泊功のレビュー一覧
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科学的なことはよくわからない笑
けど、それを加味しても展開が面白い。絶望的な状況、冬眠システムを使用して時間を経過、宇宙規模の場面などさまざまな要素を盛りだくさんにしながらも全てのことがつながりごちゃごちゃせずにまとまっている。地球に突きつけられる絶望的な状況で主人公が最後にしたことがもうなるほどと驚き、ページが進んでしまった。
最高の場面展開、緻密な設定、途中で感じるもうこれはだめだという絶望感が最高に最後の展開を面白くしている。途中から主人公の幸せを願ってました。もう一人の主人公は、自分の役割を全うするも状況は最悪、これが打開策につながるとは思いもよらなかった。
一巻の主人公のわんみゃおが -
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プロローグ
映画『2001年宇宙の旅』が好きだ
鬼才スタンリー・キューブリックの作品だ
原作は、SF小説の巨匠アーサー・C・クラーク
勿論、原作も後世に語り継がれる名作だが
映画は、飛び抜けている
自身のオールタイムベストのTOP3に入る
SF映画の金字塔である
人類が1969年に初の月面着陸を行うが
この映画は、その1年前の1968年上映という点も
驚きである
そして、この映画の圧巻は冒頭15分
約400万年前の類人猿が宇宙人が残したと
される黒い石板“モノリス”に触れることによって
武器などを使い始め、目覚ましい進化を
遂げるのである
また、この15分間は、無声で効果音と音楽のみで
進 -
Posted by ブクログ
ネタバレ破壁人に見抜かれて暴かれるシーン、律儀に1から全部解説してくれてじわじわ削りにくるの意地悪すぎてめっちゃ好き
水滴の速度落とさず急ターンできるのチートすぎるな
特にこの宇宙シーンは1,2作目よりかなりSFぽくて好き、というか三体はSFジャンルて説明すると妙に矮小化される感じがするから、何ていうジャンルに当てはまるのかな
タバコの箱に広告表示される世界線やだみがすごい
猜疑連鎖のルオ氏の説明も、巻末のなぜ宇宙人が地球以外に見つからないかのアンサーとしてかなり腑に落ちた
黒暗森林の前の上巻の墓の蟻のプロローグ読み返すと味わい深い
三体のどデカい主力艦隊が来るシーンや宇宙エレベーターについて -
Posted by ブクログ
2025年版「このミステリーがすごい!」海外版第1位の作品。
今年はまだ半分しか過ぎていないが、恐らくこの作品が自分に取っても今年のベストワンになる。
中国の歴史小説ということで敷居が高く感じて手を出しかねていたが、食わず嫌いはダメだと実感。
とにかく、やたらに面白い。
実在の歴史上の人物をキャラクターに設定した、中国発の超大作エンタメ冒険小説。
政治的陰謀に巻き込まれ、命を狙われる皇太子が、心に傷を持ち、役立たずと呼ばれながらも実は切れ者の捕吏、ひたすら忠実な下級役人、ミステリアスな美人女医ともに、南京から北京までの決死の逃避行を試みる。
敵味方入り乱れてのどんでん返しに次ぐどんでん -
Posted by ブクログ
最高におもしろかったです!中国語を漢文調に巧みな翻訳がされていて、漢字多め、漢字の画数多めの「冒険歴史ミステリー」です!
学生のとき、朝に漢字小テストとかあるとイヤでした・・・漢文の授業?とくに思い出なく、灰色気分だったかなぁ?
でもこの本は、楽しかった!言葉のリズムがいい、キレキレ。意味わからん言葉も多いけど、並んでいるワードが新鮮に感じられます。読むだけで、教養あるひとになった気分です。
日本なら室町のころ、中国王朝の「明(みん)」初期が物語の舞台です。
この楽しさは、漢文調のノリに加えて、次々と展開する物語の「スピード感」の凄さにあると思います。
作者の馬(マー)さんの臨場 -
Posted by ブクログ
三体が面白すぎたので、劉慈欣短編集も読んでみた。全13遍漏れなく面白かったけど、印象深かったの作品は以下の通り。三体のモチーフにもなってる作品もあるから、好きな人は是非読んでほしい一冊。
郷村教師…あとがきでも触れてたけど、広大な宇宙と小さな個体の描き方がえぐい。2つが交わった瞬間は痺れた。
カオスの蝶…バラフライ効果の意味は知ってたけど、それが物語になるとこんなに面白いのかと。
詩雲…これがダントツ好き。テクノロジーが芸術を超越することはないというのがよく分かって痛烈。
栄光と夢…2国間オリンピック。ありそうで怖い笑
月の光…何度も歴史が動いたようで結局何も起きてないのが面白い。1エンジニア -
Posted by ブクログ
三体IIのラストで白けてしまい続きを読むか迷いました。でも三体IIIではNetflixで気になっていたラダー計画について語られていて、諦めずに読んでよかった。
人類が集団や社会として描かれていて、ソードホルダー、智子に対する評価が状況次第でころころ変化し、絶望の中で救ってくれる存在を渇望するところなど、人類はどんなに時が経って技術が発達しても、本質がまったく変わらない。
宇宙船が4次元空間に入っていく場面を、文章で表現できるところが、作者さん翻訳者さんともにすごすぎます。読んでいて想像力が暴走して、本を閉じても、3次元にいながら脳が作り出す無限大のイメージに溺れます。
宇宙は11次元あるらしい -
Posted by ブクログ
面白かった!けど色々ありすぎて疲れた〜
最後の最後までどこに落ち着くのか、落ち着けるのか、そわそわした
話が終わってからのち、作者の注釈が続き、明代をふわふわ彷徨っていた心を落ち着かせてくれたのもとても良かった
この注釈がまたすごい量で、読み応えがある
個人的記録として
(「」内タイトルは中国時代劇)
鉄鉉
「永楽帝」での鉄鉉の生き様ととてもスムーズにリンクした
于謙
「大明皇妃」(永楽帝時代から宣徳帝の後の代まで描かれる)でも違った苦労を重ねた上で出世して、于謙の于謙らしさを最後まで存分に発揮
殉葬
皇室の殉葬は「尚食」で、市井の殉葬は「玉楼春」で描かれている
玉楼春はたぶん時代がも