泊功のレビュー一覧

  • 三体3 死神永生 上

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    ネタバレ

    第3部も第2部とは主人公が変わり、三体の脅威に最初にさらされた時代の人物(程心)である。
    細かい章に分かれていて、それぞれどういった目線で書いているのかが不明であったが、それぞれの人物のことを書いているため、特に気にせず読むことができた。
    「執剣者」という新しい考えが出て、それを巡る駆け引き、その結果起こる災難、それを開放した宇宙艦隊のやり取り、それぞれ面白く読むことが出来た。
    ただ、主人公程心の考え方があまり納得感がなく、その部分は合わないなと感じた。
    また、物語にして伝える、というのもよくわからなかった。

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    2025年06月22日
  • 三体3 死神永生 下

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    ネタバレ

    スケールの大きさに驚く!まさか太陽系が二次元に崩落して紙ペラになってしまうなんて誰が想像できるだろう?なぜこんなストーリーが思いつけるのか。作者の桁違いの想像力に敬意を表したい。
    特に好きなのは、童話に隠されたヒントを解読する場面と、プラネットブルーに着陸できず途方もない時間が経ってしまうシーンだ。全ての生き物たちと時の流れで隔たれてしまう切なさと言ったら....これがSFの醍醐味だと思う。
    ただ、程心のキャラクターは好きになれなかった。愛の象徴だとしても、一辺倒すぎるというか、人間らしい奥行きを感じられない。ウェイドの研究に迷いなく終止符を打つあたりはウェイドの言う通りもう少し考えるべきだっ

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    2025年06月20日
  • 三体3 死神永生 下

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    ネタバレ

    四次元世界との絡みをもっと膨らませるのかと思ったらファンタジーな話に。まあ、広大な宇宙からしたら人類とは...となるとそうなるかという感じ。広さもそうだが何万年何億年と言う時間軸を人は想像できない (by ドーキンス) 難しい世界...。

    原著は2008年出版(元は2006年頃連載?)の小説。量子もつれで超高速通信?智子(ソフォン)の11次元構造→2次元展開?冬眠(SF定番ですね)?水滴は強い力(相互作用?)で全部結合してるの?推進力は?突っ込みどころは多々あると思われるが、気にしてはいけない。それっぽい物理用語 (10次元宇宙は超ひも理論からかね?) とSF用語が散りばめられているだけでわ

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    2025年06月15日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    2作目として読み始めた。出てくる人物はほとんど新しく、この三体という作品内の時代の経過を感じる。
    全体として、前作の方が理解しやすい場面が多い印象を受けた。
    しかし、下巻も読んでみないとわからないことも多いので、とりあえず読み進めてみる。

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    2025年06月08日
  • 三体2 黒暗森林 下

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    上巻より盛り上がってきてオチもよいけど、もう少し宇宙社会学を掘り下げてくれるとよいなあ。SFらしからぬメンタルの話が多いのもよい。けど、長い...。

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    2025年05月22日
  • 両京十五日1 凶兆

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    2025.5 中国の人は史書の引用が好きですね〜
    小説曹操や三体と同じで読みにくいったらありゃしない文章だけれど展開が早いのでどんどん読み進みました。

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    2025年05月16日
  • 三体3 死神永生 上

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    三体文明の地球侵略に対抗する面壁計画の裏で、女性エンジニア程心が発案した極秘の「階梯計画」が進行していました。
    目的は、三体艦隊に人類のスパイを送り込むこと。
    そしてこの程心の決断が、人類の命運を揺るがすことになっていきます。
    新たな展開を見せる物語。
    益々面白くなっていきます。

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    2025年05月05日
  • 三体2 黒暗森林 上

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    天体物理学者葉文潔が宇宙に向け発信したメッセージが、異星文明の三体世界に到達。
    新天地を求める三体文明は侵略艦隊を地球へと送り出します。
    太陽系到達は四百数十年後。
    人類のあらゆる活動は、三体文明が送り込んだ極微スーパーコンピュータ智子に監視され、しかも、科学の発展を邪魔していました。
    絶体絶命の危機に直面した人類は、面壁計画(ウォールフェイサー・プロジェクト)を発動。
    人類の命運は、四人の面壁者に託されました。

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    2025年05月05日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    薄々勘付きながらも下巻の途中で、あ、これは韓流歴史物のメロドラマをやってるな、と確信し、読み進めるテンションが下がっていった。

    また、随所に散りばめられる格闘や、ピンチを奇跡的に乗り切る描写は、Netflixドラマ化にはうってつけのチープな演出に感じた。

    最後まで読み切った事は、エンタメとしてのクオリティの高さを認めざるを得ないが、ミステリーとしてのラストはイマイチ揺さぶられるものもなく、歴史物として読んだとしても、やたら長い筆者本人のあとがきを読んだほうが有意義に感じた。
     

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    2025年02月24日
  • 両京十五日1 凶兆

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    固有名詞や故事が多くてとっつきにくいのだが、まず読み飛ばして、危機また危機を、4人其々知勇を生かしての脱出アクションものとして。読み飛ばさなければ、もう+1か。

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    2025年01月06日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    上下巻だけど一気に読んだので、面白かったのだと思う。
    歴史的な事実とフィクションがあるのだろうけど、中国史に詳しく無いので、登場人物の会話に使われる故事も楽しめた。日本漫画の影響、ハリウッド映画の映画を受けてそうなところが面白いのだけど、ちょっと深みが無いかなあ。

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    2024年07月09日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    全体的にけっこうおもしろかった。「メッセンジャー」「月の光」「鯨歌」「カオスの蝶」がこのみ。
    「郷村教師」の特異点爆弾はスタートレックの赤色物質が思い浮かんだ。

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    2024年06月01日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    前篇の『Ⅰ:凶兆』とくらべて没入感が減ったかな。
    まったく関係のない対比だが『三体Ⅲ』の読後感と似ているような消化不良。
    期待感が絶頂になったホラ話の収束には少々不満かな。諸手をあげて称賛している書評家の意見には同意しない。

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    2024年05月18日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    面白い。

    ベストセラーSF「三体」につながるアイデアもちらほらと(最後の「円」とか)。この人のぶっとんだ発想は実に楽しい。そして、翻訳のせいかもだが、文章が読みやすい。

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    2023年06月19日
  • 円 劉慈欣短篇集

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    三体の中に含まれる要素が以前から散りばめられていたというのが分かる作品集。あとがきにある通り、三体が分厚すぎて中々手を出せない人にオススメ。作者の描く壮大な宇宙SF×個人レベルの手触り感のある問題の掛け合わせを体験できる。

    個人的に好きなのは、メッセンジャー、詩雲、円円のシャボン玉かなー。

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    2023年05月09日