一色さゆりのレビュー一覧

  • コンサバター 幻の《ひまわり》は誰のもの

    Posted by ブクログ

    アート系ミステリーを読んで、戦争と平和、国とは何か、文化を継承して守ること、を考えさせられました。
    晴香が必死で美術品を守ろうとする姿が、とても格好良かったです。
    ここからはちょっとネタバレですが、スギモトさんが晴香をパートナーにした理由、自分にない美徳を持っているから、ということが美しいと思いました。
    また他の登場人物が、その国の文化が生きながらえているうちは、その国は生きている、ということに、国としての誇りを考えました。
    次巻も楽しみです。

    0
    2021年09月19日
  • 神の値段

    Posted by ブクログ

    川田無名の作品を独占的に扱うギャラリーを経営する永井唯子.無名はニューヨークで活躍し名声を博したが帰国後はぱっとせず、最近になって人気が爆発した.田中佐和子は唯子にスカウトされた形でギャラリーで働いているが、無名のNY時代の作品が届いて話が展開する.中国人のグループなどが訪れ商談が始まるが、突然唯子が死んでしまう.唯子だけが無名との接触が可能で、途方に暮れる佐和子.犯人の目星は立たず女性捜査員の金谷とだけ僅かな接触がある.例の作品は無名の謎の指示で香港でのオークションへ出品するが、唯子の夫 佐伯章介の支援で何とか乗り切るが、佐和子は犯人の目途をつける.無名がさりげなく佐和子を助ける件が良かった

    0
    2021年08月09日
  • コンサバター 大英博物館の天才修復士

    Posted by ブクログ

    イギリスの街並に実際に行ったみたいでワクワクした。博物館の中の迷路やエジンバラでのドライブなど楽しい。
    各話のメインキャラクターのその後が想像できるのも良い。小出しされるとニクイ。和時計というものは恥ずかしながら初めてその存在を知ったので、実際に見てみたいな。できれば小さくなって中に入ってみたい。
    晴香がケントの舌を懐柔するのかと思ったら、晴香がフィッシュアンドチップス好きになっていた。郷に入りては、と言うけど、恐るべし、ジャンクフード。
    アンジェラはぜひ晴香としまむらに行ってほしい。何ならオソロのTシャツとか買って着てほしい。多分可愛い。
    神奈川沖浪裏ほ以前美の巨人たちでVR再現された映像を

    0
    2021年07月28日
  • コンサバター 大英博物館の天才修復士

    Posted by ブクログ

    好きなタイプのアートミステリーだった。
    大英博物館のキザな天才修復士と、主人公の修復士が辿るアートというよりは、その対象物に関連する周囲の人間の動きに関わる謎、というべきか。修復士というのも良い。
    印象としてはちょっとダン・ブラウンに近いような構成だが、大きな謎、というわけではないのでさっぱり目に感じるかと。

    0
    2021年03月30日
  • コンサバター 大英博物館の天才修復士

    Posted by ブクログ

    題名の「コンサバター」とは絵画や壁画などの修復士と言う意味。
    イギリスの大英博物館を舞台に2人の日本人の修復士が、様々な謎に挑んでいきます。
    全4章+αの連作短編集です。
    ミステリーといっても殺人事件が起きるわけではなく、章ごとに一つの実際に存在する芸術作品が登場し、「科学」を駆使して解決へと導いていきます。その芸術作品の歴史・背景も登場しますが、どっちかというと科学捜査をメインに展開するので、ちょっとしたスリル感がありました。
    壊された作品が偽物だったり、ミイラが入っているかと思いきや昔の札束だったりと興味を誘う物語ばかりでした。

    実際の芸術作品の歴史だけでなく、大英博物館の闇の部分も描か

    0
    2020年07月06日
  • 神の値段

    Posted by ブクログ

    「『されど死ぬのはいつも他人』」(p.238)
    「『アートは理解するものではなく、信じるものだと思います』」(p.254)
    「『価格と値段の違いを知っているか』」(p.337)

    0
    2026年08月08日
  • モナリザの裏側

    Posted by ブクログ

    時代背景も主人公の年齢もさまざま。1枚の絵画に寄せる想い。絵画を通じて出会う人生の岐路。

    「青い馬の瞳」
    重い時代だがラストは救いがあってよかった

    「千年のあこがれ」
    少女漫画か朝ドラみたい。ひたむきな主人公たちがかわいい

    それぞれのテーマとなる絵画を見ながら読むとより楽しめる。

    0
    2026年08月05日
  • モナリザの裏側

    Posted by ブクログ

    1枚の絵から紡がれる人生を描く5つの短編集。絵、歴史、絵に対する考え方(絵の価値は自分で決めれば良いなど)の勉強になる。

    ナチスが前衛芸術まで弾圧していたとは知らなかった。愚かすぎて笑える。「モナリザの裏側」は、なんとも悲しい話だった。

    最愛の人には出会うのではなく育てていく

    期待しない、受け流す、慌てない、感謝
    ー人間関係をうまくやっていくコツー

    0
    2026年07月26日
  • モナリザの裏側

    Posted by ブクログ

    美術品に関わる一色さゆり作品は好きなのだが、本作の人間物語が妙に緩く感じてしまい読む手がなかなか進まなかった。

    0
    2026年07月24日
  • モナリザの裏側

    Posted by ブクログ

    アートに関する短編集。どの話も登場人物をそっと応援したくなる話だった。『千年のあこがれ』が一番好き。この2人がその後どうなったのか気になる。『青い馬の瞳』は今までにない不穏な雰囲気の話しだった。

