャンルに当てはまるのかな

    タバコの箱に広告表示される世界線やだみがすごい

    猜疑連鎖のルオ氏の説明も、巻末のなぜ宇宙人が地球以外に見つからないかのアンサーとしてかなり腑に落ちた
    黒暗森林の前の上巻の墓の蟻のプロローグ読み返すと味わい深い

    三体のどデカい主力艦隊が来るシーンや宇宙エレベーターについて

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    2025年06月22日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    2025年版「このミステリーがすごい!」海外版第1位の作品。

    今年はまだ半分しか過ぎていないが、恐らくこの作品が自分に取っても今年のベストワンになる。
    中国の歴史小説ということで敷居が高く感じて手を出しかねていたが、食わず嫌いはダメだと実感。

    とにかく、やたらに面白い。
    実在の歴史上の人物をキャラクターに設定した、中国発の超大作エンタメ冒険小説。

    政治的陰謀に巻き込まれ、命を狙われる皇太子が、心に傷を持ち、役立たずと呼ばれながらも実は切れ者の捕吏、ひたすら忠実な下級役人、ミステリアスな美人女医ともに、南京から北京までの決死の逃避行を試みる。

    敵味方入り乱れてのどんでん返しに次ぐどんでん

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    2025年06月19日
  • 両京十五日1 凶兆

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     最高におもしろかったです!中国語を漢文調に巧みな翻訳がされていて、漢字多め、漢字の画数多めの「冒険歴史ミステリー」です!
     学生のとき、朝に漢字小テストとかあるとイヤでした・・・漢文の授業?とくに思い出なく、灰色気分だったかなぁ?
     でもこの本は、楽しかった!言葉のリズムがいい、キレキレ。意味わからん言葉も多いけど、並んでいるワードが新鮮に感じられます。読むだけで、教養あるひとになった気分です。

     日本なら室町のころ、中国王朝の「明(みん)」初期が物語の舞台です。
     この楽しさは、漢文調のノリに加えて、次々と展開する物語の「スピード感」の凄さにあると思います。
     作者の馬(マー)さんの臨場

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    2025年06月15日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    三体が面白すぎたので、劉慈欣短編集も読んでみた。全13遍漏れなく面白かったけど、印象深かったの作品は以下の通り。三体のモチーフにもなってる作品もあるから、好きな人は是非読んでほしい一冊。
    郷村教師…あとがきでも触れてたけど、広大な宇宙と小さな個体の描き方がえぐい。2つが交わった瞬間は痺れた。
    カオスの蝶…バラフライ効果の意味は知ってたけど、それが物語になるとこんなに面白いのかと。
    詩雲…これがダントツ好き。テクノロジーが芸術を超越することはないというのがよく分かって痛烈。
    栄光と夢…2国間オリンピック。ありそうで怖い笑
    月の光…何度も歴史が動いたようで結局何も起きてないのが面白い。1エンジニア

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    2025年06月11日
  • 三体3 死神永生 下

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    終わった、とんでもないところに連れて行かれて終わった。今まで見たり読んだりした物語の中で、1番大きい。振り落とされそうになる壮大さも、想像の限界を感じるのも、そう来たかどころではない展開も、こんな読後感も他にはない

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    2025年06月10日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    ネタバレ

    面白かった。
    途中難しいところもあったので、なかなか読み進められなかった。
    呉定縁のキャラクターが特に好き。
    それぞれの人生の歴史があるから、それを無き物にする事は難しいとは思うが、復讐がその人を幸せにするわけではないところが切なかった。

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    2025年06月07日
  • 三体3 死神永生 上

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    三体IIのラストで白けてしまい続きを読むか迷いました。でも三体IIIではNetflixで気になっていたラダー計画について語られていて、諦めずに読んでよかった。
    人類が集団や社会として描かれていて、ソードホルダー、智子に対する評価が状況次第でころころ変化し、絶望の中で救ってくれる存在を渇望するところなど、人類はどんなに時が経って技術が発達しても、本質がまったく変わらない。
    宇宙船が4次元空間に入っていく場面を、文章で表現できるところが、作者さん翻訳者さんともにすごすぎます。読んでいて想像力が暴走して、本を閉じても、3次元にいながら脳が作り出す無限大のイメージに溺れます。
    宇宙は11次元あるらしい

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    2025年06月07日
  • 三体3 死神永生 上

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    「ついに」

    仮初の平和を味わい、本当の敗北を知り、想像力の限界を超えた
    これまで無限大に拡がってきた展開が、ここに至ってシンプルに生き残ることを目指す方向に収束してきた感覚。
    世論がいちばん怖いかも。
    コンスタンティノポリスの魔術師の話も繋がってきてよかった。

    終わってほしくない……

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    2025年06月07日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    素晴らしい!最大の恐怖に直面したら人類は確かにこんな風になってしまいそうだ。三体世界の弱点と、それを突くべき面壁計画に痺れる。鳥肌が立ちっぱなし!大人になって、こんなに先が読めない小説を読んだのは久しぶりだ。先が気になって眠れない!

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    2025年06月06日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    Ⅲにこれは超えられるのか?

    どのキャラクターも活き活きしていた。
    みんな好きだけどやっぱり常に期待を裏切ってくる羅輯が一番好き。
    大史が老汪に言及してくれたのも好き

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    2025年06月05日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    面白かった!けど色々ありすぎて疲れた〜
    最後の最後までどこに落ち着くのか、落ち着けるのか、そわそわした
    話が終わってからのち、作者の注釈が続き、明代をふわふわ彷徨っていた心を落ち着かせてくれたのもとても良かった
    この注釈がまたすごい量で、読み応えがある

    個人的記録として
    (「」内タイトルは中国時代劇)

    鉄鉉
    「永楽帝」での鉄鉉の生き様ととてもスムーズにリンクした

    于謙
    「大明皇妃」(永楽帝時代から宣徳帝の後の代まで描かれる)でも違った苦労を重ねた上で出世して、于謙の于謙らしさを最後まで存分に発揮

    殉葬
    皇室の殉葬は「尚食」で、市井の殉葬は「玉楼春」で描かれている
    玉楼春はたぶん時代がも

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    2025年06月04日
  • 三体3 死神永生 上

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    「黒暗森林」の人気が高いだけに「死神永生」はどうかなと不安に感じながら読み始めたが、前作を上回る面白さで少し安心
    本作は焦点を当てている人物がずっと一人だったので内容が追いやすくて圧倒的に読みやすかった
    人間の行動範囲が宇宙にまで広がり、さらに科学技術の大幅に発展しているため、内容が煩雑になりそうだがうまくまとめてて良くこんな話が書けるなと思ってしまった
    特に終盤の展開を読むと下巻が気になって仕方がないので、また明日から続きを読みたい

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    2025年06月03日