泊功のレビュー一覧

  • 三体2 黒暗森林 下

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    読みにくい部分はやっぱり多いけれど、上巻で立てられていた作戦が明らかになって、八方塞がりの世界にちょっと希望が見えてくるような終わり方が好きだった。

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    2026年04月26日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    IIは400年後の三体襲来に人類が足掻く話です。
    Iは未知世界の探索みたいな高揚感が常にある感じで、IIも未来の地球危機に現代人がどう足掻く様子が書かれててどちらも最高に面白いです。
    本作のキーワードは面壁者。三体人は脳波で直接意思疎通するから思考が筒抜けで、人間では当たり前の隠すって言う概念がない。その性質を使って考え出した策が面壁者。
    選出された4人の策略が闘争本能、敗北主義、現実逃避とよく考えられててこれがまた面白い。
    地球の運命がたった4人の頭の中だけに託されるって、一見異常だけど、それぐらい混乱しても仕方ない話だなと。
    その重圧の中での行動や思惑がいかにも人間味溢れてて、見どころだと

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    2026年04月22日
  • 三体3 死神永生 下

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    簡単に読み通せるSFではないし、全てを理解できたかと言われたらできていない部分は多い。しかしながら核融合エンジンの炎の色や恒星X…の惑星の色の記述に代表されるように色彩感あふれる世界観がリアルさを醸し出しているように感じられた。色彩の描写しかり、4次元空間や2次元空間の描写などが本当に見てきたかのような臨場感であり著者の頭の中を見てみたいほどであるが、これらを破綻なく訳出した訳者らに心から賛辞を贈らせていただきたい。最後に恋愛小説のエッセンスが垣間見られたのも象徴的で、これだけ壮大な宇宙の物語であっても種の存続というファクターは無視できないという本質的な事実に改めて気付いた。足掛け数年掛けて読

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    2026年04月20日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    長い!しかし、長すぎるとは思わせない。
    歴史冒険ものでもあり、ミステリーでもあり、恋愛ものでもある。でっかいエンターテインメントを体験したなぁ、面白かったなぁ〜。

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    2026年04月19日
  • 三体3 死神永生 上

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    ​【結論】
    ​完結編の幕開けである本作は、これまでのシリーズで提示された「宇宙の法則」を、さらに残酷な「文明の生存戦略」へと昇華させている。序盤の停滞感を補って余りある、後半の爆発的なスケール感と心理描写。これは巨匠・劉慈欣と読者の「信頼関係」が試される一冊だ。

    ​■ 序盤の「沈黙」は、巨匠との信頼の証
    ​物語は1453年のコンスタンティノープル陥落から始まる。正直に言えば、最初は「何を見せられているのか」と困惑し、面白さが加速するまでには相応の時間を要した。
    ​しかし、我々読者には前作『黒暗森林』を共に潜り抜けた著者との確固たる「信頼関係」がある。一見、象徴的で不可解な伏線や「階梯計画」の

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    2026年04月19日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    前作に続いて、ワンミャオが出てくるとおもってたら、全く出てこないし言及もされないしでちょっと残念だった。

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    2026年04月07日
  • 三体3 死神永生 上

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    今回一番印象に残ったのは、程心が執剣者になった瞬間だった。正直あまりにもあっさり抑止が崩壊して笑ってしまったが、同時にこれは構造的には納得感しかなかった。

    程心は人類と三体世界の仲介になろうとしていたように思う。執剣者に求められていたのはむしろ逆で、「撃つかどうかを合理的に判断する人物」ではなく、「合理性を超えて撃つ可能性を否定できない人物」や、ウェイドのように「こいつなら閾値を超えたら絶対やる」という確信を与えるような振る舞いが求められるべきだったと思う。羅輯はやはり個としての判断基準を持っており、それが誰にも共有されないという点に本質的な強さがあったのだと思う。彼は人類に対しても完全には

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    2026年03月30日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    1はそんなに刺さらなかったので据え置いていたのだが、同じような人が2は面白いとレビューしていたので手に取った。確かに面白かった。
    400年後の対決に向けてどこにリソースを注ぐべきかという考え方が興味深かったのだが、それをウォールフェイサーに一任するという展開に驚いた。背景を踏まえたとしても現実で考えたらとても採択されるとは思えなかったが、案の定作中でも皮肉られていて苦笑した。おまけに主人公が理想の恋人を妄想したり、果てには妄想の恋人をウォールフェイサー権限で探し出したりして、一体何を見せられているのかという気分にもなった。そりゃ「計画の一部」がミームになるよ。とは言え冷凍睡眠で時間軸が飛ぶと大

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    2026年03月30日
  • 三体3 死神永生 上

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    IIも、ぶっ飛ぶ感じの展開で面白かったが、個人的には、世紀が進展するⅢ上の方が、読みやすく面白かった!星を好きな人に贈るというのはとてもロマンチック。下巻に突入中。

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    2026年03月22日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    とにかく膨大な展開。まるでアクション映画を延々と見せられている、そんな内容で、終盤には読み疲れてくるような厚みがある作品でした。皇位継承に関わる陰謀、白蓮教の暗躍と動向、さらに国内の民の生活と願いが、これでもかと現れ出てきます。しかも皇位に関する件が解決に向かう その時、とある登場人物の復讐が明らかになっていきます。機会と気力がある方は読んでみることをお勧めします。

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    2026年03月19日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    三体が面白かったのでこちらも読んでみた

    【印象に残った短編】
    ・郷村教師:高度な知的生命体から見た地球人。相互情報伝達は音波を通した毎秒10ビット程度の低性能なもの。世代間の記憶継承能力も無い地球人が技術を進歩させてきたのは、「教師」という人達が知識を紡いでいったから。物語後の子供たちの将来に想いを馳せずには居られなかった。

