泊功のレビュー一覧

  • 三体II 黒暗森林(下)
    上下巻合わせての感想。第2部になり急にSF色が強くなった。第1部が序章であったような感じで、読み始めから一気に物語に惹き込まれた。これをどう映像化するのか楽しみ。引き続き第3部も読んでいきたい。
  • 円 劉慈欣短篇集
     今、中国SFが面白い。
     三体を代表する劉慈欣の短編集。

     時代遅れの炭鉱から、新たなエネルギー源を得ようと実証実験を開始するもそれは地獄の業火の始まりだった(地火)

     ボスニアヘルツェゴビナへの空爆に対し、地球上のある一点でアクションを行い、天候を操ることで阻止しようとする科学者がいたのだが...続きを読む
  • 三体II 黒暗森林(下)
    とんでもないスケールによって描かれているこのシリーズもいよいよ後半へ。
    「水滴」が怖すぎる!!
    とんでも無く硬い、絶対に壊すことのできない物体がただ超高速で突っ込んでくるというどシンプルなとんでもない攻撃のアイデアには衝撃を受けました。
    シーチアンさん、ずっとかっこよすぎます。
    相変わらず自分には難...続きを読む
  • 三体II 黒暗森林(上)
    三体 第2巻の上
    下の展開に向けた下準備といった内容でした。
    徐々に様々な場所、人のストーリーが深掘りされていき、終末決戦に向けた準備がちゃくちゃくと進行していきます。

    史強が羅輯の空想の女性像の似顔絵を作るシーン
    自分が本書を読む上で想像していた女性像の特徴と一致して言い当てられてしまい、読みな...続きを読む
  • 三体II 黒暗森林(下)
    「三体」に続き、圧倒的なスケールにただ驚き、引き込まれて、もう「すごい」の一言です。

    宇宙における人間の無力さにがっくりしたり、もしかしてもうこんなこと起きてるんじゃないかと怖くなったり‥
    そして最後は‥

    理系的なところは難しくて理解できないこともあったけど、物理や宇宙にも興味が...続きを読む
  • 三体III 死神永生(下)
    三体シリーズの中で一番面白かった。分からない理論が多かったけど、一緒に宇宙旅行をした気分になったので◎!世界は広がるんだけど、生命は全てが幻という気持ちにもなる物語だった。
  • 三体III 死神永生(上)
    三体の中で一番さくさく読み進められた!2作目で語り尽くしたのでは?と思っていたがそんなことはなかった。SFはすごい。上巻だけで様々なことが起こったが、下巻も厚みがある。楽しみ。
  • 三体II 黒暗森林(上)
    前作があまりにも難し過ぎて続きを読むか悩んでいたが杞憂だった。1作目より難解な単語は圧倒的に少なく、より物語の進行が中心だったのでとても楽しく読み進めることができた。

    三体人は高度な技術を持ってはいるが、自身の思考を素直に表現することしか出来ず、人間のように嘘をついたり偽装などによって高度な戦略を...続きを読む
  • 円 劉慈欣短篇集
    短編のひとつひとつが意外性に富んでいて楽しめた。解説にも書いてあるが、三体のエッセンスが随所に感じ取れる。この短編たちがあの傑作の礎になっているのかと、また違った意味での感慨もあった。
  • 円 劉慈欣短篇集
    この作者はハズレがない。今回も面白かった。三体の世界に繋がる発想や着眼点をいろいろな短編で楽しめる。空想の設定も科学的な説明で現実的にありそうな気持ちにさせられる。三体のような重厚長大な世界もいいが、短編で少しづつ感じるのもいいと思った。
  • 三体III 死神永生(下)
    あまりにスケールの大きな内容に拡大。
    宇宙そのものの存在意義、時空を超えたストーリー。
    一体この作者に限界はあるのか?
  • 三体II 黒暗森林(下)
    これまでの三体シリーズの中で一番読みやすかった!
    細いところはよく分からんけど。
    それにしても良くこんなSFを思いつくなと感心。
  • 三体III 死神永生(下)
    やっと全部読み終わった。長かった。
    長いが、引き伸ばしや無駄な箇所がなく内容の濃さ、密度は圧巻だった。
    また、第三部については、
    太陽系の危機をどう乗り越えるか・光速をどう超えるか・宇宙はどうなるのか
    というスケールの大きな問題に対し、想像力が凄すぎて感動した。
    少し難しかったが、最後まで読んで欲し...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    黒暗森林で綺麗に終わり、抑止の後どうなるのかと思っていたら、
    執剣者、智子と展開は止まらず面白かった。
  • 三体III 死神永生(下)
    スケールがでかい。創造力がすごい。後半やや駆け足に感じたけれど、宇宙を想像するのにとても良い本。もちろんあくまでこれはフィクションですが、それでもこんな想像はしたこともない世界観でした。圧巻。

    しかし、この感動は1から読んでこそ。そして、読み終わってがっかりしない大作。

    それでも生命への友愛を貫...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    暗黒森林による抑止状態の地球以降が主な場面だが、その先に続くエピソードが面壁計画時代に一月盛り込まれる。

    抑止力が機能するための条件についてはかんがえさせられる。これは三体社会による地球侵略で描かれるが、核による抑止と理屈は変わらない。

    なんにせよ、最後の対談からの続きが気になる。とても面白いし...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    前巻でストーリーは一段落してしまった様な気がしていて、III死神永生は外伝なのかと勝手に想像していましたが、そんなことはなかったです。
    よくもまぁ、中弛みさせずに次から次へと物語をたたみかけてこられるものです。

    ややハードな感触のSF&バイオレンス描写と、甘酸っぱいラブストーリーのエンターテインメ...続きを読む
  • 三体II 黒暗森林(下)
    大風呂敷を広げまくり、伏線を張りまくり、見事に回収してみせた!大したものだ。面白かった。

    艦隊壊滅のシーンでは、核融合を動力とした航宙艦が撃ち抜かれて核融合の暴走で爆発するシーンがあるけど、核融合を維持できなくなってシステムが停止するのではないのか?と思わないでもないけど。トカマク炉ではない未来の...続きを読む
  • 三体II 黒暗森林(下)
    まさにスケールが壮大。高校とかの時にこれとガリレオ読んで物理学に興味持てばよかった(笑)
    とはいえ、当たり外れを除き未来を想像する一助になるという意味でも多くの人に読んでもらいたい。
  • 三体III 死神永生(上)
    序盤で雲天明に感情移入してしまったので程心がその後全然思い出してあげないのを見て(聖母のような扱いされてるけど)悪い女だなと思ってしまった笑 暗黒森林抑止のスイッチがルオジーから程心に渡された直後に三体文明が侵略を開始。大移住の苦難の中、宇宙で生き残っていた艦隊が三体文明と地球の位置を公開することで...続きを読む