    0
    2026年07月19日
  • 神の値段

    Posted by ブクログ

    美術ミステリーという切り口は新鮮で、専門的な知見が盛り込まれている点は興味深く読めた。
    一方で、物語の構成にはややアンバランスさを感じる。主人公のキャラクター造形や解決に至るプロセスの納得感に欠け(あまり有能感はないのに最後だけキレキレになる)、さらに警察捜査や金融取引の描写が総じて大雑把。細やかな美術描写に対して周辺のリアリティが薄く、全体的に手触り感が乏しい。

    0
    2026年07月02日
  • 音のない理髪店

    Posted by ブクログ

    ところどころじわっと泣いてしまった。起承転結といった感じ。文もするすると、とにかく読みやすい。どこまで本当でどこからが創作なのか(本当に執筆後10年経って青馬と再会したのか?)が気になる!

    0
    2026年07月01日
  • 音のない理髪店

    Posted by ブクログ

    言葉が通じてもすれ違ってしまうことは今までの人生において幾度とあった。言葉があるから喧嘩をしてしまうし、分かり合える事もあるけど言葉が無くても分かり合えることもある。表現するって難しい。
    これからも手話の勉強頑張って沢山の人と出会いたい。

    0
    2026年06月27日
  • 音のない理髪店

    Posted by ブクログ

    思ってたよりずっと重い話だった。現在は過去より良くなってると信じたい。そして未来はもっと良くなることを信じたい

    0
    2026年05月28日
  • ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵

    Posted by ブクログ

    美術館ってたまに行きたくなります。
    本作、 軽いストーリーで味付けした美術/美術館ガイドという印象。悪い意味ではなく、味付け具合が程よくてシンプルに美術館に行きたくなる物語でした。

    初読みかと思ってたら、「音のない理髪店」の作家さんだったんだ 。

    0
    2026年05月13日
  • 音のない理髪店

    Posted by ブクログ

    音のない理髪店という小説を五森つばめが描くまでの過程を追うのがこの物語。つばめは、祖父母が聾者、そのため父がコーダ、その娘で、自身はあまり祖父母に関わらずに育ってきた。デビュー2作目が書けないつばめは、理髪店を営んでいた祖父のことを書きたいと考え、父や伯母、祖母、聾に関わる人たちにインタビューする中で、祖父の生きた姿に出会い、自分がその人生を描く意義を見出す。

    聾の方たちが現在差別的な扱いを受けていないとは思っていないが、それでも当時よりは良い方向に向かっていると信じたい。聾であることが優生保護法の対象となり得たということに衝撃を受けた。

    そんな時代でも、支え、次へと繋げようとする人はいた

    0
    2026年04月12日
  • 音のない理髪店

    Posted by ブクログ

    評判だったので読んでみました。
    帯に書かれたような気持ちになかなかなれず。
    障害のある人の物語は、「感動ポルノ」と呼ばれないようにするのは難しい。
    難しいなと本当に思いました。

    0
    2026年04月10日
  • 音のない理髪店

    Posted by ブクログ

    作家デビューしたものの、次作に悩んでいた五森つばめが、
    日本初のろう者として理髪店を開業した祖父・正一の半生を描くため、ろう者たちの過去と現在、ろうの祖父母やコーダとしての父・叔母などから話を聞いていく

    ハンセン病の人が「優生保護法」の名のもとに強制的な不妊手術を受けたことは裁判などで聞いたことはあるが、ろう者もまたその対象とされていたことは知らなかった
    正一も大変ではあったろうが、自身の理髪店を開業できたことは、その時代ではかなり恵まれた方だったのだろう

    まさかのヘレンケラーの登場
    知らなかったことばかりの1冊だった

    0
    2026年03月31日
  • 神の値段

    Posted by ブクログ

    最近、アートもの作家としてちらほらお見かけする、一色さゆりさんのデビュー作。
    元々、原田マハさん、ダン・ブラウン氏といった、アート系ミステリーが好物ということもあり、期待を胸に本書を手に取った次第です。

    マスコミや関係者すらその正体を知らない現代芸術家・川田無名。
    ある夜、無名の唯一の接点であり、彼の作品を世に送り出してきたやり手ギャラリスト(画商)の永井唯子が殺害されてしまい…。

    物語は川田無名のプライマリー・ギャラリーに勤務し、唯子のアシスタントをしていた佐和子の視点で描かれます。
    唯子の死という事件と、彼女が殺害される直前にギャラリーに届けられた、数億円の価値のある無名の過去の大作を

    0
    2026年03月18日
  • コンサバター 幻の《ひまわり》は誰のもの

    Posted by ブクログ

    1冊目の最後の振りは伏線ではなく、騙しですかね。
    地下で例の病気も出ず。ミステリとしてなんだかな…なので続きを読むかは謎

    0
    2026年03月14日