    ・詩雲:神に近いテクノロジーを持つ生命体が、古代地球文明の「漢詩」に興味を持ち、李白を越えようと太陽系全てと引替えに漢詩を総当りで作成しようとする話。
    文化にテクノロジーで対抗しようとするその発想がまず面白い。宇宙に浮かぶ全ての可能性を含めた漢詩のストレージ、それこそ

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    2026年03月18日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    本作は、宇宙文明同士の関係を「暗黒森林理論」という形でモデル化し、人類がそれにどう対抗するかを描いたSFだと感じた。特に印象的だったのは、文明の第一目的が生存であり、さらに文明は技術爆発を起こす可能性があるという二つの前提から、互いに先制攻撃を選ぶ方が合理的になるという発想である。ゲーム理論を学んだ経験から、この結論自体はある程度予想できる構造だったが、それを宇宙文明同士の関係に当てはめ、物語の中心原理として描いている点が興味深かった。
    羅輯の戦略は、同じ面壁者であるレイ・ディアスの計画と通じる部分が多い。三体文明が圧倒的な技術力を持っているにもかかわらず、宇宙に三体星系の座標を公開するという

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    2026年03月15日
  • 両京十五日1 南京脱出

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    著者初読。自分にとっては珍しい翻訳小説でもある。もともと翻訳物にはどこか苦手意識があり、購入をしばらく躊躇していたのだが、物は試しと手に取ってみた一冊である。

    物語の舞台は15世紀前半。日本でいえば室町時代、いまだ戦国の世が到来する以前の頃であり、中国では明が繁栄を極めていた時代だ。当時の皇帝洪熙帝は、皇太子である朱瞻基を留都南京へと派遣する。朱瞻基は実在した歴史上の人物であり、のちに皇帝として即位する存在であるが、恥ずかしながらその背景知識をほとんど持たないまま読み始めたため、序盤は状況を掴むのにやや手間取った。

    さらに、物語の随所に登場する官職名や職業名、あるいは地名などがすべて漢字表

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    2026年03月15日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    人類滅亡の危機が迫る圧倒的な緊迫感と、主人公・羅輯(ルオ・ジー)のどこか突き放したような私生活。そのあまりに歪な対比と、彼の掴みどころのない行動論理に引き込まれるうちに、物語は一気に加速していく。上巻を読み終えた瞬間、すぐさま下巻を手に取らずにはいられない一冊だ。

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    2026年02月16日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    主要人物の一人である羅輯(ルオ・ジー)に関わる2人の女性の話し方がとても印象的。「作者のコントロールを離れ、やがて彼らの次の行動が予測不能になる。作者はただ好奇心に駆られて彼らのあとをついていき、彼らの生活の細部を除きま見たいに観察して記録する。それが名作になるのよ。」- 羅輯の元恋人である女性小説家から、小説を書いてプレゼントしてほしいとお願いされ書き始めるが羅輯の中で登場人物が自在に動き出すことに悩む。女性小説家は、作者が登場人物をコントロールするのではなく、真に才能のある小説家であれば登場人物は自由気ままに動き回り、作者はただそれを記録するだけだとするメッセージ。
    「ええ。人間の表情、と

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    2026年01月31日
  • 三体3 死神永生 下

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    とんでもない作品だった。後半部分は読んでいて自分の理解と想像が追いつけているのか不安になってしまった。まあ追いつけはしなかった。
    話しのスケール感は大きいが人間臭さがある登場人物に魅了され、最後100ページの展開は美しくも感動的で引き込まれた。
    現代から始まった物語がここまで連れて行ってくれるなんてやっぱり読書はいいものだ。

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    2026年01月29日
  • 三体3 死神永生 上

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    ◯階梯計画
    ◯ラダー・プロジェクトが気持ち悪い。
    ◯ラダー・プロジェクトの気持ち悪さが、「世界99」みたいな話になってきてる。
    ◯ひどい世界だ〜。
    ◯黒暗森林がイマイチ納得できないんだけど、ほんとに見つけた瞬間に攻撃するの?
    ◯面白い。わからないところは、あるけど読む手が止まらない。

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    2026年01月15日
  • 三体3 死神永生 上

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    黒暗森林の着地が良かっただけに、「蛇足」なんじゃないかと思ってたが、そんなことは杞憂だった。
    まるで人類の宇宙戦艦が光速の1%に加速するようにだんだんと面白く、あるいは智子が低次元展開するかの如くお話の風呂敷が広がり、これをどう畳み込むのか下巻が楽しみである。

    たぶん現実世界の大衆をモデルにしているんだろうけど、物語に登場する市井の人々がおバカすぎて、三体人に粛正された方が良いのでは?とウンジェのような感想を抱いた。

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    2026年01月14日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    ◯面白かった。
    ◯頭の中で作った理想の女性が現れて、恋愛して子供作るとか最高じゃん。
    ◯ソフォンはバレないって一部での話だけど、二部では速攻なんの説明もなくバレてるのは??
    ◯とにかく難解。
    内容も、まぁ難しい部分はあるんだけど、それより難しいのは人の名前(笑)とにかく覚えられない(笑)
    ずっと隣に人物相関図と検索するためのスマホを置いてる。


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    2026年01月13日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    難しかったです!
    いや、話の内容は前作ほど理系に浸っておらず読み取りやすいのですが、蟻の視点からの叙述やラオジーが小説家の元カノに理想の女性を導き出される話など、展開が重層的で特に前半はよくわからず難しく感じました。
    しかし面壁計画が出てくるあたりから少しずつ面白くなりました。
    ハッブルⅡ望遠鏡に映る「刷毛」、迫ってきますね彼らは確実に。
    次巻も楽しみです。

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    2026年01月05日