泊功のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
上巻を読み終えた勢いで、一気に読み終えた。
三体Ⅱよりもスケールが大きいと思って読んでいた三体Ⅲ上巻よりも、更にどんどんとスケールが大きくなり、最後にはもうこれ以上は本当にあり得ないというスケールの宇宙にたどり着く。
一生の内にこれだけ大きな物語に触れることができたことは私にとって幸運であったと思えた。
読み始める前は、決して読み終えられないと思った。途中で挫折してしまうのではないかという恐怖があった。まるで宇宙に出て新天地を探すことをためらう人類のように。
読み進める内に、想像したこともない展開の数々に心が躍った。ときにはページがなかなか進まない暗黒領域のような地帯もあったが、前へ、何があろ -
Posted by ブクログ
ネタバレとうとう読み終わってしまった。
本当に面白い三部作だった。
空間的にも時間的にも圧倒的なスケール。
人類を虫ケラに思わせるほど発展した三体文明も、さらに超高度文明にとってみれば変わりない。
そんなわけで一瞬で滅ぼされてしまった。
しかも実行者はその文明内ではヒエラルキーの下位に位置する者らしい。
恒星を破壊する活動は誰でもできるお仕事として扱われている。
物語中、程心にのしかかる責任は半端なく大きい。
太陽系を救うこと、滅亡を受け入れて遺すこと、生き残ること、宇宙を消滅から救うこと。
どれも想像がつかないほどの重みだった。
物語には教訓がつきものだったりするが、三体のスケールはそんなもの -
Posted by ブクログ
キャ~! 蘇荊渓(そ・けいけい) 様~ !
(*´∀`)ノ
ギャ~! 昨葉何 (さく・ようか)様~ !
(*´艸`)ノ
も~、女子たちに大人気! いまならカリスマ・インスタグラマー?だと思います。だって、妖艶で華麗、かっこよすぎます!
作者の馬伯庸(ば・はくよう/マー・ボーヨン)さんは、物語を終えて、蘇荊渓さんを「任侠のひと」と表現されていました。
任侠とは、「仁義を重んじ、弱気を助け強きをくじくために体を張る」ひとだそうです。そして、彼女は深い知性のひとでもあります。
この本は、中国の明(みん)の時代を舞台にした「冒険歴史ミステリー」である『両京十五日』上・下巻の下巻です。まだのかた -
Posted by ブクログ
こちらでの評価が高かったので手に取ってみました。面白い!今まで中国の方の書いた中国の時代小説を読んだことなかったので少し不安がありました。(「薬屋のひとりごと」的な中華風の日本人が書いた小説や、「三国志演義」なような中国の方が原作だけど最早あちこちで意訳されてる…のどっちかくらいしか読んだことなく)
でもそんな心配、杞憂でした。
ただ、他の方も書かれてますが漢字多めで、中国人なら共通認識で知ってるのかな?漢詩とか地名とか人の名前とかちょいちょい出てきてカッコ書きで簡単な説明はあるのですが、それだけじゃわからない!!せめて日本語版には地図だけでもつけてもらいたかった。。でも、それを上回る面白さ