一色さゆりのレビュー一覧
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最近、アートもの作家としてちらほらお見かけする、一色さゆりさんのデビュー作。
元々、原田マハさん、ダン・ブラウン氏といった、アート系ミステリーが好物ということもあり、期待を胸に本書を手に取った次第です。
マスコミや関係者すらその正体を知らない現代芸術家・川田無名。
ある夜、無名の唯一の接点であり、彼の作品を世に送り出してきたやり手ギャラリスト(画商)の永井唯子が殺害されてしまい…。
物語は川田無名のプライマリー・ギャラリーに勤務し、唯子のアシスタントをしていた佐和子の視点で描かれます。
唯子の死という事件と、彼女が殺害される直前にギャラリーに届けられた、数億円の価値のある無名の過去の大作を -
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一色さゆりさんは、東京藝術大学卒で香港中文大学大学院を修了されています。この本では、彼女が東アジアの芸術についての造詣も深いことが伺えました。この作品は、アートと生きざまを感じることができる五つの短編集です。
【ハングルを追って】
淀川の遊歩道のベンチに置かれていた一冊のアドレス帳。ハングル文字で綴った持ち主を探すために、美大の事務職の久崎江里子と油画科の助手の早瀬海子が韓国へ向かいます。
韓国と日本。過去の両国の関係と朝鮮戦争がもたらしたことが、いまでも根強く残っています。アドレス帳の持ち主の人となりが明らかになるも、その家族の思いはまた別のところにあるという、複雑な感情を感じました。 -
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コンサバターシリーズ第6弾。
ルーブル美術館での仕事を終え、ロンドンに帰ってきたスギモトと晴香は再び大英博物館に呼び戻される。晴香はリニューアルに向けた修復を、スギモトは大英博物館が所蔵する“略奪品”の返還に向けたプロジェクトチームの一員として。
返還チームのリーダーは、スギモトの元恋人・アンジェラだった。
ある計画を持ってレジストラーに採用された男、アンジェラに届く不審なメール、博物館は大きな謀略の渦に巻き込まれていく。
舞台を大英博物館に戻した久々のシリーズにワクワク。互いに思い合いながらもすれ違うスギモトと晴香がじれったい。
略奪品の問題を大テーマとし、春画、猫のミイラ、文字、お札 -
Posted by ブクログ
荻原碌山の裸婦像「女」。見る角度、季節、受け手の状態や心持ちなどといった状況の変化で、受け手の感じる印象ががらりと変わるとのことです。
美術鑑賞は好きな方ですが、そんな玉虫色のように変化のある作品にはまだ出会ったことがありません。
是非観てみたいと思いました。
「大丈夫。私の人生だって、そう悪くないはずだ。胸をはって生きていこう」
「大事なのは、誰かにどう評価されるかじゃなくて、あなたが満足しているかどうかだからね」
私には持病があり「人生の貧乏くじ」を引いたなぁと思わずにはいられないこともありますが、他の誰のものでもない自分の人生を楽しんで、誇りを持って生きていけたらと思いました。